ノートPCを購入する上で、最後まで候補にいれていたマウスコンピューター。
今回、知人が購入してその性能を調べる機会が得られましたのでデータをとってみました。
Ivy Bridge世代のものなので、Sandy Bridge世代のVAIO FやZと比較するのにもちょうど良いですね。
▼LuvBook K810S
今回は、ゲームもそこそこ動かせるLuvBook K810Sの性能を調べます。
マウスコンピューターのゲームPCブランドに「G-TUNE」がありますが、中身は同じ。
スペックでいうと「NEXTGEAR-NOTE i510SA2」と同等になります。
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_01](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/01/war-smith/37/08/j/o0640048012007550739.jpg?caw=800)
▼主要スペック
OS : Windows7 Home Premium
CPU : Core i7 3610QM (4コア8スレッド)
MEM : 8GB DDR3-1333MHz(4GB*2)
SSD : ADATA SSD 128GB ※自前で換装
VGA : GeForce GT650M
ドライブ : DVDスーパーマルチ
本体で約8万円。SSD自前換装で9万円。10万円切ってこの構成はなかなか。
液晶は光沢。個人的に、マウスは全モデルが光沢なのが惜しい。
色味はデフォルトで青がかなり強いですが、発色自体は白っぽくもなく、悪くはないように思います。
全般的なスペックは高めにできるのは良さそうですね。
追加で強化するのは、このあたりでしょうか。価格は概算です。
・ OSをProfessionalに (+5,000円)
・ 3年保証 (+10,000円)
・ Blu-rayドライブ (+10,000円)
・ メモリ16GB (+8,500円)
・ SSDを256GBに (+10,000円)
・ CPUを3720QMにアップグレード (+16,800円)
OSはWindows8が控えていることもあり、選びどころは難しい。
保証はデフォルトが1年なので、心配なら延長をつけるのが良いと思います。
▼早速性能を測ってみる
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_06](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/04/war-smith/b0/cb/j/o0352015112007662136.jpg?caw=800)
まずは、CPUの性能を測りましょう。
今回もTMPGEnc Video Mastering Works 5でMP4アニメを5分切り取ってエンコードテストをします。
ソースは29.97FPSで5分、8,992フレーム。
グラフの値はFPS。1秒間に何コマのエンコードができるか、という意味です。
2パスなので厳密には違いますが、性能比較の参考値としてご覧ください。
【基礎設定】
1280*720のMP4に再圧縮
エンコーダ:x264
エンコードパス:2パス
パフォーマンス:標準
【GOP構造】
最大参照フレーム数:9
GOPの標準:250
GOPの最小:0(自動)
GOP内でのBピクチャ数:3
シーンチェンジ検出感度:40
【フィルタ】
映像ノイズ除去:25(普通)
輪郭強調:15(普通)
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_03](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/04/war-smith/36/a0/j/o0407029012007658704.jpg?caw=800)
▼4コアの下位モデルでも強力
45Wクラス4コアのCore i7は、3610QMが一番下のグレードですが、なかなかの性能。
VAIO FはSandy Bridge世代の最上位モデルCore i7 2860QMです(エクストリーム除く)。
前世代とはいえ、後期最高モデルはまだ強い。数値的には13~14%ほどの違いが見られます。
Ivy Bridgeなら、ひとつグレードを上げれば超えそうな気がします。
3720QMや3820QMにしてみるのも面白いかもしれません。
▼ゲームベンチ
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_02](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/01/war-smith/a0/e3/j/o0408029312007550737.jpg?caw=800)
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_04](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/01/war-smith/8c/80/j/o0409029112007550740.jpg?caw=800)
VAIO FはGeForce GT540Mですが、GT650Mとは世代もグレードも違うので、その性能差は歴然。
ついでにVAIO ZはRadeon HD6650Mです。
LowではFF14ベンチでは70%もの差が出ました。MHFでも1280*768で33%と顕著。
実際にベンチの動作を見ていると、VAIOの2シリーズではかなりガタつきが強く厳しい様子でしたが、K810Sでは設定次第では十分動作できていると思います。
相当重いHighの設定では、やはり苦戦していて伸びづらいようですが健闘。
GeForce GT650Mは「GTX」ではないものの、ゲームブランド「G-TUNE」でも採用されているように、ゲーム向けとして力を発揮できるグレードのようです。
▼Optimus機能に注意
![メカゴレブログ[ゲーム・PC]-120603_05](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/04/war-smith/e4/87/j/o0250011012007661441.jpg?caw=800)
最近導入されている機能の「Optimus」。
これは、描画の負荷レベルに応じてCPU内蔵グラフィックス機能かdGPUをシームレスに切り替える機能です。
K810Sで言うなら、HD4000かGT650Mが選択される感じです。
省エネにもつながり便利な機能ですが、一部のオンラインゲームなどでこの機能とバッティングするため、ゲーマーから敬遠されることもあります。
この問題は完全にゲームによるものですが、例えばこのような事例が見られます。
・ゲーム起動時、dGPUが使えなくなる。しかもレジストリが一部書き換えられる。
・レジストリを手動で戻さないと、dGPUがゲーム時以外もずっと使えないままになる。
このケースでいけば、書き換えが行われるレジストリを自分で都度戻せば良いですが、該当ゲームではプレイ中はどうしてもdGPUも使えませんし、直すのも面倒といいことがありません。
▼Optimus対策はわずかにあるらしいが…
【BIOSで無効にする】
ものによってはOptimus機能をBIOSで無効にすることもできるようです。
K810SのBIOS画面を覗きましたが、無効にできる設定は残念ながら見つかりませんでした。
【コントロールパネルで設定変更】
NVIDIAコントロールパネルから切り替えを自動選択するのではなく、常にdGPUが使用されるような設定をしてもだめでした。
【ON/OFFボタン】
「OptimusのON/OFF切り替えボタン」というのがK810Sの筐体にあります。
名前的に有効そうだとおもったら、OFFにするとdGPUを一切使わない設定にするだけのようでした。
現時点ではOptimusが搭載されている時点で回避はかなり難しい問題のようです。
非搭載モデルを狙うか、対策を待つしかないでしょう。
非搭載モデルは、現行モデルにはないようです。GTX675MなどはGTX580の名前をリネームしたものだそうですが、Optimusが搭載されています。
これからの筐体で避けるのは難しそう。対応が切望されます。
オンラインゲームの場合は、プレイするゲームでOptimus機能が搭載されていもちゃんとプレイできるかを調べておくのが良いでしょう。
さて、結論としては自分のプレイスタイル次第というのが妥当な話になってしまいました。
単純なスペックでいけば値段は割と安いですし、費用対効果は高いように思います。
あとは、液晶やサウンド、拡張性や保証といった細かいところを見ていって納得できるれば良い買い物になるんじゃないかと思います。