心の処方箋。今日も誰かが傷んだ心でやってくる。 | 心の処方箋

心の処方箋

日々、笑っていられますように…。なぜ私は生まれたの。何の為に…。

同じ時おなじ時間に、それぞれの時が流れる。

大切な時間の使い方を、、。

人は、人になるために生まれてきた、、。

そして、あなたは今、、、?

ダイニングバー

「ときたま」

 

2話 お昼ご飯定食と、酒と占い。

   照美(てるみ)と大和(やまと)

1.照美

 

ダイニングバーときたまの店の奥に、

 

白いカーテンの入り口がある。

 

そこの入り口には、、、

 

水晶占い1000円

 

と、書かれた看板のついた赤いテーブルがある。

 

占い師照美の部屋である。テーブルの上の予約帳は

 

順番待ちの人たちの名前で埋められている。

 

 

私が、照美に出会ったのは、、、。

 

2年前の秋のことだった。

 

その日は、秋の日差しは暖かいが、少し冷たい風が吹く日だった。

 

ダイニングバー「ときたま」の傍に「虹色橋」という橋がある。

 

水曜日のお天気のいい午後は、近所の猫のたまり場になる。

 

虹色の風が吹く、不思議な橋を渡ると、見事な銀杏並が広がっている。

 

アーチ型の銀杏の木のトンネルは、見事なゴールドロードである。

 

私は、月見(ダイニングバーの夜の担当)と、散歩に出かけた時彼女を初めて見た。

 

髪は赤色。肩まで伸びたもじゃもじゃの毛が、銀杏並みの色に映えて、面白く見えた。

 

黒いマントの様なものを着て、水晶の玉の前で座っていた。

 

女子高生から営業マン、OLから主婦に至るまで、

 

よく当たる占いとうわさで、今日もお客が座っている。

 

赤い布のかかったテーブルの横に水晶占い1000円と書いた

 

手書きの看板がかかっている。

 

「ありがとうハート」と、にぎやかに帰って行く3人の女子高生を見送ると。

 

彼女は月見に気がついた。

 

 

 

「こんにちはぁ。ラブラブ月美さんラブラブお久しぶり!!

 あールンルン猫ちゃんかわいー!!何て名前女の子?_」

 

私のの喉をなでなでしながらの声は、

 

案外!!耳障りのいい声である。キラキラと思った。

 

女の子??さすが占い師拍手。と人は思うかもしれない

 

!私は違う。

 

きっと!!違うわ!男の子よ!!というと、

 

なんてきれいな猫でしょう苦笑い

 

女の子みたい拍手、と、言うに違いないうずまき

 

だいたい赤ちゃんを見て、男の子か女の子か

 

わからないときに、よく使う月見の手である。

 

彼女は、お客様の子供を見た時は、

 

絶対どんな不細工な赤ん坊を見ても必ず女の子?

 

と聞くのである。それが男の子であっても、きれいな子だから

 

女の子だと思ったわラブラブと告げるのである。

 

親は、その言葉にテンションは別に上がらないが、

 

気がついても、いい気分になるのである。キラキラ

 

まあ、、営業の鉄則である。!!

 

 

 

それはさておき、、、。

 

なぜ、街頭で、占いをしていた照美が、

 

ダイニングバー「ときたま」

 

に、今、いるのかって??

 

それは、次回のお楽しみです。

 

つづく。

みこたラブラブ

心の処方箋の紙の色はピンクだにゃんラブラブ

 

いつも読んでもらってありがとうございますアセアセ

つたない文章ですが、秋の夜長につらつらと書いてみたくて書いております。

 

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