〝毎日私たちが目にする、「黒くて丸い輪っか」 はなぁ~に?〟
幼稚園児でも分かりそうなクイズですが・・・そう、答えは
タ イ ヤ
T i r e
実は、お釈迦様の誕生日である今日・4月8日は 『タイヤの日』 でもあるのだそうな。
春の全国交通安全運動の実施月の4月と、輪 (タイヤ) のイメージがある〝8〟を組み合わせたことが、その由来だとか。
さて、このタイヤ (車輪の外側にはめる輪)・・・皆さんは、いつ頃からあったと思いますか?
な、何と5,000年前からあったんですって! ヘェ~
紀元前3,000年前、チグリス・ユーフラテス河口域に住むシュメール人が、木板を継ぎ合わせて酒樽のフタのようなものを作り、その中心に心棒をつけてソリの下につけた・・・という記録があるとか。
更に驚くべきは、当時から外周に動物の皮を被せて釘で固定していたこと。
これがタイヤの起源とされています。
それから3,000年程経過したローマ時代になると、外周に鉄製の輪を嵌める手法が開発されてこれが1,900年近く続き、ゴム製のタイヤが登場したのは1867年。
そして現在私たちがお世話になっている〝空気入りタイヤ〟が初めて登場したのは1888年。
イギリスの獣医師ジョン・ボイド・ダンロップ(John Boyd Dunlop )が息子の自転車に使ったこととされています。
そして自動車に初めて装着したのが、1895年の自動車レースに出場した仏のミシュランでした。
その後は溝をつけたり繊維を入れたり、またラジアルタイヤの誕生等々、技術開発が常に続けられて現代に至っているわけですが・・・ここでクイズです。
〝何故、タイヤは黒いのでしょう?〟
普段当たり前に見ている光景なのに意外と答えられない方が多いかもしれませんが、その理由はカーボンブラック(炭素微粒子)をゴム原料に混ぜているから。
これによって耐久性が4倍近くまで向上するのだそうで、導入は1912年頃。
それまでのタイヤは白やアメ色だったんですって。
とは言え、タイヤ跡が構内の床面に残らないよう、白タイヤを装着したフォークリフトがあるそうですが。
黒いタイヤばかりの現代・・・中には白いボディーに白タイヤ、な~んて車が出現したらオシャレじゃないですかねェ。
でも、数回急ブレーキかけただけですり減るようじゃ困りますけど。
普段は殆ど意識しないタイヤの存在に、記念日の今日くらいは感謝しようではありませんか!