引退ブログ 29期のん | 早稲田大学チアリーダーズFALCONS

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早稲田大学チアリーダーズFALCONS(ファルコンズ)です!
私たちは競技チアリーディングサークルで、大会をメインに活動しています
少しでも興味がある方は、ぜひご覧下さい❤️

入部から引退までFALCONS最高身長の座を守り続けました🏆 29期スポットの のんです!


本日が引退前ラスト二部練だったという事で、お昼に学館のセブンでちょっと奮発していた私達の可愛い末っ子げっちゃんからブログ担当を引き継ぎました🌙


この引退ブログ、どうやら思ったより読んでくれている人がいるみたいです。

なんだか緊張しますが、自分らしくゆるっと書こうと思うので皆さんもゆるっと読んでくれると嬉しいです。



私は今まで国内外と転校続きの学生時代を送ってきました。

小中高合わせて日本の学校に通った期間はわずか三年、しかしその短いスパンでなんと三種類の制服を着ていました。影武者でもいるんか〜

環境を転々としているうちに新しいコミュニティに上手に溶け込むスキルを身に付けたのですが、途中からこれはつまり広く浅い人付き合いにばかり落ち着いているだけでは…?という捉え方をしてしまうようになりました。

そんな悩みから、大学では絶対に一生物の仲間と居場所を見つけてやる!と心に決めていました。


上京してまだ間もない四月。

気が付けばFALCONSの体験練習会にソロ参戦し、入部するか迷っている参加者を片っ端から道連れにしようと現役ばりの勧誘ハラスメントをかまし、その日中に入部届を提出。

運動のうの字も知らなかった子とは思えない行動力に家族はびっくり、おばあちゃんからは「キャラじゃないね!」(チクチク言葉) と正直すぎる反応を頂きました。


授業がなくても練習はあったので、コロナ禍中のキャンパスライフの記憶は七割くらいFALCONSです。

室内からZoomを繋ぎ細長いベランダでダンスを踊っていたオンライン時代(後日足音がうるさいと学生マンションの管理会社から一斉メールが届き怯える)、

先輩に怒られすぎて毎回29期だけ帰り道がお通夜状態だった早稲田祭練習、

28期さんにスタンツの楽しさを教わった初めての大会…


怖いもの知らずでチアリーディングを始め、ブラジルやアメリカでの暮らしと同じくらい刺激的な毎日が始まりました。



FALCONSは基本常に大会期間なので、新歓と早稲田祭以外で表舞台に立つ機会はなかなかありません。 

ジャージ姿で登校し授業の合間を縫って自主練に向かうようなチア一色生活を送っていると、クラスの友達に「今は何に向けて頑張っているの?」と聞かれる事も少なくなく。


練習と本番の量がここまでアンバランスな表現スポーツ、サークルというくくりでは確かに珍しいのかもしれません。(正直FALCONSは部活要素の方が多いのです…)


大会に出すたったの二分半のために週四練習に励む日々。

冬の二部練習なんて、早朝から地下のアリーナに引き籠もり帰る頃には外が暗くなっているので不健康の極みです。そんな生活がずっと続くので、久々に日曜日に外出して人ってこんなにいるんだ…と不思議な気持ちになるのはオフ期間あるあるだと思います笑


このように色んな事を我慢しなくてはならない状況には勿論疲れる時もありますが、自分は大会の度にチア楽しい!好き!というマインドにリセットするので単純です。


世間では華やかなイメージが独り歩きしがちですが、想像を超えた泥臭さが競技チアリーディングにはあります。何の知識も無く大学から始めた身ですが、そういうチアのアツい部分を知ってからはすっかり沼にはまってしまいました。

大会では選手と観客の声の掛け合い文化があって楽しいので皆さんにも一度体験してみてほしいです。

ちなみにこの曲をリピート再生したら手っ取り早く会場の気分が味わえちゃうよ!↓

https://youtu.be/tWw98GL_X3A?si=awtw8FMuOBOllCJy

※チア界のジャンボリミッキー的なやつ


人生18年目でいきなりアスリートデビューした結果どうなったかというと、10キロ増量して家族や久々に会った友人に腕相撲対決をふっかけるようになりました。

ドベの積み重ねでできた肩の色素沈着や 二層スタンツの練習による凶暴な猫飼ってる?みたいな手首の傷跡に「この年にもなって…」と最初はショックを受けましたが、段々愛着がわきました。決してクリームを塗る事が面倒臭かったわけではないです。


29期のみんなも言っているように、スタンツがとにかく楽しくて。二年生の夏の大会期間中は頻繁に練習の夢を見ていました。



尊敬する皆さんとスポちゃんずショット


体格の他に FALCONSに入部して起こった変化といえばめちゃめちゃ涙もろくなった事です。

早稲田祭最終日、戸山カフェテリアステージのトリを務めた時に舞台裏で運営スタッフさんが泣いてるのを見た時はもう一瞬でした。

嬉し涙なんて高度テクを習得したという事は、勿論その五倍くらい悔し涙も流してまして…

年甲斐もなく帰りの電車の中で彩花と号泣してりょうこによしよしされた思い出もいつかは笑い話になるかな〜

引越しの日すら人前で泣かなかった自分なので、チアリーディングって本当心揺さぶる魔力があります。


と、幹部代の一年だけでプラスもマイナスも全ての感情を味わい尽くしたわけですが…

ファルが好きで、ファルで頑張る自分が好きだという事は三年間一貫していました。


もしかしたらどの代よりもファル愛が強いかもしれないキラキラ31期、

頼もしいけど後輩力もちゃんとある愛おしい30期、

底抜けの明るさで私達を包んでくださる28期さん、

私がいつまでも背中を追い続けていた27期さん。

尊敬するコーチ方のご指導のもと、29期として皆さんと同じ時期に活動できて本当に良かったです。

有難う御座いました。


そして大好きな同期の29期!

私達って性格もだけど体のサイズもバラバラで(うちの代だけ集合写真が映えないのはきっとこのせいに違いない)、競技チア的にもベストな集まりでした。

自分の事を理解し、頼って、怒って、本気で想ってくれる存在がこんなに沢山できるなんて私は幸せ者です。



FALCONS外でも大勢の人にお世話になった現役生活でした。


学部のみんなは私が授業に出席するだけで偉い!と甘やかしてくれるような人達です。

早稲田祭のFALCONSステージを全制覇したり、わざわざ名前の団扇を作ってくれたり、やたら元気💪勇気❤️笑顔😆(全力)をやらせてきたり、それぞれの形で応援してくれているのを感じました。

ちなみにたった15人の春入学組で下駄とバンカラもいる奇跡の代なんです。二人の存在は大きかった!


滅多に全員では集まれないけれど、家族は私の成長を自分以上に喜んでくれました。

入部の時には青春ものが大好きな父から突然チア男子の単行本が送られてきたり、練習動画を見た母にスタンドのおかげで猫背が治った!と感動されたり、弟達に筋肉自慢をしたら良い勝負だったりと笑える思い出ばかりで、おかげでホームシックになった記憶は無いです。一番大きなありがとう!


同じ学校に通う弟に昔からの大親友、と大学からチアを始めた仲間にも恵まれて人の愛に触れながら歩んだこの三年間。


数えきれないほど多くのコミュニティに滞在してきた学生時代でしたが、これほど自信を持って居場所と呼べるのはFALCONSが初めてです。

今年は早稲田ならではのサークル文化にも携われて、学館に行けば知ってる顔がいるなんて幸せすぎる日常も手に入れました。

競技チアリーディングの世界に温かく迎え入れてくれて、人生において貴重なこの時期を彩ってくれたFALCONSというチームが私は大好きです。



膝の状態が良くなく夏に長めの休養期間を頂いた私にとってインカレは5ヶ月ぶりの大会です。

復帰一週間後に挑んだトライアウトでは理想の結果を出す事ができませんでした。

それでもこの期間中新しい学びが沢山あり、自分がチアを好きになった理由を再確認するきっかけになりました。


最後の最後でまさかの初めましての青マットですが(会場代々木じゃないんかい!!)

しっかり地面踏んで、やることやって、ラスト目一杯楽しんできます!


P.S. 各位 

引退したからといって急に本名で呼び出すのはやめてね

のんちゃんでしか反応できないので(^人^)


🩰次の引退ブログ担当はFALCONS副代表の菜々です🩰

一人暮らしの私は菜々’s モーニングコールにかなりお世話になりました。スペシャルサンクス🐓



29期 のん