接戦の1,2セットを制し、専大にストレート勝利!失セット0のまま3週目へ | 早スポオフィシャルブログ

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春季関東大学リーグ戦 4月14日 小田原アリーナ

 

 春季関東大学リーグ戦(春季リーグ)3戦目、早大は専大と対戦した。セットを先取し、2セット目では序盤から押される展開になるも、終盤に逆転。3セット目では要所でブロックポイントもあり、大差でこのセットも早大の手に。セットカウント3-0(25-23、30-28、25-17)で無傷のまま春季リーグ第2週を終えた。

 

 第1セット序盤はクイックが相次いで決まった。リベロ布台聖(スポ2=東京・駿台学園)の安定したレセプションからMB菅原啓(教2=山形南)の速いクイックにつなげる。MB麻野堅斗(スポ2=京都・東山)も圧倒的な高さのクイックで相手守備を振り切る。その後、相手に崩される場面があったが、セッター前田凌吾副将(スポ3=大阪・清風)が後方から的確なトスを上げ、攻撃につなげる。中盤にはOH小野駿太(スポ1=静岡・聖隷クリストファー)が相手のスパイクをブロックし、盛り上がりを見せる。その後もOH佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園)のパイプ攻撃などで得点を重ねていき、25-23でセットを先取した。

 

菅原のクイック

 

 第2セットは終盤まで押される展開となった。前田のツーアタックなどで早大も得点するが、相手の攻撃に守備が追いつかず、11-16。しかし、ここから体制を立て直す。MB板垣慧(政経3=京都・洛南)のAクイックや、佐藤が強烈なサーブで相手を崩したところに小野がダイレクトを打ち込むなどし、同点に追いつく。そして、板垣と佐藤の2枚ブロックで22-21と逆転すると、相手がタイムアウトを要求。しかし、タイムアウト明けも再び板垣、佐藤のブロックがさく裂する。相手の連続シャットアウトで再び逆転を許すが、ここで粘り強さを見せる。小野のサーブで崩し、そこを前田、菅原、佐藤の3枚ブロックで封じるサーブアンドブロックでセットポイントを握り、最後は菅原のダイレクトでデュースまでもつれ込んだ戦いを制した。

 

前田、菅原、佐藤の3枚ブロック

 

 第3セットは小野のパイプ攻撃や麻野や前田のブロックで着実にブレイクを重ねる。一時同点に追いつかれるも、そこから小野のバックアタックや、麻野のトスからのOP畑虎太郎(スポ3=福井工大福井)のスパイクなどで6連続得点。セット終盤には板垣のクイックや途中出場した徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)のスパイクで得点し、相手を寄せ付けない。畑のノータッチエースでマッチポイントを握ると、最後は板垣のブロックでストレート勝利を決めた。

 

(記事 町田知穂、写真 井口そら、指出華歩)

セットカウント

早大3―0専大

 第1セット 25―23

 第2セット 30―28

 第3セット 25―17

 

スタメン

アウトサイドヒッター 佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園)

アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ1=静岡・聖隷クリストファー)

ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ2=京都・東山)

ミドルブロッカー 菅原啓(教2=山形南)

オポジット 畑虎太郎(スポ3=福井工大福井)

セッター 前田凌吾(スポ3=大阪・清風)

リベロ 布台聖(スポ2=東京・駿台学園)

 

途中出場

馬渕純(スポ4=岐阜商)

板垣慧(政経3=京都・洛南)

新井琉之介(法2=東京・早実)

伊東昌輝(商2=山梨・日本航空)

徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)

 

 

コメント

前田凌吾副将(スポ3=大阪・清風)

ーー今日の試合をチームとして振り返って
初の連戦というところで難しい状況だったのですが、2点差のゲームを1・2セット目で取り切れたことがチームとして大きくて。その中でしっかりサーブレシーブやサイドアウトをやろうと言っていたのですが、少し自分たちで吐き出すミスがあったので、来週以降はそこを意識していきたいです。
ーー個人としては
個人的には相手チームのブロックを見てトスを上げるというところに関してはうまくできたと思うのですが、競った場面や負けている場面でうまくチームを機能させられなかったので、そこのトス回しとリーダーシップをもっと発揮していきたいなと思います。
ーー上級生いない中、キャプテンとしてコートに立つことに気持ちの部分で難しさはありますか
難しさは全然ないのですが、自分たちがやりたいことをやろうというところで、下級生も声を出して盛り上げてくれているので、あとは僕がしっかり引っ張って、チームがどううまく機能するかを考えて練習にも取り組んでいくことが大事かなと思います。
ーー第2セットは押される展開ありましたが、チームとして意識していたことは
麻野が入ってあまり日数が経っていなかったので、ああいう状況になると思っていたのですが、その中で板垣が入ってきてくれて、春合宿にやってきたかたちになって、チームが安定して、板垣もいい役割をしてくれたので、ああいう局面になった時にもう1度全員が集中できるようにやっていきたいと思います。
ーーリーグ前にミドルが重要と仰っていましたが、いかがですか
板垣と菅原に関しては、コンビの制度は高いので、あとは試合の中でどれだけ点を取れるか、サイドにあまり負担をかけさせないようにするのかが大事になると思うので、そこをもう1度徹底してやることと、麻野に関してはブロックはいいのでもっとコンビであったりコミュニケーションをとって、3人でうまく回してやっていければなと思います。
ーー次戦への意気込み
来週も連戦になるので、1セット1セット集中して自分たちのやりたいバレーを追い求めてやっていきたいです。