皆さんにとって、最もお気に入りのお笑いTV番組って何でしょうか?
私にとっては、文句なくコレでした。
オレたちひょうきん族
この番組が初めて放映されたのが、私が就職した今からちょうど40年前の今日・1981(昭和56)年5月16日でした。
それまで土曜の夜8時といえばドリフターズの『8時だョ! 全員集合』 の独壇場。(↓)
そこに、当時の漫才ブームに乗って売り出し中だったツービート、B&B、紳助・竜介など多くのタレントたちがとっかえひっかえ出演して始まったこの番組は、次々と新しいコーナーを創り出す全く新しい手法も相まって、高視聴率をマーク。
『8時だョ! 全員集合』 を打ち切りに追い込む程の人気を博し、約8年半に渡り放送が続きました。
決まって週末午後9時前に耳にしていた、「ババンバ・バン・バン・バン・・・勉強しろョ!」 というカトちゃんの呼びかけは、いつしかEPOやユーミンの歌声に変わっていたのです。
さんまさんの演じる様々なキャラクター、鶴太郎さんの熱いおでん、何人トリオが唄う〝涙のビンボー〟そして横澤プロデューサー自らが牧師役で出演した〝ひょうきん懺悔室〟等々・・・もう数え上げたらキリがない程の笑いの数々。
現在のような、駆け出しのタレントを使い捨てするようなお笑い番組とは違い、制作側と出演者双方のエネルギーがぶつかり合うような熱気を感じたものです。
そうそう、2代目女子アナだった 〝お姫様(?)〟 寺田理恵子アナウンサーが、番組内で出演者にイジられて、ホントに泣いちゃったシーンも懐かしいですネ。
数あるキャラの中で、最も好きだったのは・・・私がこよなく敬愛するたけし師匠扮する鬼瓦権造でした。
アルプス工業のジャンバーを着た、口の周りがヒゲだらけのオヤジ・・・今でも北野武監督がTYに登場すると、条件反射的に
「冗談じゃないょ!」
というフレーズと、頭を左右に振る仕草が目に浮かびます。
何でもこのキャラは、北野氏が浅草の下積み時代に遭遇した実在の人物を、ほぼそのまま再現したものなんだそうな。 ヘェ~
また同姓同名の人物も実在し、電話帳にも記載されていたとか。
視聴者には笑いのネタですけど、ご本人にとってはいい迷惑だったかも?
それでは最後に鬼瓦権造の動画をご覧いただきつつ、当時を懐かしんでください。(↓)