拙ブログ読者で、今まで1度も利用したことがない・・・という方はおそらくいないであろう、コンビニエンス・ストア。
その〝コンビニ〟の発祥がアメリカの
セブン - イレブン
であることは有名ですが、日本においてそのコンビニ第1号店(↓)が開店したのが、ちょうど50年前の今日でした。
1927年に創業したアメリカの保存用氷の販売会社サウスランド・カンパニーが1946年に朝7時から夜11時まで営業時間を延長したことから、店名を〝7-Eleven 〟に変更。
アメリカの初期 7 - eleven
現在でも日本を始め世界各国で使用されているセブン-イレブンの3色カラーは、
緑・・・砂漠のオアシス
赤・・・夜明けの空→開店時間の朝7時
橙・・・夕方の空→閉店時間の11時
をイメージしているそうな。
同社と1973(昭和48)年にライセンス契約を締結して日本にセブン
-イレブンを導入したのは、皆さんもご存じの鈴木敏文氏。
当時イトーヨーカ堂の取締役だった鈴木氏が、アメリカを視察旅行
した際にセブン-イレブンを知り、日本導入を熱望。
自ら資金を出して株式会社ヨークセブン(後のセブン-イレブン・ジャ
パン)を設立。
同社専務取締役に就任して陣頭指揮を執り、現在のコンビニ業界の
先陣を切ったのです。
日本初のコンビニ店となったのは、東京都江東区豊洲にあった酒屋
の山本商店。
先代が病死したため明治大学を中退して跡を継いだものの経営が
苦しく、そんな中で活路を見出すべくセブン-イレブンのフランチャイ
ズ募集に応募したのだそうな。
開店に至るまでの経緯について知りたい方には、鈴木氏やこの山本氏も登場する、NHKのドキュメンタリー・シリーズ、
『プロジェクトX 挑戦者たち
日米逆転! コンビニを作った素人たち』
のご視聴をオススメします。
これは同シリーズ初期の2000年10月末に放映されましたが、私はその時偶然にチャンネルを合わせてこの番組を観て思わず涙し、再放送を録画して同僚や部下に見せたものです。
同シリーズの中でもトップクラスに入る秀作だと思いますョ。
※実はこの番組内に、初期の頃の店舗の写真が何枚か出てくるのですが、そのうちのひとつが私の実家の隣にあった酒屋さんだったので、ビックリしました。😲
さてその後は様々なサービスを導入し、店舗数も2018年1月に全国2万店を突破したセブン-イレブンは、現在もコンビニ業界のトップを走っています。
一方でコンビニ業界では、1975年から始まった24時間営業が人材不足や安全上の問題から見直されたり、またオーナーらの過酷な労働実態などが問題視されているのも事実。(↓)
業界トップの同社が、そういった問題に今後どういう舵取り・対処をするか? 消費者としては注目したいところです。
それでは、最後にクイズをひとつ。
1974(昭和49)年5月15日にオープンしたセブン-イレブン第1号店で、最初に売れた商品は次の内のどれでしょう?
① 冷蔵庫で冷えていたジュース
② コンビニ定番のおにぎり
③ アメリカで売れ行きの良かったサングラス
④ 入口に置いたストッキング
・・・答えは、『ブロジェクトX』 を観れば分かりますョ。😅