通 史 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

発売前からネット上で大きな注目を集め、通販サイトでも長期間にわたりランキング1位をキープした話題の書籍、

 『日本国紀』 (幻冬舎・刊)

が、今月12日に発売されました。

 

・・・と言っても、実質的には10日頃から書店に並び始めましたから、皆さんの中には既に店頭で購入された方も少なくないと思います。

       

タレント本でも写真集でもない、歴史を題材にしたお堅い書籍なのに、発売日の翌日13日時点で既に4刷・40万部という、異様に売れる原因は何故なのか?

それは著者が 『永遠の0』 や 『海賊とよばれた男』、『カエルの楽園』 など何冊ものベストセラーを生み出した当代ナンバーワンの売れっ子作家であること。

その百田氏自身がツイッターで先月あたりから盛んに出版のアピールし、拡散されたことが挙げられましょう。

しかし私は、それに加えて学校での自虐教育・歪んだ歴史観に違和感を持つ多くの人々が、保守の論客である百田氏がどんな日本史観を繰り広げるのかに期待したことが一番の理由だと思います。


もちろん私もそこに期待して10月から予約を入れ、12日に届いてからすぐに読み始めました。

流石は希代のストーリー・テラーといわれるだけあって、百田氏の文章の構成・つなぎ方が上手いせいか非常に読みやすく、500ページに及ぶ単行本ながら数日で読了。


古代から平成時代まで、様々な知られざるエピソードを挿入しつつ、特に江戸時代以降の近代史に重点を置いて、日本史を一つの物語に仕上げています。

 

著者本人が仰っている通り、単なる日本(人)礼賛ではなく過ちは過ちとして批判し、また(隣国に阿っているかのような)教科書の矛盾点をも指摘しています。

左翼勢力、中には某大学の名誉教授が発売前・直後から読みもせずに批判したり懸念をネット上で公表していましたが、私に言わせれば全くのナンセンス。


学校で無味乾燥な教科書をブツ切りで読んでいては分からない大きな国史の流れ(特に支那・朝鮮との関わりについて)を、あらためておさらいできました。

学校の歴史教育や反日左翼メディアの報道姿勢に不満のある方が読めば、きっと満足されると思います。

本書を読むと〝歴史は繰り返す〟ことを実感しますし、おそらく著者は今後の日本がその過ちを二度と繰り返して欲しくない・・・という願いをも込めて筆を進めたと推察する次第。

是非一人でも多くの方に同書を読んでいただき、(
特に江戸時代以降の近代史について) 正しい日本史観を持つと同時に、あらためて日本人の素晴らしさを再認識し、累々と歴史を積み重ねてこられた先人に感謝する端緒にして欲しいと思います。

正しい歴史を知らず自らに誇りを持たぬ民族は、滅びますから・・・。

個人的には中・高校生にも是非読んで欲しいのですが、高校・大学の受験では本書を基に回答すると不正解とされてしまう恐れがあるのが、難点と言えば難点でしょうか。
うー

その辺の匙加減は、保護者にご判断いただくしかありませんが。

 

 

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