コロナでタヒんでいた男、蕨です。
今回は鹿児島の南、平川町内に存在する旧道(古道)を探索しました。
並行している国道226号線が開通する以前の生活道路で、道筋的に山川路の一部かと思われますが詳細は不明。
===↓関連する探索はこちら===
・五位野-平川の旧街道 -山川路-(鹿児島と山川を繋ぐ旧街道・山川路の一部)
・五位野の廃踏切(山川路の一部と思わしき廃踏切)
・旧街道に関わる三つの橋(山川路の一部、障子川に架かっていた橋)
・五位野道(山川路から分岐していた知覧方面への旧街道)
・平床橋(五位野道の脇に存在する桁橋)
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地図赤線が今回探索した旧道です。
JR指宿枕崎線 平川駅のすぐ東側、海ノ上と呼ばれる地域を経由している道になります。
前後の緑線は山川路。このあたりの山川路のルートはちょっとまだ不明な部分が多いです。
地図南(下)側の平川小学校正面から探索を開始します。
こちら側は道の痕跡がほぼ残っていないためさらっと流していきます。
正面のちょうど看板や坂道のある部分が旧道の跡地。地形的に若干痕跡が残るのみ。
小学校の擁壁の下に沿うように旧道は存在したようです。
ちなみにこのあたりは近年の国道226号線の改良によりだいぶ道筋が変わっています。
旧道は県道23号線により寸断されていました。写真は県道から見た国道西側の旧道跡。
写真左側から奥に向かって右に移動するように旧道が存在したようです。
県道から旧道に下る謎の小径。寸断された旧道に対する付替え道かと思い入ってみることに。
下りきると写真のような場所に出ました。期待とは裏腹に行き止まりとなっており引き返します。
しかしこの区域、謎に鹿児島市の用地標に囲まれています。
このあたり一帯は平川黒岩遺跡や海ノ上遺蹟などの土器が出土した遺跡がある為、もしかしたらそれ関連かもしれません。それぐらい謎の用地です。
もしくは何かの工事用の用地がそのままなのか。
謎の区画の一角にいた謎のタヌキ。罠の中でこちらを見ていました。
捕まっているのか飼育されているのか。謎。
ちなみに野生のタヌキは一般的に鳥獣保護法の対象になっています。
国道と旧道との西側の合流地点。
以前は奥まで道があったようですが、現在は民家が立ちそこで行き止まりになっていました。
国道を渡って東側、海ノ上地区の旧道に入ります。
写真は現道との分岐点。正確には国道226号線の側道から分岐します。
こちらは道がよく残っていました。
旧道は海岸に沿うように進んでいきます。
旧道からは海がよく見えました。
左側が鹿児島のシンボル桜島、右側の長い山々が大隅の高隈山です。
カフェの擁壁と海との細い隙間を進んでいきます。
海が見える場所には赤旗が設置されており、転落防止のためのトラロープも張られていました。
心もとないですがないよりはマシ。
旧道を通して一番海が近くに見える場所。
錦江湾は基本的に色味がきちゃないのですがここら辺の海岸は凄く綺麗です。
波の音が心地いいです。
展望地点を抜けるとすぐ現道に合流します。
国道との合流地点。
現在の道は渋滞解消のためにかなり拡張されたものになっています。
今回はここまでとします。
===↓関連する探索はこちら===
・五位野-平川の旧街道 -山川路-(鹿児島と山川を繋ぐ旧街道・山川路の一部)
・五位野の廃踏切(山川路の一部と思わしき廃踏切)
・旧街道に関わる三つの橋(山川路の一部、障子川に架かっていた橋)
・五位野道(山川路から分岐していた知覧方面への旧街道)
・平床橋(五位野道の脇に存在する桁橋)
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