すべての道はマーケティングに通ず -21ページ目

ヒット要因の解読その4(コールドストーンクリーマリー)

本当は本日の日経産業からネタを拾う予定でいたのだが会社に置き忘れてきてしまった。

何のネタにするか悩んだのだがヒットで思いつくのが私も妻も大好きなアイスクリーム屋のコールドストーンクリーマリーを解読してみることにする。

コールドストーンクリーマリーはアメリカで1300店舗以上を展開している人気アイスチェーン。日本では2005年11月に六本木ヒルズに1号店がオープンして、2008年4月現在23店舗を展開している。-9℃に冷やした石板(コールドストーン)の上で、アイスクリームにフルーツやナッツをみんなで歌いながら混ぜあわせてくれる。

私は月に1~2回は食べている。

【形態】

見た目:ナッツやフルーツなどが混ざったアイスクリームのお店

ネーミング:コールドストーンクリーマリー

内容物:スタッフが歌いながら-9℃に冷やした石板の上でナッツやフルーツと混ぜあわせたアイスクリームが特徴のアイスクリームを販売

USP:冷やした石板の上でフルーツやナッツを混ぜあわせたアイスクリーム

物理的ベネフィット:ナッツやフルーツがよく混ざったアイスクリームが食べられる

情緒的ベネフィット:美味しく楽しく幸せな気分になれる

精神的ベネフィット:いつでもちょっとした幸せが味わえる


アメリカのベンチャー事情の誤解

池田信夫blog 「ベンチャービジネス」の幻想によると、
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f199d44627e35752d0a2527692d6da8e


1. アメリカは他の国より起業家が多く、その数は増えている
2. 起業家の多くはハイテク産業で企業を立ち上げ、その収益率は高い
3. 起業家は若く、新しい技術をもち、夢を実現するために独立する
4. 資金はベンチャー・キャピタルから潤沢に供給される
5. ベンチャーが経済成長の最大の原動力だから、政府が起業を支援すれば成長率が高まる


以上は全て誤りだという。ちょっと驚き。
特に1と3。実際は下記のような状況なのだそう。

1.OECD諸国で自営業の比率が最高なのは、トルコ(30%)。アメリカは7.2%と下から2番目で、日本(10.8%)より低く、その率は90年代より低下している。

3.起業家の平均年齢は40代で、企業をやめて独立するケースが多い。その原因は、レイオフなどによる失業や、会社づとめがいやになったという消極的な動機が多い(こういう起業はほとんど失敗する)。


自営業の比率がOECD諸国で下から2番目でしかも日本より下。さらに失業や会社勤めがイヤになった40代の起業が多いという。こういうイメージはなかった。

とはいえ、
VCが資金を提供して株式公開に至った企業は、1972年から2000年までに2180社だが、これは公開企業の20%に達し、その時価総額は2.7兆ドルと公開企業全体の1/3にのぼる。つまりVCが投資するような新企業は、たしかに経済成長に大きく寄与しているのである。

重要なのは大企業か自営業かという違いではなく、技術力があり収益モデルがしっかりしていることだ。いいかえれば、必要なのは企業としてのstartupではなく、イノベーションを生み出すentrepreneurshipなのである。

との事。

意外とIPOにVCが絡んでいるケースが少ないことが驚き。20%しかないのか。もっとたくさん絡んでいると思っていた。

私の感覚では日本は8~9割は絡んでいそうな気がする。ちゃんと数えていないので正確には分からないけど。

確かに大企業か自営業かという話ではなく、技術力があり収益モデルがしっかりしていないといけないというのは納得。私は技術力のあるところを支援する力をつけたくて私塾に入ったので、少しでも力をつけて、経済成長に寄与するようなベンチャーが生まれるような支援をしていけたらいいなと思う。

アメリカのベンチャー事情も根拠のない思い込みで色々とイメージを作ってきたけど、実態は結構違うのね。日本も捨てたもんじゃないかもね。

ちなみに池田氏のブログは、「The Illusions of Entrepreneurship」という本に基づいている。読みたいけど洋書だからきつい。


ヒット要因の解読その3(おかかえ運転手)

1日あいてしまったが日経MJ5月19日11面より、「お抱え運転手」を分析する。

運転手が富裕層の自宅などに赴き、自転車の運転を請け負う「おかコール」を手がける。

従来は法人向けが主流だった運転請負を個人対象に展開。引退した会社経営者を中心に支持を広げている。同社はハイヤーやタクシーの経験者と契約し、技術やマナーの検収を実施している。利用者から指名を受ける運転手も多いという。

元々は法人向けサービスを中心としていたが、個人からの問い合わせが多かったことに着目し、個人向けのサービスとして別会社を作ったもの。

【形態】

見た目:運転代行サービス

ネーミング:おかかえ運転手

内容物:個人向けの自家用車の運転代行サービス

USP:ハイヤーやタクシー経験者による運転代行

【意味】

物理的ベネフィット:きちんとした運転代行サービスが受けられる

情緒的ベネフィット:引退前の運転手付き時代に戻れる

精神的ベネフィット:成功者のプライドを満たし続ける

何かいまいちしっくりこない。

商品ヒット番付にあったWiiとかだと、他の塾生がやっていたUSPと似たようなものが出せたのだが、Wiiが簡単すぎるのと、まだちゃんと理解できていないのと両方かな。