今日のタイトルは、ある国の和名なのですが・・・お分かりにならない方は、次のヒントからお考え下さい。
◆国土面積は、日本の約3.4倍ながら、人口は約3,115万人と日本
の1/4。
◆1821年にスペインから独立したので、言語はスペイン語。
国民の大多数はカトリック教徒。
◆国旗は、こちら。(↓)
いかがでしょう? えっ、まだ分からない?
それでは、南米で初めて日本と国交を樹立 (1873年) し、かつて日系人が大統領を務めていたと言えば・・・そう、正解は
ペルー共和国
Republic of Peru
今日は、マチュピチュやナスカの地上絵などの世界遺産・観光名所を有するこの国と我が日本両国の記念日、『ペルー日本友好の日』 なのだそうです。
由来は、今からちょうど120年前の今日・1899(明治32)年4月3日に、日本人移民790名を乗せた佐倉丸(日本郵船所有)が、ペルーの首都・リマ近くのカヤオ港に到着したこと。
明治維新以降、政府主導の官約移民944名がハワイに渡ったのは、1885年のこと。
※このハワイ移民に関する過去記事は、こちら。(↓)
そして現在140万人以上と最も多くの日系人が住むブラジルへの移民が開始されたのは1908年だったそうですから、ペルーへの移民開始はブラジルより10年近く早かったことになります。
現在ペルー在住の日系人は約8万人で、ブラジル・アメリカに次いで国別第3位だそうですから、我が国との絆が強い事が分かります。
1990年から10年間大統領を務め、在ペルー日本大使館の占拠事件で陣頭指揮を執り解決に導いたアルベルト・フジモリ氏(1938- ) も、ご両親は熊本県から1934年に移民としてペルーにやってきたそうな。
政情は今一つ安定していないようですが、親日国であるペルーについて、今日の記念日をキッカケにより注目していただければ・・・。