ワシャ、ワシャ、ワシャ、ワシャ・・・ボョョョョ~ン。
おそらく4,50歳代の方の多くは、こんな音が出るテレビゲームに熱中した時期があるのではないでしょうか? そのゲームとは、
『パックマン』
この伝説的ともいえる超ヒットゲームがナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発表されたのが、今から32年前の今日・1980年5月22日のことでした。
その2年前・1978年に発表されたテレビゲームの元祖・『スペースインベーダー』は、それまでの概念をぶち壊すほどの衝撃を若者に与え、爆発的人気を集めました。
当時大学2年生だった私も百円玉をジャラジャラとポケットに入れてチームメイトたちとゲームセンターに入り浸り、名古屋打ちがどうのこうのと言いつつ高得点を争ったものです。
しかしこのシューティングゲームは戦争をイメージさせるため、ゲームセンターが女性に敬遠されることを危惧したゲームクリエーターの岩谷徹氏が、女性やカップルにも親しみやすいゲームを・・・というコンセプトで考え出したのが、この『パックマン』でした。
このゲームの特徴としては、
◆ レバーのみで、発射ボタンがない。
◆ プレーヤーの緊張を和らげるため、ゲーム中に「コーヒーブレイク」という休憩
タイムを設定。
◆ 登場するキャラクターにカラフルな色をつけた。
があげられますが、見事これが的中・・・女性客を増やすことに成功しました。
確かにスペースインベーダーのようなモノトーン画面で好戦的なものではありませんから、カップルでも遊べるゲームでしたネ。
このパックマンの口がバクバク開くキャラは、岩谷氏がランチでオーダーした出前ピザの食べかけからヒントを得たのだそうですが、なるほどその通りの形ですょネ。
パクパクとドットを食べていく様子やフルーツが登場する等々、人間の〝食欲〟という本能を刺激するところも人気の秘密だったのかもしれません。
このゲームは約半年後にアメリカに上陸、やはり大ヒットとなりました。
ただ当初は〝PUCKMAN〟と表記されていたものの、「〝FUCK〟を連想させる」 というクレームがあったため、〝PAC-MAN〟に変更された、という裏話も。
この懐かしのゲーム・・・今は百円玉がなくとも、無料で楽しめるサイトがあります。(↓)
< http://www.ksky.ne.jp/~dain/game/pac.html >
久々にチャレンジして、郷愁に浸ってみませんか?
但しあの懐かしいサウンドも出ますから、職場で遊ぶときはお気をつけて!