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KIMONOMODE

異国できもの暮らしをしています。



模擬レッスンに現れた友人の質問。

「着物の重みは重力に従って、加齢とともに苦痛にならないのかな」
え~っ。それよりも、 加齢とともに内蔵が重力に従って下垂する方が嫌だな.と私は思うのですが。

確かに重い着物もあります。
けれど、 もし着る事への不安を挙げるとすれば、横から自分を紐で締める、巻く事に対する不安はあるでしょう。それらは当然自分の加減でどうにでもなります。

重さが気になるとすれば、私に言わせれば
洋服に ダッフルコート を重ねたときのショックな重さのほうがインパクトがあります。

織りの着物の種類にもよりますが、紬はふんわりと空気を含んだ生地がしっとりと体の表面に沿います。
すると、手に持ったときの重さとは裏腹に 重さが体の一部にかかる事なく分散され より広いで重さを受け止めるのです。


着物って良く出来ています、本当に。

今日のレッスンでは「帯はじめ~半幅帯で文庫むすび」
長い帯を体に巻き、結んで形を作るプロセスを 知って頂きました。
半幅帯はとてもラクチンで応用がきくので、是非ご自分で工夫して頂きたいです


私は生徒さん向けにカラフルなリバーシブル帯を用意したのですが、
私の半幅帯
の方が 裏表なくて楽 といわれ、結局 取り替えっこ


私の方がリバーシブル帯の楽しみ方を 身をもって お伝えしました。





シンガポールは 移住ブーム!

もともと移民に寛容でなくては都市国家機能を維持できない国なので 色々な背景を持つ人が一緒に暮らしている国なのですが、 それにしても過密化さらに進む。。。傾向。

夫が住むマンションの周りは 中心区とはいえ 少し古い空き地なども有ったのに、今や
「雨後のタケノコ」状態らしいです。  高層ビル群に視界が遮られて来たそうな。各所帯がエアコンで熱風を外に吐き出すので、外気温も上昇中。。。怖い

それにしても人の流出流入は 景気と関係するものだし、いつまでも来た人が住み続けるかどうかは分からないものなのに、ここまで建設してしまった後、 取り戻し難いのが 緑です。
熱帯で 子供の遊び場がただでさえ屋外に少ないとはいえ、環境を整える財力が有る国なのだから、公園や憩いの場を増やせば良いのに。。。

ただ、この国の緑は ちょっと手を抜くと ジャングル化 する ので、それなりの維持費がかかるのも分かりますけど。

とにかく、大量の日本人が移住しているようです。サービス業従事者もとても多いそうですし、以前は日本料理屋に日本人がいる事が珍しかったのに、今では珍しくもない光景となっています。

しかし 健康保険制度がない国なので、健康でいないと日本が恋しくなるかもしれません
消費税も上げられるとか。




写真はないけれど、巻きスカートには思い入れが有ります。
小学生時にもお気に入りがあって良くそればかり着ていた記憶があるし、高校生時にも僅かな小遣いでピンクの厚手の巻きスカートを、友達と外出時に大層ハレの気分で履いていたのです。

巻き、と言っても脇に固定ボタンが有るタイプは、実は既成のサイズが決まっていて、巻く という 本来の形態は見た目に限定されています。

スコットランドの伝統衣装もスカート状ですが、あれはどういう着方なのか知りたいものです。(確かあれにはプリーツが有る。)

日本の着物は下着の湯文字から裾除け、長襦袢そしてきものまで、体の幅に合わせて布合わせを自分自身で調整します。

私が着物を着る時、
一番好きな行為が、布を自分の体にに付ける、「重ねる」時。

布が自分のものになる。
一体化とまではいかないけれど、ものとしての境界を超えてその瞬間我が身を守る側になる。その時の何とも言えない安堵感が好きです。それは私にとっては暑い夏でも変わりません。

紐で「巻く」それとは違う「面で重ね巻く」行為。

世界には多様な衣装があり 巻きつける行為で完成する 最終形態は様々です。
いづれも 土地の気候風土と密接に関係して 快適さを追求して形作られ、 更に美観や意味付けも加わり 自己アピールの道具にもなります。

中国で寮生活中は、バリ人の男子学生から貰った地元特産のバティックに感激したのが かの地の衣服文化に触れた最初でした。
暑い夏は朝から晩まで腰にそのバティックを適当に巻いて暑さをしのいでいたものです。

日本は四季の温度変化が大きく、さすがに腰に巻き付けて完成とは行きませんが、代わりに重ね着に意味を添えて発展した個性化が独特だと思います。

巻くという動作に、一瞬の集中のようなものがなくては 布を衣服として安全に また 快適に着る事はできません。

そこが、布を我が物としてまとう 一番の醍醐味だと思うのです。

マニュアル通りにはいはい次、と着る事だけを伝えたいのではなく、「へえ 不思議、」とか「こんなに着方で違うものなんだ」
のような、「新鮮な発見」をお伝え出来たら良いな と考えています。

着物が既にこの国の平均的な日常着ではない時代、あえて「不思議がって」着物に手を触れてみようと興味をもっていただくのも良いかな、とも思います。

何しろ、着物は 五感への刺激と 知的欲求 の両方を見事に受け止めてくれる衣服なのですから…。

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電車から外をふと見たら、真冬の雪富士… 春が来るとかすんでこんなにクリアに見えなくなりますね。
銀座くのや がもうすぐ閉店。
私は顧客でも何でもない只のお客 だったのですが、やはり佇まい自体が雰囲気のある老舗が消えるのは淋しいです。

なんとか閉店迄に写真でも、と思っていたらギリギリで用事が出来たので、閉店売り尽くしに滑り込みました。

既にくのや自慢の風呂敷はほぼ完売し、ガラガラ。

私はガーゼハンカチを買って 、ついでに写真を一緒にお願いしました。



銀座の目抜き通りにあるこのお店には 何時も外国人観光客が珍そうに顔を覗かせていました。
中国人男性はウールトンビコートを大層気に入ったようでしたし、御財布や小物も 日本にしかないものを興味深く見ていたようでしたが…。

地価の高さと利益率の低さ、建物の老朽化や職人の高齢化、など色々な要因が有るのでしょう。

とにかく、もうメガブランドは跡地に入らないでもらいたいものです。

銀座らしさとは何なのか、今後銀座は生存できるのか、遠方より考えてしまいます。


最近毎日のように中国の事を考えています

それは ただ 私の心のアイドル が中国アモイにコンサートにやってくるからではなくて、

中国でやり残した事があまりにも多く、若気の至りで 真面目に取り組まなかった事も山ほど有るからでしょう

その一つが お茶

中国茶が大好きで、今でも引出しの中はお茶で一杯



これは 雲南省の 餅茶(プーアール茶の 円盤型)
時間が経つにつれ味わい深くなるので 育ててますゆっくりと

お茶はいつも欠かさず、マグやらお茶セットやらを傍らに、仕事中まで飲んでいました。
今思えば 福建省なんだから 茶藝師の資格をとればよかったとつくづく後悔しています。
これは茶道ではなく、 お茶のいわば知識と 入れ方(藝)のマスターですね。


今でも ウーロン茶、鉄観音、 緑茶、紅茶 その他いろいろ 気分を変えて飲みます。

茶壺もすばらしい世界が広がっていて、これにはまると 散財する運命に

本当に 中国茶 大好き です。

以前は農薬、一時心配もしましたが、かといって日本の普通の茶が安心かというとそういう訳でもなく。。。 (いわゆる中国の「有機」さえ怪しいともいわれますし

彼方にいた頃は  家が 親戚が 知り合いが 「お茶どころ」という人が多く、そういう人は 店でお茶を買わなくても 贈答で十分足りていました。(ここ静岡みたい。)
私もおこぼれをもらって大層 おいしい思いをちゃっかりしたものです。




今日は 気のおけない 且つ 一番 容赦してくれない 仲良しにお願いして、

私がシミュレーションする 着付けレッスン 初心者マーク付き 挑戦者になっていただきました。

自己紹介をさらりと~ という段階で

「あのー 着物は今後 進化するんでしうかね?」

ちょっと待った(`_´)ゞ その話はまた今度マッタリとしようか~…

photo:01



色々脱線しそうになりましたが、後は一応想定内に収まり…。

意外と(?)心配屋さんだったので、勇気づけながら たくさん褒めて 自信を持ってもらいました。

しかしさすが 教育学部卒、アドバイス参考になりました~ どうもありがとう音譜


静岡県立美術館にはロダン館があり いつも「地獄の門」が鎮座しています
photo:01



上部に 考える人 がおり、仮設階段から目近に眺められ ます。
「細部を見たい」というリクエストに答えてくれたんですね。
全体像は隠れて「工事中」みたいですけどね汗

この門、裏に回り込み 裏側も丸見えで面白いんです…。
photo:02





昨日仕度しておいた 久しぶりの 銀鼠の綸子きもの

久しぶりでたら~んと良い感じではありましたが  なんかはずれ だったのです

なぜなら 綸子は薄くて柔らかくてしっとり良い感じ…にはなりますが これが!

  おお寒い…

まず日の出る前に起きだして袖に手を通す あの瞬間の ぞくぞく。。。


1日中恋人を思う切ない気分で思い詰めていた

ああ 紬よ 紬 あなたはどうしてそんなに ほっこりなの  
あなたのぬくもりにいつまでも包まれていたい 

隣のクラスメートもきれいなピンクの紬 「そう~お天気良いし 春を意識してね♪ほっこり桜 気分なの♪」だそうです
心底 羨ましい~ やはく家に駆け戻って紬に着替えたい と切に思った1日でした

特に 真綿の紬は空気を抱きこんでいるので とても ほっこりです。
春がくれば 汗ばむ日も近いでしょう。 今のうちにほっこり紬に愛情をかけてやりませう



(関係ないが 寒いと無性に食べたくなる マレー系Nasi Padang  (所謂ぶっかけご飯)
辛い物 食べたい~)





シンガポールで話題の LVショップに冷やかしに行き、なーんにも買わずに アッこんな所に!と購入したのが

私が大好きな Andy Goldsworthy の写真集
静岡県立美術館で彼の作品大写真をみて衝撃を受けて以来  

大地が受け止める 自然/人工の融合  

巨岩に貼り付けた赤はポピーの花びらです。


時々ぺらぺらめくってはほおっとため息をついています



ちょっと思い出したので雑記。

シンガポールのショッピングセンターでキモノ

ちらり、「おや>?>>> kimono...] ( この人何様?)のような視線を感じた
プラス
「熱いのにご苦労様なことで」のような哀れみも?
 ちらっと見て「別に何てこと無いよ~この国は多民族国家だから(?)」的な反応が興味深い。

浴衣はビル内ではぞくっと寒くなるので 結局 襟付きで小千谷縮が重宝しました。

シンガポール American Club で友人と待ち合わせ
欧米人(主にアメリカ人か) 
「Oh~~ キレイネ! スゴイネ!ジャパニーズキモノ I love Kimono! ]
ストレートなところがさすがアメリカン。初対面ながら 友達になれてしまうのではという勢いで空気の壁を打ち破れました。

ロンドンでキモノ

視線。特に年配の男女から投げかけられた「伝統衣装はウツクシイデスネ。。。」というにこやかな笑顔。
ロンドンは移民が非常に多いので、色んな視線が混ざり合ってとてもexciting
パリとは違うストレートな色使いが大好きです。
そんな勢いの有る色が多い人々に揉まれていると、キモノカラーの好みもビビッドになりそうです。
フライト中に観た「ビビアン ウエストウッド」のドキュメントに感動した。。。
彼女の素晴らしいセンスにキモノがかかるとどうなるのかしら。。。


ちなみに私は右近下駄で上品目の鼻緒を選び 石畳を歩き続けました。大事なのは裏にゴムがしっかり付いていたこと。

中国でキモノ

意外に古典系が好み と感じた
たぶん振袖 友禅染 への憧憬 や 日本が有り難く頂いた手仕事文化のルーツが残っているからかもしれません。

落ち着いた色目に古典柄の帯なぞを締めると好評でした。少なくとも私がご一緒した方々の中では「モダン系」を楽しむムードは無かったようです。
もしかしたら北京上海および大都市では夜遊び用の現代柄も歓迎されるでしょう。

中国旅行にキモノ…大賛成ですが 経験上 マイカーで無ければ 必ずおしりに風呂敷orハンカチを敷きましょう 

海外でキモノを「これは母の、祖母の、非祖母の」と説明などしようものなら 賛嘆の嵐… 

「I feel as if my grandma was here with me , when I put her Haori-coat on.]
(おばあちゃんの羽織を着ていると、彼女と一緒にいるみたいに感じるの。)

あ~中国に行きたくなってきた(ムズムズ)