世界で最も有名なアマチュア・ゴルファーといえば、〝球聖〟ボビー・ジョーンズ。(↓)
対して日本で最も有名なアマチュア・ゴルファーであり、同じく〝球聖〟とも称されるのが、中部銀次郎氏(1942-2001)。
日本アマ6回制覇という不世出の記録を持つ中部氏の生誕80周年を記念して、彼の言葉を集約した
『中部銀次郎 ゴルフ 心のゲームを制する思考』
(本條 強・著 日経BPマーケティング・刊)
が発刊されたことを最近知り、早速読んでみました。
今日は、その中から私が特に感銘した箇所を(一部編集にて)皆様にご紹介したいと思います。
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「ゴルフでは悔しく思うことばかりおきますよね。 でも悔しい悔しいと言っていてはゴルフは楽しくないし、スコアも良くはなりません。
ですから、悔しいと思った時こそ逆に〝ありがとうございます〟と言うのです。」
「例えばティーショットでチョロして20ヤードしか飛ばなかったとしますよね。
カッと頭に血が上るでしょう。
でもその時に〝20ヤードも飛んでくれてありがとう〟と言うのです。
すると冷静になれるから、2打目で無理して飛ばそうと力むこともなくなるし、しっかり素振りしてアドレスを取って打つことが出来る。
つまり、連続ミスを防ぐことが出来るんです。」
「ティーショットでボールを曲げて林に入れた。
ボールのところに行ってみたら、前は木が密集している。
自分の不運を嘆きつつ、頭に血が上っているから、エイヤッと狭い空間を狙った挙句、木に当ててОB・・・こうなると、悔しいが後悔に変わる。
でも、後悔しても後の祭りです。
だったら、ボールが見つかり打てることに感謝するわけです。
〝ありがとう〟と言えば冷静になれて、後ろに出すことも出来ます。
どんなことが起きても〝ありがとう〟と言ってしまえば、気分転換が出来、大叩きを防ぐことが出来るんです。」
「たとえトリプルを叩いても、トリプルで収まったと思えば感謝できますよね。 気持ちが切り替えられて、次のホールで良いプレーが出来るものです。」
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拙ブログでは、これまで何度か感謝の大切さを記事にしてきましたが、ミスショットした時に感謝するという発想は、これまでありませんでした。
短気な私はミスショットするとカッとして、更にドツボにハマることが
これまで何度もありましたから、その時に感謝して気を静めるという中部氏のアドバイスは、まさに目から鱗。
今後のラウンドで、是非実践したいと思います。
おそらくこの考え方はゴルフだけでなくあらゆるスポーツでも有効なはず。
是非皆さんも試してみてください。
中部さん、ありがとうございます。