今朝の日経新聞の社説で、経常収支について書かれていました。
まず、たしかに日本は付加価値の高い製品を輸出して稼いでいましたが、経常収支はGDP (国内経済の規模)の内訳(割合)で見ればGDPの1〜4%にすぎません ※ 。
※ 経常収支(経常黒字や赤字のこと)
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〜赤枠〜
①要するに、日本は「貿易 “大” 国」ではあっても、決して「貿易 “立” 国」ではない。
むしろ、GDPの6割を個人消費が占める「内需(国内需要)国」である。
②日本は世界一の債権国…要するに、お金儲けの上手い国。
③>経常赤字国になると巨額の財政赤字を国内のお金だけで賄えなくなる。
とあるが、“そもそも”、財政赤字は民間(社会)の黒字なので、“全く” 問題ない。
さらに先述したように…
経常収支(経常赤字)のGDPに占める割合は、『わずか』数%にすぎない。
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日本経済(500兆円を超える規模)の話をする時、経常収支は、たいてい±4〜5兆円、去年はロシアのウクライナ侵攻などで “たまたま” 20兆円ほどの赤字が出ていましたが、それでも日本経済の規模(GDP)の『わずか』4%程度の話です。
それを、あたかも「国内経済に及ぼす重大な事案」 “かのように” 書く「レベルの低さ」を見るにつけ、なにが「日本 “経済” 新聞だよ…」と思わないではいられません。