このブログは洗足音楽大学の授業How to Composeの予習復習用に書いております。

履修学生の方に特化した内容ですので、御理解の上お楽しみください。




12月18日 は15回目、最後の授業です。

みんなの曲を聴きながら楽しくおわりましょう!

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

今回はこの授業で行った作曲法をダイジェストでご紹介致します。

 

なお、授業内では作曲家の楽譜等、資料を見ながらお話しいたします。

 

いきなりですが…

真顔今私達が勉強している西洋音楽は、14〜15世紀頃から楽譜によって記録されてきたものに基づいています。

 

結構長い間、楽譜を使ってきたのです。

プンプン「いやいや、その前の方が長いし!」

ウインクその通り!音楽はめちゃ太古からありました。

手振り身振り口振りで受け継がれた民族音楽はどの地域でも存在します。

 

ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン

 

この授業の最初に「主に楽譜に書ける曲についての解説をする授業」と言うお話しました。

何故か?

トランプスペードその方が説明しやすいから…

トランプダイヤ作曲法が、楽譜を使って発展してきたから…

トランプダイヤ先人の記録が残っているから…

 

トランプハート私がそうやって学んだから…


ニヤニヤ残ってきただけあって、楽譜はとても便利な道具です。

しかし、人間とは賢い生き物=ホモ・サピエンスと言うくらいですから、なんやかんやと発明いたします。

 

皆さんがお持ちのスマホ、又はパソコンがあれば楽譜が無くても音を記録して残せる。

 

そしてそれを伝える事が出来る今になりました。

何故楽譜を使って作曲するか?先程、からから言いながらお話ししましたが、一つ重要な事をいい忘れました。

 

先人達は何故楽譜を使ったか?

 

ヘビヘビヘビヘビ


「それ」しかなかったからです

 

モーツァルトはYouTubeを見るか?」と言う問題?があります・・・

 

みなさんはどう思いますか?

 

私はこう思います・・・

真顔もし18世紀にYouTube があればモーツァルトは狂ったようにフィガロの動画をあげまくるに違いありません。

ニヤニヤソクラテスはTwitter で無知無知〜と言って他人に絡みまくるでしょう。

酔っ払いエジソンは昨日発明した録音機をインスタにアップして「時代遅れ〜」と炎上してたに違いありません!

そうです、いつの時代も「それ」を使ってやるしかないのです。

えー「じゃあ今はもう楽譜要らんのと違う〜?」


チュー「なんで、めんどくさい楽典とか理論をやらなあかんの〜?」

えーん「そんなんで成績つけられて嫌なんですけど〜」

あい、すいません…

滝汗その通りです、私もそう思います。

 

もはや、楽譜音楽のツールとしては時代遅れです。

 

なので最終的にはあなたのツールを探してください。

 

 

はてなマークびっくりマークはてなマークびっくりマーク

 

最近は又カセットテープやレコードが流行ってる?とか・・・?

 

「楽譜ってかっこいい〜」と歩き楽譜なんていう時代も(絶対に来るわけないけど・・・)

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

ところでみなさんは猫あたま

 

民族音楽は、遅れた文化?理論的では無い、野蛮な音楽だと思いますか?

 

クラシックジャズは理論的に優れていて、正しい音楽だと思いますか?

私見ですが・・・

 

民族音楽、は楽譜では到底表現出来ない域に達しています。

何処かの誰かが歌った歌が、記憶だけで残ってきたパワーは、理屈では説明出来ないのです。

 

そう言った意味では、伝承音楽は、パワーのみで残されたホンマモンの芸術なのかもしれません・・・

楽譜や理論、はたまた学校なんて無くても地球には音楽が溢れていたのです拍手

 

もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや晴れ

現代の私達は音楽教育をすっ飛ばして作曲できるツールがいっぱいあります!

 

私達が手にしている数々の道具はパワー直結型のTool なんです。

 

音楽の原点回帰とも言えるのです。

 

音楽はパワーです!!!爆発だ!!!!

みなさんも一刻も早く曲を作りましょう〜そしてそれを皆に聞かせましょう。


キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

と、言う事で、最後の課題は、

「自由曲」

 
自由って何?って言う事ですが、
 
フォーム(形式)はなんでもいいよ〜と言う意味です。
AABA でも
ABAC でも
ABCD でも
ABCDEFGでも…
 
いままでお話しした2つの形式
 
AABA 
ABAC 
 
以外にも面白い形式の曲は沢山あります
 
あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと
 
「スルー・コンポーズ」
 
ここで超有名なスタンダードナンバーを紹介します。
 
譜例1)"Stella by Starlight" by Victor Young(勉強の為にわざとKey of Cで書いています)
 
この作品はABCDのスルー・コンポーズです。
 
同一の大楽節が2度と出てこない曲です。
 
非常にドラマチックな曲が多く、繰り返しが少なくて覚えにくい?にも関わらずみんなに愛され、スタンダードになって行ったのですから大した物です・・・
 
えー「え〜全部書かなくてはいけないの?めんどくさ〜い・・・」
 
ショボーン「そんな複雑な曲は書けましぇん〜」
 
滝汗ですよね・・・
 
でもね、スルー・コンポーズのスタンダードは以外と沢山あるんですよ〜
 
Witchcraft by Cy Coleman
Bye Bye Black Bird by Ray Henderson 
My Shining Hour  by Harold Arlen
Baubles, Bangles & Beads by Alexander Borodin
I'm Old Fashioned by Jerome Kern
I've Got You Under My Skin by Cole Porter
If You Never Come To Me by A.C.Jobim
How Incentive by A.C.Jobim
Lush Life by Billy Strayhorn
Perie's Scope by Bill Evans
Dolphin Dance  by Herbie Hancock
Along Came Betty by Benny Golson
Windows by Chick Corea
Memories of Tomorrow by Keith Jarrett 
 
みなさんも探してみてくださいね〜
 
あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと
 
それでは課題ですが・・・
 
構成も自由です。
 
メロディ、コードも自由です。
 
テンポ、フィール、キーも自由です。
 
楽譜又は音源で提出してください。
 
誰もが聴けるようにしてくださいませ。
 
その他「こんな事しても大丈夫ですか?」という心配があれば、直接私に聞いてくださいね。
 
Google classメールでお願いします…
 
「それでは、How to Compose まとめ」
 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How to Compose 1 「授業概要 と モチーフ」

 

音楽形式を小紹介しました。

「動機 =(モチーフ)」2小節

「小楽節 =(フレーズ、モチーフの展開)」4小節

「大楽節 =(メロディ、バース、コーラス)」8小節

形式を使って作曲する、完成させる事を目的した作曲法のお話です。

 
 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How To Compose 2 「モチーフ Part2」

 

モチーフの育て方を紹介しました。

モチーフを繰り返す事に寄って曲を成長させていく。
繰り返す際に変化を与えるための方法をいくつか紹介しました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How To Compose 4「AABAの作り方」

 

AABA形式を使ってワルツを作りました。

形式→メロディ→コード進行と言う順で作りました。

コンスタント・ストラクチャーでコードを付ける方法を説明しました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How To Compose 4「コード進行の付け方〜課題の説明」

 

AABA形式の曲の作り方を説明しました。

メロディに対してのコード付け方法の基本を説明しました。

メロディの卵の説明をしました。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How To Compose 5「課題発表1回目」

 

本クラスの目的は『作曲の入り口の為の作曲法』というお話をしました。

作曲法とは「塗り絵」である、というお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

How To Compose 6「ABAC形式〜コード進行の話」

 

ABACという輪郭をコード進行で塗っていく、というお話をしました。

AABAとABACは違うんだなあ〜というお話をしました。
ジャズ・ハーモニーの基本3要素のお話をしました。(ダイアトニック、セカンダリー・ドミナント、モーダル・インターチェンジ)

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

コード進行は作る物ではなく、集める物である…というお話をしました。

音程を使ったマトリクスというお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

リレイティッド2マイナー(Related Ⅱm) とサブ5(SUBⅤ)のお話をしました。

コード進行に対してどのようにメロディをつけるか?というお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

ABAC形式を使って曲を書こう!というお話をしました。

チャーリーパーカーのパクリのテクニックというお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

古典のすすめ・・・というお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

メロディの素についてお話をしました。

コンテンポラリーのお話も少ししました。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

音楽は数学の仲間なんです・・・というお話をしました。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

コンテンポラリー・ジャズの初期「ブルースの拡大解釈」というお話をしました。

 

ハートハートハートハート

 

と、いうわけで皆さん最後の課題を忘れない様に出してください。

期限は、12月18日(月曜日)です。

私のGoogle Classに楽譜または音源で提出してください。

 

AABA

ABAC

も出していない方は必ず提出してください。

 

3つの課題が提出されていれば(出席が悪くても)成績は必ず付けます。

 

それではみなさんお疲れさまでした〜〜〜