人形劇 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

〝波を ジャブ ジャブ ジャブ ジャブ かき分けて 

    (ジャブジャブジャブ)

  雲を スイ スイ スイ スイ 追い抜いて 

   (スイ スイ スイ)

ひょうたん島は どこへ行く 

僕らを乗せて どこへ行くゥ~〟音譜

 

この歌詞を知っているのは、おそらく私と同世代・・・若くても還暦を過ぎた方でしょうネ。  

 

このテーマソングで始まる人形劇

 

ひょっこりひょうたん島

 

の第1回がNHKテレビで放映されたのが、今からちょうど60年前の今日・1964(昭和39)年4月6日のことでしたから。

 

        

 

同番組は、それから毎週月~金曜日・午後5時45分~6時までの15分、ちょうど5年間・通算1,224回にわたってカラー放送されました。

 しかし私の実家では当時白黒テレビでしたので、記憶には色がついていません。

 

とは言え、毎回見ていた私は今でもこの主題歌をソラで歌えます。 

 

藤村有弘・熊倉一雄・中山千夏ら懐かしい声優さんが演じた登場人物も、ドン・ガバチョやサンデー先生、大きなメガネをかけた博士、チャッピーやトラヒゲ等々キャラクターも結構憶えてます。

 

     

 

しかし3ヶ月単位で物語の設定が変えられたせいか、残念ながらストーリーは全く記憶がありません。

 

25年程前に原作者・井上ひさしさんが明かしたところによると、そもそもこの物語はサンデー先生以下生徒たちが最初にひょっこりひょうたん島に遠足に来た時に火山の噴火によって死んだところからスタートしていたんだそうな。

 

何とも暗い設定ですけど、登場人物が皆明るくて楽しそうな人形だった故に子供でも楽しく見られたのかもしれません。

 

この番組の打ち明け話満載の本が、9年前に出版されています。

 

 『泣くのはいやだ、笑っちゃおう 「ひょうたん島」航海記』  

           (アルテスパブリッシング・刊)

 

       

 

著者の武井博さんは、同番組制作に携わった元NHKのディレクター。 

 

ストーリーはもとより、番組名が『ひょうたん島盛衰記』→『びっくりひょうたん島』→『びっくりひょっこりひょうたん島』→『ひょっこりひょうたん島』に決まる過程や、歌詞が〝ちゃぷちゃぷちゃぷ〟と聞こえるけど正しくは〝じゃぶじゃぶじゃぶ〟等々、番組誕生までや制作にまつわるエピソード満載ですので、ファンは必読ですョ。

 

ところで、最近はCS放送等で昔のTV番組をよく放送していますが、私にはひょうたん島の再放送を観た記憶がありません。

 

それもそのはず、実は当初放送されたオリジナル版・・・この時代はビデオテープが非常に高価だったため、放送終了後は消去(!)して他の番組で使い回しをしていたとか。

 

そのため、全1,224話のうち現存しているのは、僅か8回分だけ。😣

 

2003~04年にかけてリメイク版が放映されたそうですが、個人的にはやはりオリジナルの方を観たいところ。

 

たとえ8話だけでもいいですから、是非再放送して欲しいです!

ということで、その貴重な映像を、こちらでご覧ください。

 

 

嗚呼、やっぱり一緒に歌ってしまう・・・。😅

 

 

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