一攫千金 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今日のタイトルから、皆さんは何をイメージするでしょうか?

宝くじ? 競馬・競輪? いろいろな答えが返ってくるでしょうが、私はこの言葉か頭に浮かびます。

 

〝ゴールドラッシュ〟

 

アメリカでこの一大ブームが起きた発端は、今からちょうど170年前の今日・1848年1月24日のことでした。

 

この日、現在のカリフォルニア州コロマのサッターズミルで製剤工場の水車の下からいくつかの光り輝く砂粒を発見したJ・W・マーシャルなる人物が、地主のJ・サッターに見せて確認してもらったところ、純度96%の最高級品質の金であることが判明。

 

     

 

この一大発見は地元で早くも噂になりましたが、同年8月にニューヨーク・ヘラルド紙が東部地区に報じ、第11代大統領ジエームズ・ポークがこの事実を肯定したことで、金発見のニュースは全米はおろか世界中に拡散。

 

翌1849年から一山当てようと目論む人々が続々とこの地区に押し寄せました。

(皮肉にも、第一発見者のマーシャル氏は程なくしてその土地を追い出されてしまったそうですが・・・。)

 

    

 

因みに、このブームに触発されてカリフォルニアに向かったジョン万次郎は、日本人で唯1人のゴールドラッシュ経験者といわれています。          

 

当初は個人的に金属製の鍋で少しずつ川砂を洗い流しながら一粒の砂金を探す手法でした。

 

    

 

しかし、やがて大掛かりな機械を使用する採掘法に変わり会社組織での金採取が主流になったため、個人で一儲けした人物は残念ながら殆どいなかったとか。

 

この一大ブームによって、サンフランシスコの人口は爆発的に増え、道路・汽船などの交通機関の整備や学校・協会の建設など都市整備が急激に進み、1950年にはカリフォルニアはアメリカ31番目の州となったのです。

 

しかしその一方で、静かに暮らしていた地元インディアンが流入してきた白人たちと衝突し、銃を持たなかったがために全滅させられた部族が多数あった、という史実も見逃してはなりません。

 

アメラグ・ファンならよくご存知の名門チーム、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズは、ゴールドラッシュの初期・1849年に入植した人々が“49ers と呼ばれていたことがチーム名の由来。

 

ヘルメットがチームカラーのゴールドにペイントされていることも頷けますネ。

 

                  

 

しかし残念ながら今シーズンの同チームはNFC西地区の最下位に沈み、ゴールドの輝きはすっかり色褪せてしまいましたが・・・。

 

さて私がゴールドラッシュで思い出すのは、チャップリンの名作

 

 『黄金狂時代』

 

1925年に公開された、原題がそのまま “The Gold Rush ” のこのサイレント映画 (※1942年にチャップリン自身がナレーションを吹き込んだバージョン有り) は、金鉱探しにやってきた主人公チャーリーのドタバタ劇を描いたもの。

と言っても、舞台は西海岸ではなくアラスカですが・・・。

 

飢えに耐えかねて靴を煮て食べたり、パンにフォークを刺して動物の足マネをするシーンは忘れられません。

 

    黄金狂時代

 

 CG全盛の現代でも、十分に笑える傑作ですょネ。

 

この映画はチャーリーが見事金鉱を探し当て、大金持ちになって帰りの船上で恋人と再会を果たすというハッピーエンドなんですが・・・もし実際に砂金探しをして苦労の末に成功しなかった人が見たら、笑えないかも? うー

 

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