不 変 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

6月10日というと 『時の記念日』 が有名ですが、こんな記念日でもあります。


 『ミルクキャラメルの日』


森永製菓から、このロングセラー商品が発売されたことを記念して同社自身が制定したそうですが、いったい何年前だったと思いますか?


何と今から97年前の1913(大正2)年のことだったそうです。


しかも驚くべきことに、この日は以前から販売していた 「キャラメル」 を 「ミルクキャラメル」 と改名しての新発売・・・元祖である 「キャラメル」 は1899(明治32)年の同社創業当時から、即ち111年前(!)から売られているお菓子なのだとか。(当初は『あめちょこ』 という名で売られていたそうです。)


生クリーム・砂糖・水飴・バター等を熱して溶かし、それを冷やすことで固めた軟らかいキャンディーの一種であるキャラメルは、高温多湿の日本ではすぐ溶けてしまうため、同社創業者・森永太一郎氏が苦心して改良を重ね、現在の商品の原型を作ったのだそうです。


昔から変わらぬ1粒ずつワックス紙で包む形態は、その工夫の表われ


そして現在店頭に並んでいる、お馴染みのパッケージ・・・(


            ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-キャラメル


箱の中央上部に 昔ながらの 「エンゼルマーク」 がついていますが、これが印刷されている同社製品は現在このソフトキャラメルだけなのだとか。驚き顔 ヘェ~


そして〝ミルクキャラメル〟と書かれた両側に〝滋養豊富〟〝風味絶佳〟と筆文字で描かれたパッケージは、失礼ながら少々古臭く感じますが・・・それもそのはず、発売当初と変わらぬデザインなんですって。


厳密には1962~70年まで、アメリカ人デザイナーによる新デザインのものが一時期発売されたそうですが、結局消費者が選んだのは昔ながらの旧デザイン・・・以来変わらず現在まで受け継がれているとのこと。


これって、コカ・コーラが一時期ニューテイストを発売したものの、消費者にソッポをむかれて結局元に戻したことと似ていますネ。


一世紀に及んで定着した商品の内容を変えるのは、逆に難しいのかも。


しかしさすがは森永さん、新味の開発はしっかりやっているようで、先日スーパーで久々にキャラメルの棚を見たら・・・今はこんなにバリエーションがあるんですネ。

      
        ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-森永キャラメル
             <黒糖> <抹茶> <あずき> <きなこ> <ミルク>


皆さんは、どの味がお好みですか?


全部試食してみましたが、私は〝あずき〟が一番気に入りました。


そうそう、キャラメルといえば・・・昨年大きな話題となった、某タレントがプロデュースした〝生キャラメル〟ブーム、今どうなっているんでしょう?


1世紀に渡って売れ続けるお菓子の凄さ、そんなことからも感じさせられます。



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