〝戦後強くなったのは、女性と靴下〟
昭和世代の方は、よく耳にした言葉だと思いますが・・・これは紛れもない事実ですょネ。
女性はともかくとして、靴下が強くなったのは
ナイロン製ストッキング
が世に出たことを指すと思いますが、この画期的製品が世界で初めてアメリカで発売されたのが、今から81年前の今日・1940年5月15日のことでした。
発売元は、アメリカ有数の財閥系化学会社・デュポン。
※正式名称はデュポン・ド・ヌムール(DuPont de Nemours)。 ライターでお馴染みのデュポンはフランスの別会社。
同社では、その5年前に世界初の合成繊維である〝ナイロン〟を開発していましたが、当初は歯ブラシなどで商品化をしていました。
そしてストッキングとして発売した当初は、センセーションを巻き起こしたそうな。
デモンシトレーションでストッキングを引っ張る女性(1939年)
しかし第2次世界大戦突入と同時にナイロンはパラシュート等の軍事用品に優先的に使われたため、生産は縮小。
本格的に普及したのは、戦争が終結してから。
日本では絹製の靴下が一般的でしたが、1952年に国内メーカーがナイロンストッキングの生産を開始。
しかし当時ナイロンは高級品で、輸入品は1足1,000円(!)もしたそうな。
おまけによく伝線したため、街中には〝伝線直し屋〟が登場し、1回5円で修理(?)したとのこと。
今では考えられないですよネ。
1960年に入ってシームレスストッキング、さらに1968年にはパンティストッキング (※これ、和製英語だそうです) が国内生産されて以降、女性と共にストッキングは強くなる一方。
男性とすれば、ストッキングはいくら強くなっても結構ですが、女性は・・・ねェ。😅
それよりも、個人的嗜好で言わせていただければ・・・どうせストッキングを履くなら、女性には是非後ろに1本線が入っているヤツをお願いしたいです。
・・・って、ウチの女王様には無視されましたけど。