上 元 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

昭和オヤジの私としては、1月15日といえば、毎年テレビで『青年の主張』を観ていた、成人の日。

しかし今は1月第2月曜日で、毎年日が変わってしまいます。

でも古来より1月15日は、道教の行事である〝三元〟のひとつ


 上 元

とされています。

 

三元とは、1月15日の上元と7月15日の中元、そして10月15日の下元の3つの日の総称。

三元を司る神・三官大帝は龍王の3人の娘と人間の陳子椿との間に生まれ、彼らの誕生日が三元として祝われるようになったとか。

従って三元は1年を三等分したものではなく、6ヶ月・3ヶ月・3ヶ月の2:1:1となっています。

 

日本では小正月に当たる今日、小豆粥を食べると、その年の疫病が避けられるのだそうな。

 

       

正月からずっと飲み食いをしてきた方には、胃袋を休めるためにも小豆粥を食べるのは一石二鳥の効用がありそうですネ。

日本人に最もポビュラーである次の中元に関しては、こちらの過去記事をお読みください。(↓)

 

そして下元とは、古来大陸では先祖の霊を祀る行事だったそうですが、後に経典を読み災厄を逃れるよう祈る日に。

しかし日本では中元と違いコレといった行事は行われていません。

同じ三元でも、取り入れ方に差があるのが面白いですネ。

さて三元といわれて私がまず思い出すのは、麻雀の役満・大三元。

これと三元に何か関連が?・・・と思って調べてみたんですが、元々大三元は〝三元和〟と呼ばれており、三元とは無関係の様子。

またもうひとつ、スーパー等で売られている〝三元豚〟。

こちらの三元とは
3種類の純血種を掛け合わせた雑種豚という意味で、三元交配豚とも呼ばれるそうですから、これまたこちらの三元とは無関係。

う~ん、どうやらこの三元は日本に根付きそうもないですネ。

 

 

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