最近かすみからピカンチシリーズのDVDを借りて、観ました。
で、ピカンチの中にすごく心に刺さったシーンがあるんです。
「生きてれば、何とでもなる」
みたいなことを(完璧にニュアンスで話してます)、タクマのお父さんが亡くなったときにシュンが言うじゃないですか。
私、ちゃんと生きてるかなって。
生きるって、息を吸って吐いて、目の前にある灰色の景色を眺め続けて、大の大人が繰り広げる罵り合い大会を傍観することなのかな。
周りの方から冷静とか、考え方が大人びてるとか、かっこいいとか…言っていただけるんですけど。
私そんなに良い人間じゃないんです。
今までひとつも全力で取り組んだことなんてない。
受験も部活もそれなりに力入れてこなして、就職するときでさえもそのための勉強ろくにせずに。
いい加減な人間なんです。
もしかしたら、こんなこと言ってまた慰めてもらうことを望んでいるのかもしれない。憎い。自分が憎い。嫌いなんです。自分のことが。
先日の話し。
私が美化されているような気がするから、ふと思ったこともここに書き記しておきます。
同期の卒業式を迎えれば、私は少し楽になると思ってた。この縛から解放されるかなって。
でも実際には逆で。結局私は卒業できやんだんやなって、思うようになりました。当たり前です。皆が頑張った分、私は怠惰に過ごしていたから。
皆が外で頑張ってること、すごく嬉しいです。でもそれと反比例で私は頑張る場所が無いって思っています。
無い物ねだり。ほらね。醜い。醜悪って言葉が今の自分の他に似合うのかなって。
最近がむしゃらに生きたいって、思うんです。
1年後、10年後の自分に「ほら、今の私も頑張ってるけど、あの時の私も頑張ってたんだよ」って言い聞かせられるようになりたいです。
1分1秒も自分を失望させるように生きたくない。
人生に無駄なことはないって分かってます。ただ、それを知る代償が力加減をすることなんかなって思います。
生きるって難しいですね。