函館から車で約1時間半、北海道南西部にニシン漁で栄えた江差があります
およそ370数年前から蝦夷地最古の祭りとして知られた「姥神大新宮渡御祭」
ニシンの豊漁に感謝を込めて毎年8月9日から11日に行われるお祭りです
「江差の五月は江戸にも無い」と言われたほどの賑わいを見せた江差の街
その繁栄をうかがわせる立派な曳山(ヤマ)が13台、御神輿と共に町内を練り歩きます
まずは姥神大神宮でお参りしてから町内を散策しました
ちょうど御神輿が通りから出てくる所に遭遇
猿田彦を先頭に行列が通ります
少し歩いてはお付きの女性が持つイスに腰掛けながらゆっくり進んでいました
1基目の後ろにはトラックに乗った御神輿が続きます
バスツアーで行ったため江差に到着したのは午後5時過ぎ、ヤマが動くのは7時近くからです
どこの飲食店も「満席です」と断られブラブラ時間を潰すしかありませんでした
(バスの中で枝豆・ビールでおなかを満たしたのは正解)
あたりが薄暗くなり太鼓やお囃子の音が聞こえてきました
ヤマには武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配し祇園囃子の調べに乗って練り歩きます
豊榮山 ニニギノミコト
豊年山 神武天皇
蛭子山 山車は107年振りに新しく造られました
飾りの「猩々緋水引」と山車の金具、えびす様の人形は旧山車から引き継がれたそうです
新栄山 武田信玄
清正山 加藤清正
小さな子供たちも綱を引いて参加しています
源氏山 武蔵坊弁慶
②に続く