ガチョ~ン! | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

9月11日といえば、アメリカ同時多発テロ事件ですが、昭和世代の方なら、ブログタイトルでビンとくるはず。

今日は。人気お笑いジャズバンド・クレージーキャッツのメンバーとしてトロンボーンを吹いていた

 

 谷 啓 さん 

 

の命日・十三回忌にあたります。

       

 

谷(本名:渡部 泰雄)さんは1932年に現在の東京・田園調布に生まれたものの、父親が転勤族のサラリーマンだったため、すぐ広島に転居。 


5歳の時に東京に戻った後、小学生の頃は横浜へ。

 

非常にシャイな性格だった反面、人を喜ばそうと落語に取り組んでもいたそうです。


中学校の入学式で演奏していた吹奏楽部のトロンボーンに一目惚れして同部に入った彼は、敗戦後に進駐軍が持ち込んだジャズに感化され、逗子開成高校時代からキャバレーでアルバイト。


音楽仲間を追って関東学院大学から中央大学に転学し、バンドを組んで米軍向けに演奏を行い、『スイングジャーナル』 誌のトロンボーン奏者ランキングの上位にランクされるまでに。

 

その後フランキー堺さんのシティ・フリッカーズに参加したものの、彼が日活に引き抜かれ俳優に転身したため、同じバンドにいた植木等さんの紹介でハナ肇さんと会い、彼のバンドに2人で合流・・・これが後に 『クレイジー・キャッツ』 となります。

 

       ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

 

このバンド活動が芸能界で長く活躍する契機となるのですが、一方で谷さんはミュージシャンばかりのメンバーの中で、唯一コメディアンも目指していました。

 

子供の頃の人を喜ばそうというサービス精神は、心の中でずっと静かに燃え続けていたんですネ。

 

有名な〝ガチョ~ン!〟という一発ギャグ、当初は〝ガチョン〟と伸ばさなかったんだそうな。

 

そしてその際に手を引く仕草・・・個人的にアレは麻雀で牌をツモるときの仕草をヒントにしている気がします。

 

なぜなら谷さんは自宅が火事で全焼した時でさえ、焼け残った牌でやってきた見舞客と麻雀したほど熱中していたそうですから。
 

 

しかし年齢的にクレージーキャッツの全盛期を知らない私にとって、谷さんは人気映画シリーズ 『釣りバカ日誌』 で西田敏行さん演じるハマちゃんの上司・・・というイメージが強いんです。


真面目なサラリーマンなのにどこか抜けてる感じが、ピッタリのハマリ役でした。

    

 

そんな谷さんが自宅の階段で転び、脳挫傷により78歳で突然天に召されたのは、2010(平成22)年9月11日のこと・・・まさに〝人生最期のズッコケ〟になってしまいました。😣

 

私にとっては永遠の〝佐々木課長〟・谷啓さんのご冥福を、あらためてお祈り致します。笑3


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