参 拝 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

伯父が爆撃機で墜落死し、父も陸軍幼年学校から戦地に赴く直前に終戦を迎えていますから、少しタイミングが狂えばこの世に生を受けていなかったはず。

戦争とは全く無関係ではない身ゆえに
大学卒業以来毎年靖國神社に初詣をしている私・・・今年も昨日早朝より、女房と共に参拝してまいりました。

 


駐車場には尾張小牧・富士・福島・新潟など県外ナンバーの車が沢山並び、高齢者から小さなお子さん連れのご家族など参拝客の年齢層は様々・・・心なしか例年より人出が多いよう気が。


これも先月26日、安倍総理が参拝をしたことで注目を集めたからなのかもしれません。


様々な意見があるでしょうが、私は小泉氏以来約7年ぶりとなったこの総理参拝を高く評価しています。

国のために命を落とした兵士に、国家の最高権力者が尊崇の念を持ち敬意を払うのは当然のことであり、万国共通で行なわれていること。

その厳粛なる行為に関して他国から批判される筋合いはありませんし、
その圧力に屈して参拝を取り止めるのは英霊に対して失礼極まりない事。


まして国内の左翼系メディアが騒ぐこと自体、全くナンセンス。


※中国・韓国が靖國参拝を非難する根拠としてA級戦犯合祀を挙げていますが、それが為されたのは1978年。 

その後何人も総理大臣が参拝していますが両国ともその時点では全く批判しておらず、騒ぎ出したのはその後10年近く経った1986年・中曽根総理時代。

この前年に朝日新聞などの一部メディアがA級戦犯合祀について取り上げ、彼らに批判のネタを与えたのが発端・・・つまりはオウンゴールであり、全くの後付け・こじつけなのです。

また、そのA級戦犯とは何なのか? これについては拙ブログ記事をご参照ください。(
 < http://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10170249391.html >


例えば、アメリカのオバマ大統領に他国が 「アーリントン墓地に行くな」 と抗議したとして、彼がそれを受け入れるでしょうか?

また彼に 「それは大統領として行くのか? それとも個人としてなのか?」 と問う記者が今までいたのでしょうか?

そう考えれば、日本メディアの報道姿勢の異常性が分かります。

またアメリカ大使館が 「失望した」 いうコメントを出しましたが、私はこれに失望しました。

しかしアメリカ (とケネディ駐日大使) も、このコメントに対し大使館のFBに日本人から多数の抗議コメントが殺到する異例の事態に、少なからず驚いているのではないでしょうか?

日本人だって、いつまでも従順・寡黙ではないのです。

今後とも安倍総理には己の信念を曲げず言うべきことは言い、やるべきことをやって欲しい・・・と切に願います。


私も英霊に感謝と敬意の念を持って参拝し、国家と家族の安寧を祈願。

そして今年は、初めて女房を本殿に向かって右側にある 『遊就館』 に連れて行きました。

   

ここには、日本の歴史を物語る刀剣類や甲冑などが展示され、ゆっくり時間をかけて見れば立派な日本史の授業にもなる資料館。

学校教育では避けられがちな明治維新以降からの近代史は、特に。
   

入ってすぐ左側に置いてある零式戦闘機の大きさが、まず入場者を圧倒します。


   


(これに乗って、当時の若者たちはお国のために決死の覚悟で飛び立ったのか・・・。) そう考えただけで、背筋が伸びます。


その他にも、人間魚雷・回天や戦艦大和の実寸大の実弾模型、そして戦没者の遺影写真や軍服等々。


たまたま同時に入館した中学生くらいの女の子が、ゼロ戦の隣に展示してある 『八九式十五糎加農』 を指さして、

「ねェ、パパ。 この大砲で、何人殺せるの?」

無邪気にそう尋ねられた父親は、絶句していました。


その彼女が、展示されている20歳そこそこの若者が達筆で認めた遺書を読むなどして、戦争の悲惨や自分がいかに平和で恵まれた世界に生きているかを実感してくれればいいのですが。

さすがの我が女王様でさえ、神妙な面持ちで見入っていましたし・・・。

今後ご家族連れで、または修学旅行で上京する子供さんには、スカイツリーやディズニーランド等と共に是非靖国神社の参拝と遊就館の見学をお勧めします。

テレビドラマやゲームとは違う、実際の戦争の悲惨さを少しでも肌で感じて欲しいから・・・。

それこそが、将来の日本が戦争とは無縁の恒久的な平和国家となる第一歩だと思う故に。扇子



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