球 宴 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

根っからの野球少年だった小学生時代・・・当時故郷・長野にあった民放は信越放送1局だけで、プロ野球中継は2週間に一度の巨人戦のみ。

 

必然的(?)に巨人ファンだった私には、他球団(特にパ・リーグ)の選手は新聞の写真か活字でしか知ることができませんでしたが、唯一画像で見ることができたのが

 オールスターゲーム

この〝夢の球宴〟が初めて甲子園球場で開催されたのは、戦後の混乱期の中セントラル・パシフィックの2リーグ制となった翌年・・・今からちょうど70年前の今日・1951(昭和26)年7月4日でした

 

栄えある第一試合のMVPに輝いたのは巨人・川上哲治選手。

 

その賞品とは・・・自転車! 驚き顔

 

賞金・賞品が山のように出される現在からは考えられないことですが、当時としては豪華賞品だったんでしょうネ。

 

       川上哲治 MVP

               賞品の自転車を手にする川上選手

 

昔は毎年、オールスターゲーム開催が楽しみでした。 
そして名勝負・名場面も数多く生まれました。

 

何といっても1971(昭和46)年、江夏投手の9連続三振は圧巻でした。 

パ・リーグの選手が打ち上げたファールフライを追いかけた田淵捕手に 「捕るな!」 と叫んだ(?)という伝説は語り草になっています。

この日、江夏投手は3ランホームランも放っており、まさに独り舞台。

 

また1984(昭和59)年、江川投手の8連続三振も鮮明に憶えています。

9人目の大石選手に2ストライクの後になぜか全く手が出なかったストレートではなくカーブを投げ、まんまと内野ゴロを打たれて大記録を逃したシーンを。ダメだぁ顔

 ※その2人の奪三振ショーを、こちらでご覧いただけます。(↓)

 


しかし残念ながら、最近のオールスターゲームには、昔のような面白みに欠けているような気がするのです。

 

それを証明するかのように、昔は20%以上あったTV視聴率は毎年下降し、最近は10%カスカスだとか。

 

やはりトップスター選手が軒並みアメリカ・メジャーに流出してしまったことが大きな理由でしょうが、それ以外にも選手会が試合数を減らすよう要請するなど、選手たちの本気度というかファンサービス精神が伝わらなくなった事も見逃せないのでは・・・と感じます。

 

昔は巨人一辺倒の報道ばかりだったため、パ・リーグの選手達は、ここぞとばかりにセ・リーグを叩こうと、目を血走らせて試合してましたもの。

 

それに比べ現在は交流戦も行われるようになってセ・パの対戦自体も珍しいことではなくなりましたし、オールスターゲームの存続そのものも危ぶませている状況。

 

個人的で言わせていただければ、オールスターに興味を無くした最大のキッカケは1996年。 

 

全パ・仰木監督の計らいでイチローをピッチャーとして起用したことに、全セ・野村監督が反発。 

松井秀喜選手の代打に高津投手を送った、あの試合
だった気が。

 

プロ野球ファンとしては、交流戦でも日本シリーズでも見られないような企画を捻り出して、国内の野球熱を冷まさないで欲しいのに・・・。

 

球宴に再び〝夢〟が戻ってくるのは、いつのことになるのでしょう?


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