未だ学生だった頃、250ft(≒76m)巻のフィルムを写真関連の某貿易会社に買いに行ったことがありまして、、、普通のフィルムは20枚撮りとか36枚撮りとかで売っていますが、プロ用やスタジオ用として売る分は中身は同じでもルピシアの紅茶の缶みたいなものに入れて売っているんですね。でもって、近所のカメラ店で空になったパトローネ(フィルムケース)は無償で貰ってきて、暗室に籠って250ft巻のフィルムを鋏でちょん切ってパトローネに詰めて、ってな作業をして使うわけなんです。
実際には拙宅に暗室なんてないので書斎の雨戸を閉めて押し入れに閉じこもって作業するんですが、、、。こうやって自分でフィルムを巻くと、普通に20枚撮りとか36枚撮りとかで売っているものよりも、かなり安く調達できるんです。真夏にこの作業をするのはちょっと辛いですけど。序でに書くと、裁断の仕方は極めてアバウトなので、31枚撮りとか42枚撮りとかの変な長さのフィルムが簡単に出来上がります。うっかり50枚撮りなんてフィルムを作っちゃうと、ベルト式の現像タンクに入れる時にベルトの長さが足りなくなって困るので短めにしておいた方が本来は好都合なんです。
でもって冒頭の貿易会社の件ですが、中小貿易会社なんてものは商品の調達先が外国と言うだけであって営業実態は単なる問屋・販売会社に過ぎないですから、大抵の場合は取引実績のない個人客が現金持っていきなり乗り込んで行っても直ぐに売ってくれます。小口現金を用意しておくのは経理担当者にしてみれば結構厄介な作業のようなので、現金払いの小売客は大抵は歓迎される筈です。当たり前ですが、100円の買い物をするのに10000円札を出して支払ったりしなければですが。
でもって、支払う段になって応対してくれた社員氏が「ちょっと待ってくださいね、え~と、今日の相場は1ポンド213円だから、、、」とかって始めるわけです。この貿易会社は時価で商品を売っていたわけなんです。普通は取引相手との決済日を基準にして1ドル**円とか、1ポンド**円とかって決める筈ですが、この貿易会社は販売日基準で決済レートを決めるようです。あるいは、個人客相手だからそのように応対したのかも知れないです。
普通に貿易やるのだったらインボイスの支払い期限は出荷後30日とか出荷後45日とかですから、その間に対円レートの推移を見ながら一番円が高くなった日に支払い決済をやったりするわけです。これ、個人輸入する時も似たようなもので為替の推移を見ながら「来週が一番円が高そう」と予想する日にFAXで発注してクレジットカードで決済するんです。なんで翌週の相場を予想してやるのかと言うと、個人輸入でクレジットカードで支払いをすると決済日は大抵は翌週になるみたいだからです。私がこの種の予想をすると大抵は外れるので(笑)、毎度毎度「惜しかったな~」の連発ではありましたけれど。1ドル180円だったかで「超円高だ」と思っていたあの頃が懐かしい、、、。