近江鉄道と湖国バスの車両・1 | わさびくま日記 新別館【バス館】

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滋賀県南部、東部地域を中心に路線を展開する近江鉄道バスと、滋賀県北部を中心に路線を展開する湖国バスの車両を掲載します。近江鉄道バスは近江鉄道線の沿線よりもJR東海道本線(琵琶湖線)の各駅を発着する路線に高い比重が置かれ、草津市や大津市、守山市などで通勤通学路線を多数抱えているのが特徴的です。湖国バスは彦根市や米原市、長浜市などでローカル路線やコミュニティバスなどを運営しています。

 

近江鉄道は西武グループであることから、同じ西武グループの伊豆箱根鉄道(伊豆箱根バス)と同じくライオンズカラーの車両となっています。また車両は日産ディーゼル製の比率が高く、伊豆箱根バスと同様に西武バスからの移籍車もかなりの台数が在籍しています。

 

「その1」では富士重工業(現・SUBARU)製の7Eボディーを架装した、自社発注車の日産ディーゼルUAを掲載します。近江鉄道の自社発注車は長尺で前後折戸、T字型の側窓、青色の窓ガラスが大きな特徴です。車内もハイバックシートが並ぶなど、路線バスとしてはデラックスな装備が際立っています。近江鉄道では「流用車」と呼ばれているこれらの車両は、現在は一般路線よりも貸切や企業送迎などで活躍することが多くなっています。

 

 

 

 

(滋賀22 き360)

形式:U-UA440NAN 近江鉄道あやめ営業所所属 撮影場所:野洲駅前

 

 

1992年式のU-UAです。元々は大型の行先表示器が組み込まれていたため、後部の表示器の枠が大きなものとなっています。また後部のランプが「バス協テール」と呼ばれる小型のタイプとなっています。

 

 

 

 

 

(滋賀22 き587)

形式:KC-UA460NAN 近江鉄道八日市営業所所属 撮影場所:近江八幡駅前

 

 

1996年式のKC-UAです。KC-代からは後部のテールランプが3連式になり、よりかっこよさを増しています。587号車は他の車両と異なり、ウインカーランプが3連の真ん中にあるのが特徴的です。関東圏在住者にとっては、こうした豪華な仕様の7Eは珍しいのでちょっと感動しました。

 

 

 

 

(滋賀22 き588)

形式:KC-UA460NAN 湖国バス彦根営業所所属 撮影場所:湖国バス彦根営業所(イベント時に撮影)/米原駅前

 

 

587号車と同時に導入された車両で、行先表示器が幕式になっているのが大きな特徴です。この写真は以前588号車を使用したツアーが行われた際に撮影したもので、普段は臨時バスや各種送迎などで活躍しています。

 

 

 

 

(滋賀22 き701)

形式:KC-UA460NAN 近江鉄道大津営業所所属 撮影場所:南草津駅前

 

 

1998年式で、近江鉄道で最後に導入された長尺、ハイバックシート仕様の7Eのうちの1台です。主に南草津駅発着の路線で活躍し、多くの学生を輸送しています。

 

 

 

 

(滋賀200 か320)

形式:KC-UA460NAN 近江鉄道八日市営業所所属 撮影場所:近江八幡駅前

 

 

1997年式のKC-UAです。この車両は伏見稲荷大社の初詣輸送に使用するために京都ナンバーになった関係で、「滋賀200」ナンバーを装着しています。ナンバーは(京都200 か644)←(滋賀200 か246)←(京都200 か477)←(滋賀22 き639)と変遷しています。