乾隆帝

 

「大清帝国展 完全版」 東洋文庫ミュージアム

 

に行ってきました。

 

これは、昨年2020年2月の「大清帝国展」のつづきみたいなもので、

去年は、アヘン戦争、南京条約あたりで終わってましたが、今回はそのあとの部分もありました。

 

前回までの記事は、こちら是非こちらから見てください。

 

 

 

 

1840~42  アヘン戦争  (恥を、世に出す、アヘン戦争)

 

今回はこのあたりから。

 

 

 

 

1842  南京条約

 

この屈辱の南京条約で、中国が、初めて外国に対し、自国が不利となる条約を結ぶことになるんですね。

 

南京条約の内容は実にヒドいもの。

「まずは賠償金2100万ドルと香港をよこせ! 港を5ヶ所を開放しろ!」というもの。

 

しかも翌年にはさらに「ウチの国民がお前んとこで犯罪やっちまっても勝手に裁くなよ!ウチをVIP扱いしろよな!」などなどの条件が追加されます。


既に負けた清が逆らえるはずもなく、この横暴な不平等条約を飲むしかありません。

 

しかもこれを見たアメリカとフランスも「同じ欧米人なんだから、オレたちにも同じことを認めるのが当たり前だよね」という滅茶苦茶な理由で同じ内容の条約を迫ってくるんですね。

 

この後も度重なる反乱などにより清は弱体化し続け、他国にあちこち切り取られていってしまいます。
アヘン戦争は清がボロボロになるだけでなく、欧米列強がアジアに足がかりを作るきっかけになった戦争でもあり、これが、幕末日本で、大きな恐怖となるんですね。

 

 

 

 

 

そのあとの展開は、

 

 

1851~64 洪秀全挙兵→太平天国の乱  (GOD、論じた、洪秀全)

 

 

1856~60 アロー戦争  (ごろつきどもが、群れてくる)

 

1862   同治中興   (止むに止まれず、同治中興)

 

       李鴻章らの洋務運動。対外和親と西洋文明導入

 

1894 日清戦争

 

1899 義和団事件

 

1911 辛亥革命

 

1912 中華民国成立。清滅亡。

 

ですね。
 
さて、
 
 

 
 
1807年 ロバート・モリソンが
初めて中国にプロテスタント宣教師としてやってくるんですね。
 
 
そして、ロバート・モリソンから、プロテスタントを学んだ、洪秀全が、「上帝会」を立ち上げるんですね。
その上帝会は、プロテスタントの教えから、偶像崇拝を批判し、孔子像などを打つ壊すんですね。それが太平天国の乱に繋がるんですね。
 
1851~64 太平天国の乱 (GOD論じた、洪秀全)
 
 
最初イギリスなどは、太平天国を好意的にみていたが、アロー戦争後、中立を破って、太平天国を攻撃します。
 
この太平天国の乱を終結させたのが、地方の有力者であった、曽国藩です。
 
曽国藩軍に、李鴻章が合流し、袁世凱へと、漢人官僚につながり、洋務運動に行く流れです。
 
 
科挙で成績が優秀だったひとは、政治的に成功しなかったというのは面白いですね。
 
 
李鴻章の書。
 
 
 

1862   同治中興   (止むに止まれず、同治中興)

 

アロー戦争が終わり、太平天国が鎮圧され、内憂外患が収まった時を同治中興という。

 

       李鴻章らの洋務運動。対外和親と西洋文明導入

 

 
 
 
これは見事!西太后の「寿」
 
 
そう、
清朝で、五本爪は皇帝だけのものとされるんだね。
 
 
日本では、3本爪の龍が普通だけど、
なぜか、禅宗の、鎌倉建長寺、京都建仁寺、そして、嵯峨野天竜寺の加山又造の龍も五本爪なんだよね。(他にあったら教えて欲しいです。)
 
 
 
1899年 義和団事件 (8国出兵、義和団事件)
 
「扶清滅洋」を掲げた、外国人排斥運動がおこるんだよね。
この時、ジャーナリスト ジョージ・アーネスト・モリソン(1862~1920)が
北京に駐在し、義和団事件の様子を知らせるんだよね。そう!このモリソンが、この東洋文庫の「モリソン文庫」の元になっているんだよね!
 
 
で、モリソンは、この時活躍した、柴五郎の活躍も伝えているんだよね。
そして、この時に日本兵の規律正しさが大いに知れ渡ったことで、栄光の1902年日英同盟が達成されるんだよね!
 
柴五郎も凄いし、それを伝えたモリソンにも感謝しないとね!
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
こんなのもありました。
 
これは笑えるなー。
 
 
 
 
纏足(てんそく)・・・・これについては・・・・
 
本物がみれるとは・・・
 
 
 
いやー、凄い!
 
盛沢山でしたが、とにかく、柴五郎の活躍を伝えてくれたジョージ・アーネスト・モリソンに感謝ですね!
 
 
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