人 権 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今や隣の大国ら数ヶ国を除き、殆どの国家で重要視される、〝人権〟。

国連の諮問機関であり、難民救済などの人権擁護支援活動を行っているこの非政府組織(NGO )が

 アムネスティ・インターナショナル

     Amnesty International

皆さんも聞き覚えのあるであろうこの組織が産声を上げたのが、今から55年前の今日のことでした。


アムネスティとは、ギリシャ語で 「忘れ去る」 ことを意味する “amnēstia ” に由来する単語で、日本語で言えば〝大赦〟。


『暗闇を呪うより1本のロウソクに火を点せ』 という聖書の言葉に因んで、有刺鉄線を絡めたロウソクをシンボルマークにしています。

       

この組織が出来るキッカケとなったのは、1960年。

イギリスの弁護士ピーター・ベネンソン氏が、当時軍政を敷いていたポルトガルのカフェで、2人の学生が 「自由のために!」 と乾杯しただけで逮捕され懲役7年の刑に処せられた、という新聞記事を読んだこと。

ショックを受けた彼は、1961年5月28日にイギリスの新聞『オブザーバー』紙とフランスの『ル・モンド』紙に〝忘れられた囚人たち〟という記事を投稿。

軍などの国家権力によって自由を奪われ、存在すら消されてしまう人々がいることを訴え、人々に彼らの救済活動を呼びかけたのです。

         

              5月28日付のオブザーバー紙
 
この記事は欧米各国の新聞に翻訳・掲載され、僅か1ヶ月間に1,000通以上の反響が寄せられたとか。

その賛同者たちがこの年の末に組織として立ち上げたのが、アムネスティ・インターナショナルというわけ。


1970年にはアムネスティ日本支部が立ちあがり、1977年にアムネスティ・インターナショナルはノーベル平和賞を受賞。

現在は世界で約700万人以上の参加者・ボランティアに支えられ活動をしているとのこと。

私は個人的にこの組織の活動は必要な事であり評価もしていますが、だからと言って全面的に支持しているわけではありません。

主に2点に於いて。

まず1点は、彼らが死刑廃止を訴え日本を非人道的だと非難していること。

ご存じの通り我が国の刑事訴訟法では死刑制度が定められており、その存続を9割前後の国民が望んでいます。

それをイルカ生け捕り問題同様、西洋文化・基準で推し量り批判するのは内政干渉もいいところ。

死刑判決を受けるのは他人の命を奪った犯罪者であり、ポルトガルのカフェで逮捕された学生とは全く違います。

それからもう1点は、いわゆる従軍慰安婦問題に関して。

彼らはこの問題に関しても人権問題として取り上げ、日本政府の対応を批判しています。

しかしこれもご存じの通り、一昨年朝日新聞が記事の誤り(実質的には捏造)を認め、この問題の根拠となる軍による強制がなかったことがほほ明らかになっています。

にもかかわらず、なぜ彼らは日本政府を批判し続けるのでしょうか?
それより、中国のウィグルやチベットの迫害を問題にすべきでは?


実はアムネスティが批判・糾弾した人権問題は、1998年以降日本・韓国が北朝鮮の約6倍・・・私たち日本人からすれば、どう考えても基準が公正中立とは思えません。

アムネスティ・インターナショナルの活動が本当に非政府組織として相応しいものなのか、私たちは国連同様に注意深くチェック・検証する必要がありそうです。うー



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