村上汰が決勝に登場、須田も決勝へ | 早スポオフィシャルブログ

早スポオフィシャルブログ

早稲田大学でスポーツ新聞を製作する「早稲田スポーツ新聞会」、通称早スポの公式ブログです。創刊から64年を迎え、600号も発行。ブログでは取材の裏話、新聞制作の秘話、現役大学生記者の苦悩を掲載‥これを読めば早スポ通になれる!

国際大会代表選手選考会(50m) 3月22日 東京アクアティクスセンター

 

 国際大会代表選手選考会6日目。日本の名だたる選手が顔をそろえるこの選考会で、大健闘を見せてくれた早大選手たち。4年の須田悠介(スポ4=神奈川・湘南工大)、田中大寛(スポ4=大分・別府翔青)らが注目の50メートル自由形予選に登場。そして自己ベストで準決勝を勝ち抜いた、好調の村上汰晟(スポ2=兵庫・明石南)が決勝に登場した。

 

★須田が準決勝進出

 男子50メートル自由形予選に、早大から須田、田中、山口遼大(スポ1=東京・暁星)の3人が出場した。100分の1秒の差が勝敗を大きく分ける、一瞬も気が抜けないレースだ。予選では須田と田中が同じ組に登場。勢いよくスタートを切ると、二人は間を泳ぐ中村克(イトマン東進)を追いかける展開に。須田は22秒77というタイムで、7位で準決勝進出を決める。今大会調子を上げられずにいる田中は、23秒06で22位という結果に。惜しくも準決勝に残ることはできなかった。山口は38位に終わり、予選敗退となった。そして迎えた須田の準決勝。浮き上がりからスピードに乗り力強い泳ぎを見せ、7位でフィニッシュ。日本最高峰のスプリンターが集う決勝へと駒を進めた。

準決勝で勢いよくスタートする須田

 

★村上汰が決勝の舞台で輝いた

 自己ベストを更新し、6位で200メートル背泳ぎ準決勝を突破した村上汰。決勝ではより上の順位を目指したいと語った。注目の決勝には入江陵介(イトマン東進)らも登場し、会場には熱い声援が響き渡る。緊張感のあるレースだが、村上汰は序盤から先頭に食らいつく攻めた泳ぎで、最初の50メートルを4位で折り返す。その後も懸命な泳ぎで、7位で決勝を終えた。準決勝からタイムを落としたものの、決勝の舞台で堂々としたレースを見せた。

決勝のレースを泳ぐ村上汰

 

 前日に行われた50メートル決勝を4位で終えた、亀井涼子(スポ2=東京・淑徳巣鴨)が200メートル背泳ぎ予選に登場。200メートルはあまり得意ではないと語っていた亀井。前半から積極的にレースを展開するが、予選を20位で終え、準決勝進出は果たせなかった。そして男子200メートル個人メドレーに出場した、長牛太佑男子主将(スポ3=京都外大西)。好成績を残すチームメイトを見て、鼓舞されたという長牛。最初のバタフライを好タイムで入るが結果は25位に終わり、準決勝進出は叶わなかった。満足のいくタイムではなかったが、「ここ最近では良いレースができた」と振り返った。

中盤、粘りの泳ぎを見せる長牛

 

 明日は須田の決勝、そして早大のエース・松本信歩(スポ3=東京学芸大附)が五輪代表を狙う、200メートル個人メドレー予選が行われる。その他予選競技にも、早大選手が複数出場予定だ。選考会もいよいよ残すはあと二日。残すレースで、選手たちはどんな活躍を見せてくれるだろうか。 

(記事 神田夏希、写真 植村皓大)

結果

◇予選

女子200メートル背泳ぎ 

亀井涼子 2分18秒43【20位】日本学生選手権突破

 

男子50メートル自由形 

須田悠介 22秒77【7位】準決勝進出

田中大寛 23秒06【22位】

山口遼大 23秒22【38位】日本学生選手権突破

 

男子200メートル個人メドレー

長牛太佑 2分02秒89【25位】日本学生選手権突破

 

◇準決勝

男子50メートル自由形

須田悠介 22秒58【7位】 決勝進出

 

◇決勝

男子200メートル背泳ぎ

村上汰晟 2分00秒06【7位】日本学生選手権突破

 

コメント

長牛太佑(スポ3=京都外大西)

――予選を振り返っていかがですか

 あまり調子が上がらない中だったんですけど、ここ最近ではよいレースができたと思います。

――予選のレースはどのような気持ちで臨みましたか

 昨日早稲田の選手たちが結構良い結果を出していたので、自分ももっと頑張らないと、と思って臨んだんですけど、結果はあまり良くなかったです。せめて2分01秒台は出したかったです。

――今後のレースに向けて

 本番は夏だと思うので、チームとしても個人としても、調子を上げられたらと思います。