午前6時に朝焼けを眺めつつ、ホテルの露天風呂に浸かってお肌がスベスベ(?)になった私ら夫婦が向かった先は・・・特攻隊員が沖縄に向け知覧飛行場を飛び立ち、まず目標にしたという薩摩富士・開聞岳の麓にある、日本屈指の名ゴルフ場
いぶすきゴルフクラブ開聞コース
同コースは1968(昭和43)年に開場、設計は過去多くのメジャートーナメントを開催した日光・大洗・東京よみうり・小樽、そして私たちが一昨年ラウンドした伊勢カントリー(↓)も手掛けた、名匠・井上誠一先生。
同コースでは1981~2004年の24年間にわたり11月下旬にカシオワールドオープンが開催され、あのタイガー・ウッズが1998年に日本のトーナメントに初参戦してラウンドした事でも知られています。
サラリーマン時代からこの南国らしく椰子の木があちこちに植えられている名門コースでプレーするのが夢だった私。
開聞岳とクラブハウスをバックに記念撮影
開聞岳を見上げると、そこに特攻機の 『隼』 が数機飛んでいるような錯覚にとらわれつつ、OUT1番からスタート。
朝日に輝く太平洋を右目に眺めながらのティーショットは、幸いにもフェアウェーの真ん中へ。
さすがは南国・鹿児島、フェアウェーは既に緑色の芝が生えており、加えてこの日は最高気温が東京より10℃も高く、後半は半袖でプレー出来た程の暖かさ。
しかし意外とアップダウンがキツいのに加えて朝から吹く重い海風でなかなか縦距離が合わず。
更に(場所によっては背丈よりも)深く大きなバンカーとアンジュレーションの強いグリーンに苦しめられ、出だしは中々パーが取れません。
しかもプロトーナメントと同じバックティーを使用したため全長7,200ヤード超と長く、私の飛距離では物理的に2オンしないパー4もあって苦戦が続きます。
それでも数ホールで強風やグリーンコンディションにも慣れ、パーが取れるように。
そして迎えた、過去多くの名勝負・名場面を生んできた名物ホールの最終18番・パー5。
豪快に打ち下ろしてから2打目は強烈な打ち上げになるこのロングホールでは、2019年に開催されたメジャー・トーナメントの日本プロゴルフ選手権で、石川遼選手がプレーオフで劇的なイーグルを決めて初優勝を飾っています。(↓)
この時、石川選手は(ティーショットがカートパスに当たって跳ねたとは言え)5番アイアンで見事2オン。
それに対して私はドライバー、第2打のスプーン共にナイスショットしても、グリーンエッジまで40ヤードを残しました。
日本ブロでは多くの選手が2オンしていましたから、やはりプロの飛距離には脱帽するしかありません。
そして打ち上げで根本が見えないピンに向かって突っ込んだ第3打のアプローチは、奥のグリーンエッジに。
最後のバーディーチャンスに賭け、石川選手よろしく強気で狙った4打目はカップをかすめながらも2mオーバー、ガッカリしながら打ったパーパットも外して、何とも締まらない幕切れに。(こういう詰めの甘さが、私の欠点。)😰
目標だったラウンド80切りは最後のボギーで達成できませんでしたが、テレビ中継でよく観ていたINコースだけでも40切れましたから良しとしましょう。
レディース・ティーがかなり前に設定されていたおかげで、ウチの女王様もまずまずのスコア・・・ご機嫌斜めにならずに済みました。😅
この名門コース、通常はプレー日1ヶ月前からの予約開始なのですが、実は経営母体が宿泊した 『いわさきホテル』。
同ホテルに宿泊予約すると、ゴルフ場の予約も1年前から受け付けてくれるんです。
実際我が家も予約したのは去年のうちから。
ゴルフ好きの方は、是非知覧特攻平和会館見学とトーナメントコース・いぶすきゴルフクラブのラウンドをセットでご検討を!