VAIO F(VPCF24)レビューのお話 | メカゴレブログ[PC]

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どうも。どあーふです。

先日注文したVAIO F(VPCF24)が到着しましたのでレビューしてみます。
今回は動画編集がメイン目的となるマシンです。

▼主要スペック
OS : Windows7 Professional
CPU : Core i7 2860QM(4コア 8スレッド/2.5GHz 最大3.6GHz)
MEM : 16GB ※自前で増設
SSD : Crusial M4 256GB ※自前で増設
VGA : GeForce GT540M
ドライブ:Blu-ray

目玉機能でもあるTV関連はいらないのでそぎ落としています。
自前パーツ込で14万円強。VAIO Fにしては安くなった方ですね。
昨今の低価格化した他社BTOと比べれば、高くはあります。

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左がVAIO Fで右がVAIO Zです。こうしてみるとFはやはりでかい。

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ACアダプタ。型はVGP-AC19V54(写真下)。出力は7.7Aと、ものすごくでかい。
ソニー公式サイトでは予備アダプタとしてVGP-AC19V45(写真上)を売っています 。
予備のこっちは6.2Aなので出力が違うのですが、Fの予備で使えると書いてあります。


▼早速中身をいじろう
起動する前にやることは結構いろいろあります。
どんどんやって行きましょう。

◆メモリの換装・増設
公式上ではメモリは8GBまでのサポートとなっていますが、実際には8GBモジュールが付けられるので、2枚で16GBに増設可能です。
今回は、CFDのW3N1333F-8Gを選択。購入時で8,500円ほど。
モジュールの値段の下がり方が凄まじいので、もっと手頃に増設できるのも時間の問題でしょう。

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早速裏側を開けてみました。4GBのメモリが1枚、デフォルト状態でついています。

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はずしてみました。サムスンのメモリです。

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自分でメモリを付けるのは簡単。2枚取り付けました。
簡単に16GBになりました。

◆HDDの換装
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つづいてHDD。ふたを開けるとカバーが出てきます。これも外して、SSDに換装します。

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使用されていたのは、東芝の500GB HDDでした。

取り外したHDDは使わないので、まずはバックアップをとりました。
それをSSDにコピー。ソフトウェアは「Acronis True Image」を使用しました。
起動後はSSDからリカバリディスクも焼きます。

◆リカバリ領域の削除
リカバリディスクまで作成したら、リカバリ領域はもはや不要。
削除してしまうのが良いでしょう。
作成したリカバリメディアを使用して、リカバリ時に消去できます。

または「EASEUS Partition Master」など、パーティションの削除や結合などができるソフトウェアでも可能です。
パーティション編集ソフトウェアでリカバリ領域を消去し、空き容量をCドライブに結合させるといった流れです。
ただ、上記のソフトウェアで編集したところ2時間たっても終わらず。相当時間がかかります。
リカバリしながらやったほうが早いかも。


▼準備ができたので各種データの収集
それでは、この巨大な筐体の性能を見ていきましょう。

◆Windowsエクスペリエンスインデックス
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CPUやメモリ、ディスクの性能はかなりのもの。
やはりグラフィックス関係は強くないですね。これはゲームベンチにも顕著に見られます。


◆ディスクの速度
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Crusial M4を使用していますが、性能をフルに発揮できているようです。
ちゃんとSATA3(6Gbps)で接続されていることが分かります。


さて、ここからはデスクトップやVAIO Zと比較しながらみていこうと思います。
各スペックは以下のとおり。

デスクトップ
 CPU : Core i7 2600K(4コア8スレッド)@4.5GHz
 MEM : 16GB DDR3-1600MHz
 VGA : GeForce GTX 580

VAIO F(VPCF24)
 CPU : Core i7 2860QM(4コア8スレッド)@3.5GHz
 MEM : 16GB DDR3-1333MHz
 VGA : GeForce GT 540M

VAIO Z(VPCZ21)
 CPU : Core i7 2620M(2コア4スレッド)@3.4GHz
 MEM : 8GM DDR3-1333MHz
 VGA : Radeon HD6650M(フィルタに関係なし)


◆起動時間
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特製デュアルSSDのVAIO Zに並ぶほどの高速起動。快適ですね。
デスクトップはいろいろ拡張デバイスなどもついていますので仕方ない。
1分で起動してくれれば十分だと思っていたのも、今となっては昔の話といったところでしょうか。


◆エンコード性能はどうか
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5分に切り取ったMP4アニメ(8,992フレーム)を、また同じようにMP4にエンコードします。
使用するソフトウェアはTMPGEnc Video Mastering Works 5です。

グラフの値はFPS。1秒間に何コマのフレームをエンコードできるかを示します。
2パスエンコードなので厳密には違いますが、比較の参考としてご覧ください。

【基礎設定】
1280*720のMP4に再圧縮
エンコーダ:x264
エンコードパス:2パス
パフォーマンス:標準

【GOP構造】
最大参照フレーム数:9
GOPの標準:250
GOPの最小:0(自動)
GOP内でのBピクチャ数:3
シーンチェンジ検出感度:40

【フィルタ】
映像ノイズ除去:25(普通)
輪郭強調:15(普通)

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さすが4コア8スレッドなだけあって、順当にその性能が上がっているのがわかります。
ノートでここまでできるなら、動画制作もなかなか楽になるかもしれません。

デスクトップはさすがにパワフル。
Core i7 2600Kをオーバークロックして使っていますが、4.5GHzあたりは空冷でも比較的簡単に到達できます。
この伸びしろも手伝って、デスクトップはさらに飛び抜けた性能を示しています。
ノートPCの性能もデスクトップに追いつきつつありますが、まだまだデスクトップの価値はあると再認識。

ちなみに、VAIO FにはGeForce GT540Mが搭載されていますので、CUDAが利用できます。
これでフィルタ処理が快適になるはず…なのですが問題が。
フィルタを結構かけているのですが、エンコード中にCUDAの利用率が0%で全く使われません
設定を何度か直したのですが、どうにもうまくいかず。
グラフはCUDAが実質使われていない状態の結果を載せています。


◆ゲームベンチを2つ
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結論として、VAIO Fはゲームに向いていません
ノートPCで3Dゲームをする場合、グラフィックス性能の確保が難しいですね。
ひとつの指標としてGeForceであれば「GTX」と、Xがつくかどうかが挙げられそう。
VAIO FはGeForce GT540MですのでGTXシリーズではありません。
これくらいのクラスだと、グラフのようにベンチの数値もあまり伸びません。

VAIOシリーズがゲーム推ししているのは、あんまり見たことがありません。
イメージでいうと「ホーム・エンターテイメント」みたいな言葉がしっくり。
たしかに3Dゲームをしないなら、そんなにグラフィックス性能は重要ではないです。
無駄にハイエンドなものを積む道理もないわけですが、とはいえ、もうちょっといいものが載ってもいいのに…
というのが正直な感想です。


▼総評
ごく単純にスペック面だけを評価してきました。
これらの結果と値段を合わせると、正直メリットが見いだせません。
他社BTOでいうと、同じ構成で先日9万円を切って実現できるものがありました。
選ぶ理由は、やはり自分でよく見て、実機も見て決めるのが良いと思います。

◆個人的な好みで絞り込む
私の場合、液晶である程度絞込みを行います。

・フルHD(1920*1080)であること。
・非光沢や低反射コートの液晶であること(光沢液晶じゃないこと)
・液晶の質がそこそこ良いこと


15.6インチあたりから、ノートPCはフルHDになりますが、結構1366*768のものがあります。
After Effectsで編集するには、そのサイズでは小さいので除外。
また、ノートPCはその多くが光沢液晶を採用していますが、光沢液晶は苦手。
これがまた厄介で、この段階でもうすでにほとんど候補が消えてしまうのです。

で、液晶の綺麗さ保証期間(3年ワイド保証の無料クーポンを持っていました)なども考えて、結果的にVAIO Fという選択になりました。
内訳のほとんどは、液晶のためだけに振ったようなものです。個人的には大事なことなので。


◆おすすめ度は低い。ほかの候補は…
TV機能が欲しい人にも、良いかもしれません。他のスペックを絞れば安くて液晶もいいですし。
用途が決まっていてマッチすれば、いまは底値なので狙いどころです。

ゲームまで視野にいれるとなると、必然的に値段があがってきます。
なので単純に、価格やスペック勝負で選ぶのもありだと思います。
私は最終候補まで、マウスコンピュータのG-TUNEは残していました。まさにゲーミングモデル。
他の人に薦めるのは、このあたりになるんじゃないかと思います。



さて、結果としてこのような評価になりましたが、私自身は用途にマッチしていると思いますので結構気に入っています。
週末あたりから、VAIO Fをつかって動画の制作を始めてみようと思います