VAIO 2012年夏モデルのお話 | メカゴレブログ[PC]

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どうも。どあーふです。
ようやくSONYからVAIOシリーズの夏モデルが発表されました。
Windows8アップグレードや、IvyBridge世代の2コア版モバイルCPUが解禁されたのが6月始まってから。
このあたりも理由にあるのでしょう。タイミング的にはちょうど良いのかもしれません。

▼マイナーチェンジもありつつ思い切ったラインナップ
2012年夏モデルからは、FやYといったモデルが廃盤となっていて、いくらか統廃合がなされていることがわかります。

【13.3インチ】 Zシリーズ
【15.5インチ】 旧SEシリーズ
【13.3インチ】 旧SA・SBシリーズ
【11.6~17.3インチ】 幅広くサイズが選べる Eシリーズ
【11.6と13.3インチ】 SONY初ウルトラブック Tシリーズ


見た目上はフルモデルチェンジでもない印象のあるシリーズもありますが、細かく見ると結構変わっています。
たとえばSシリーズでは、ドライブがスロットイン方式に変わって剛性が上がったとのこと。
ZシリーズはPMDのGPUが変わっていますが、噂通り名前を変えただけなので実質変化なし。
ただしドライバを改良して性能を上げたとされています。

そして、モデルによりますがクアッドコアCPUのCore i7 3612QMが搭載できるようになっています。
このCPUは、TDP35W(最大消費電力)クラスで、従来2コアしか存在しませんでした。
ついに4コア8スレッドという、モビリティとパワーの両方を求められるようになったわけです。
Zの4コアは素直に羨ましいですね。買い換えたくなってしまいます。


▼VAIOはハイエンド志向ではないのか
VAIOは高いイメージもありますし、ハイエンドというイメージもありました。
しかし今夏のラインナップ、意外なことに上位グレードのCPUがCore i7 3612QMまでしかありません
前モデルまででいえば、Fのように45WクラスのCPUを載せるものがひとつもないのです。
45WクラスのCPUでいくと、IvyBridge世代で3610QMや3720QM、3820QMといったハイグレードCPUがあります。

他社BTOでは15.6インチあたりから、45WクラスのCPUを載せています。
しかし、17.3インチと大型のサイズが選べるEシリーズでも35Wクラスしか搭載されず。
SONY的には、省エネ、値段、パワーのバランス型に絞り込む形にしたのでしょうか。
VPCF24をレビューした時にも書きましたが、以前からGPUも強いものを搭載しないあたり、性能をガリガリと酷使するパワーユーザは多少ターゲットから外しているようです。
GPUに関して言えば昔からそうっぽいですけど。

▼安いものでも良いからね
最近ではOS搭載されたノートPCだって、セレロンで良ければ3万円台とかで買えてしまいます。
ネットみて、動画見て、文章製作して、写真をちょっと編集してブログやSNSへ。
こんな一般的な作業なんかも安価PCで十分でできます。
最近のPCは性能がどんどん上がっているので、ゲームするとか要求レベルを上げなければ困りません。
そういう層にもリーチするものを作らないと、販売的にはキビシイのでしょう。
VAIOもラインナップみると、初期構成で4万円台とか5万円台が結構あります。



▼あえてお値段を盛って買うとどうなのか
やはり低価格路線は重要ですが、ハイパワーマシンが欲しい人というのもいます。
私がまさにそうですが、そういう場合はどれくらいの値段になるのでしょうか。
いろんなモデルで多少盛ったりしつつ値段を見てみました。

▼SVZ1311AJ(VAIO Zシリーズ)
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Zは、以前かなり激盛りで買ったので、今回このモデルで安くなっているのかを見ます。
CPUは同じものではないので、一番いいものを頼みます。

合計 203,300円
・Core i7 3612QM
・Intel HD4000(内蔵グラフィック)
・SSD 256GB
・メモリ 8GB
・フルHD液晶
・無線 MIMO3*3
・キーボードバックライト
・HDウェブカメラ
・指紋センサー

この構成で20万円を超えました。さすがに高いですね、
VPCZ21をこれと同類の構成をした時は217,300円でしたので、当時と比較して14,000円安くなっています。
少し安くなったとは言え、まさに出たてらしいお値段。
1年経ってまたモデルチェンジをしそうになったら、あと3~4万は安くなると思います。



SVS1511AJ(VAIO Sシリーズ15)
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旧VAIO SEシリーズがこれ。
IPSパネルを採用した、15.5インチのフルHD液晶搭載ノートとして結構人気があった模様。
これからチェックしていくのは、メモリやHDDを自分で換装できるモデルです。
メモリやSSDを増設すると高いので、自分で増設できる分は自前で増設します。

【自前メモリ】 4GB増設1枚につき1,600円。合計8GBになるように調整します。
【自前SSD】一番安いHDDを選択して、128GBのSSDを自前で増設。9,000円とします。
【ドライブ】Blu-rayドライブは+1万円以内なら付ける。超えるなら外付けにすればいいし。

では、基本スペックに絞って値段を上げていきます。

116,800円+自前10,600円=127,400円
Core i7 3612QM
NVIDIA GeForce GT 640M LE(2GB)
SSD 128GB(自前)
メモリ 8GB(うち4GB自前)
1920×1080ドット[VAIOディスプレイプラス]
DVDドライブ

一番上のCPUをつけつつ、自前換装を加えれば12万円台で構成できますね。
液晶も、VAIOディスプレイプラス。IPSで高視野角でSEの時から評価が高い。
やはりこのシリーズはコスパは良い。もっと値下がりした頃を狙うのもまた良し。


一方、GPUは相変わらず3Dゲームには向かないクラスです。
640M LEは、640Mより性能を落ちていているものなので少々つらそう。

それから、まだふたを開けてみないとわからない事案が残されています。
この640M LEは、Fermi世代(40nmプロセス)とKepler世代(28nmプロセス)のいずれかです。
後者のほうが新しいのですが、どのノートにどれが搭載されるのか不明です。
他社ノートの製品でも、こういった事項が発生しています。
同じ型番でも世代が違うとか、メモリがDDR3かGDDR5か、など。
これは実機なり、ペンチマークなりがでないと、なんとも言えませんね。

ほか、旧SAとSBもありますが、この2製品はクアッドコアが選択できない上、旧SEと同等構成でもだいぶ高く、小型化の分値段が上乗せされています。
性能と値段的に興味をあまり引かなかったので今回は割愛しています。

<6月18日更新>
実機を調べてきました。
スペックから、SVS15に搭載されているGT640M LEはKepler世代のdGPUのようです。
でも、KeplerのGT640M LEはDDR3メモリなのが何とも微妙なとこではありますが。

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▼VAIO Eシリーズ
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Eシリーズはサイズが11.6~17.3インチで5モデルと、最も多岐にわかれています。
今までのFとかの分まで吸収してしまったのでしょう。

11インチと15インチの2モデルは液晶サイズが1366*768のみ。
今回は1600*900とフルHDが選択できるVAIO Eシリーズ14Pと、Eシリーズ17を見てみます。


▼SVE14A1AJ(VAIO Eシリーズ14P)
94,800円+自前10,600円=105,400円
Core i7 3612QM
AMD Radeon HD 7670M(専用ビデオメモリー1GB)
メモリ 8GB(うち4GB自前)
SSD 128GB(自前)
1600×900ドット[VAIOディスプレイ]
ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)

こちらはBlu-ray搭載が安かったのでつけました。
10万ちょっとでなかなか。DVDドライブで良ければ10万も切れます。
重さは2.23kgと、SVS15(旧SE)よりちょっと重く、液晶でも差はあるもののコスパは良いかもしれません。


▼SVE1711AJ(VAIO Eシリーズ17)
84,800円+自前12,200円=97,000円
Core i7 3612QM
SSD 128GB(自前)
メモリ 8GB(4GB2枚自前で増設)
1920×1080ドット[VAIOディスプレイプラス]
AMD Radeon HD 7650M(専用ビデオメモリー2GB)

これは17インチとでかく、3.2~3.4kgもありますが、自前換装前提で10万円を切れるなかなかのコスパ。
ちなみに、Eシリーズで唯一フルHD液晶が積める機種で、VAIOディスプレイプラス
たぶん低反射コートになっているんじゃないかと思います。
そういえば、今回はVAIOディスプレイプレミアムは、フルHDのZのみですね。
光沢パネル主流になってきているのを見るに、ディスプレイは縮小傾向かもしれません。


▼SVT1111AJ(VAIO Tシリーズ11)
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今回、同時にSONY初のウルトラブックがリリースされました。
見た感じはZにかなり近いですが、重量は11.6インチで1.3kg。
Zと同じ13.3インチは1.5kgと、ちょっと重い。
またCPUは、ウルトラブックらしくTDP17~25Wの省電力版CPUが搭載されています。

ウルトラブックにはもろもろの定義がありますが、勘違いしているものもありました。
たとえば「SSDであること」。実際にはそういう定義は無いようです。
SVTはデフォルトがHDDで、リード/ライト高速化のためのSSDが付けられていてハイブリッドになっています。

▼SVT1111AJをほどほどに構成
89,800円+自前3,600円=93,400円
Core i5 3317U
SSD 128GB
メモリ 8GB(自前)
11.6型ワイド(16:9) 1366×768ドット[VAIOディスプレイ]


メモリは自分で換装できるような記述があったので自前で入れる設定に。
CPUについては、低電圧版マシンの時点で、高負荷作業はしないだろうということで、これだけワンランクダウン想定。
SSDは自分で入れられるのか良く分からないので+15,000円でストアの128GBに。

サイズは11インチで小さく薄いですが、この設定でもう10万になるので、値段はイマイチな印象。
多少のサイズの違いはあれど軽くて高性能なZのほうがいいですね。
ZはメモリもSSDも換装できないので盛ると値段が上がるのがネックですが。


さて、次は実機も見れたら見てみたいところですね。
ベンチマークが取れればいいのですが。