昨日に続き、QNAP NASのTS-262についての話。
運用しているQNAP NASのうち、最もロースペックなTS-231KをTS-262に買い替えました。
その移行にあたり、ネットでなかなか情報が得られなかったことがあります。
と言うことで、実際に実行してみた結果を2点ほど備忘で書いておこうと思います。
○外付けエンクロージャーについて
旧・TS-231KにはTR-002とTR-004の2つの外付けエンクロージャーを繋いでいました。
この外付けエンクロージャーが、新しいNASにつなぎ替えた場合にプールやボリューム、格納データが再認識されるかが不明でした。
ネットでQNAP公式情報を見た結果、できそうだと。
で、実際にやってみました。
結論としては問題なく認識されました。
新しいTS-262にTR-002とTR-004を接続して起動。
※実際にはひとつずつ接続
するとサインイン後に、エンクロージャー検出のメッセージ。
そのままボリュームを復旧しますか?のダイアログに従い回復を実行すると問題なくアタッチすることができました。
ちなみにストレージプールは、エンクロージャーを接続した順に認識され、通番が振られました。
ただしデータボリュームの名称は、もともとの名称が引き継がれました。
なるほど、そういう挙動になるのですね・・・
まぁボリューム名(ボリュームエイリアス)は変更できるからいいですけど。
いずれにしても、NAS間で外付けエンクロージャーは問題なく移行しマウントできることが確認できました。
○USB3.2 Gen2 拡張カード
TS-231KとTS-262にはUSB3.2コネクタが2つあります。
TR-002とTR-004を繋いだのですが、コネクタは1つは背面、1つは前面にあります。
なのでフロントからUSBケーブルが伸びる形になり見た目がよくありません。
そこで、USB3.2 Gen2コネクタを2つ増やせる、拡張カードQXP-10G2U3Aを導入しました。
実はこれ、Amazonのレビューでの評価が良くありません。
頻繁に切断する、みたいなコメントが複数見受けられます。
さらにPCIスロットを使ってしまうことにも抵抗がありました。
※10GbE NICを増設したい気持ちがあったため
(USB接続タイプの5GbEアダプタ・QNA-UC5G1Tを所有しているので、それで我慢するか・・・)
でも、今回は実験的に色々と試してみようと思っていたため、人柱的にトライ。
前述のようにTR-002とTR-004の2台を繋いでみたのですが、今のところ問題は出ていません。
長期的に安定運用できるかどうはまだ分かりませんが・・・
そんなこんなで、ネットではなかなか情報が得られなかった2点を試してみました。
いずれも問題なかったため、備忘で書いておきます。