グスタフ・マーラー
(Gustav Mahler )
の命日にあたります。
彼の生涯に関しては以前拙ブログで簡単に触れましたので(↓)
今日は最近手に入れた、彼の交響曲全曲を収めた掘り出し物(?)のCD全集をご紹介致します。
それは、マーラーの演奏に於いてスタンダードとも言われる、レナード・バーンスタインが指揮したもの。
私が初めてマーラーの交響曲を聴いたのは、中学生時代。
何らの予備知識もなく、行きつけのレコード店で妙に惹かれて購入した、CBSソニーから発売されていたパーンスタイン=ニューヨーク・フィルによる2枚組の「交響曲第9番」でした。
それまでに聴いていたベートーベンやチャイコフスキーの交響曲とは全く違った、何ともけだるいメロディーが妙に印象に残っています。
その後1970年代にマーラー・ブームが起こりましたが、ちょうどその頃の私は受験だったり上京して下宿住まいだったためレコードは聴けず、そのままスルー。
社会人になってからポツポツとCDを集める中で、マーラーの交響曲も第1・5・2番と徐々に増えていきました。
それも指揮者はカラヤン、ワルター、バルビローリそしてバーンスタインと多種多様だったのですが・・・今回見つけたこのCD全集はドイツ・グラモフォン版で、今までのコレクションとは殆どダブらないのもラッキー。
共演しているオケもニューヨーク・フィルだけでなく、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボゥと多彩。
録音年代は一部1970年代ですが、殆どは1980年代・・・バーンスタイン晩年の円熟期のもの。
第1番 『巨人』 から第10番アダージョまでのステレオ録音・CD11枚組で、お値段はなんと4,200円!
ヤスイッ
TVショッピングじゃないですが、これを掘り出し物と言わずして何と申しましょうや。
バーンスタイン独特のスローテンポながら情感溢れる演奏は、マーラーの魅力を十分聴き手に伝えてくれます。
ただ大作&長尺演奏のため、過半数の演奏がCD2枚にまたがって収録されており、通しで一曲聴くことが出来ないのが玉に傷・・・でもそんなことに文句をつけていたら、バチが当たるというもの。
マーラーの交響曲に興味のある方には、お勧めの全集です。
さぁて、彼の命日である今宵は何番を聴こうかな・・・。