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「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。


「忙しい」「仕事が終わらない」と嘆いている人たちに
是非お薦めしたい一冊です。

「エッセンシャル思考」とは「より少なく、しかしより良く」
を追求する生き方のことです。

あれもこれも……と手を出して、結局自分がいちばんやりたいこと、
やるべきことが出来ていない、ということは誰もがあるかと思います。

何でも出来ることは確かに素晴らしいですが、そのために時間も
労力も浪費してしまうことは自分が本当に求めている
姿とのギャップに苦しんでしまう。。。
以前の自分は恥ずかしながらそういう人間でした。

<この仕事は、自分が今やれることのなかでいちばん重要か?>
<今、自分は正しいことに力を注いでいるか?>
と絶えず問い続ける。

そうすることで、自分が今、心血を注ぐべきもの、
熱中すべきものにリソースをかける方法を教えてくれるのが本書です。

かなり出来ていたつもりでしたが、読み返すとまだまだな部分も多く反省しました。

特に印象に残ったポイントをご紹介しますね。

…………………………………………

この仕事は、自分が今やれることのなかでいちばん重要か?

世の中の大半のものはノイズである

エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方

今、自分は正しいことに力を注いでいるかと絶えず問い続ける

■より少なく、しかしより良く
・これをやろう
・大事なことは少ない
・何を捨てるべきか

■やることを計画的に減らす
・本当に重要なことを見定める
・大事なこと以外は断る
・あらかじめ障害を取り除いておく

■充実感
・質の高い仕事ができる
・コントロールしている
・正しいことをやっている
・毎日を楽しんでいる

他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった

■エッセンシャル思考のクローゼット整理法
1.評価する
・いつか着るかもしれない、という考えはやめる
・好きか、似合うか、よく着るかと考え、NOなら不要なもの
・人生や仕事に置き換えると「これをやったら、ほかの何よりも重要な成果が得られるだろうか?」
2.捨てる
・もしもこれを持っていなかったら、今からお金を出して買うだろうか?
3.実行する
・やりやすい習慣をつけ、行動を仕組み化する

■選択
・エッセンシャル思考の人は、たっぷり時間をかけて選択肢を検討する
・エッセンシャル思考の人は多くをやらなくて済むように、多くを吟味する
・「できる」せいで「やらなくては」が増えていくストレスを抱えていないだろうか
・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、本人が手放してしまうだけだ
・選ぶことを忘れると無力感にとらわれる。自分の意志がなくなり、他人の選択を黙々と実行するだけ

■ノイズ
・大多数のものは無価値
・困難に出会った時に根性で乗り越えようとしたり、残業して片づけようとしていないか?
・幼い頃から努力の大切さを説かれた影響で、現状を超えて努力をしようとする
・努力の量が成果に比例するとは限らない。「より少なく、しかしより良く」努力したほうがよい

■トレードオフ
・何かを選ぶことは何かを捨てること
・「何をあきらめなくてはならないか?」と問うかわりに「何に全力を注ごうか?」と考える

■集中せざるをえない状況をつくる
・エッセンシャル思考における集中とは、一つの問題を考えることではなく、100の問題をじっくり検討するスペースを確保すること
・ニュートンも万有引力の著作の執筆に際し、2年間引きこもっていた
・現代はスマホ、PCのおかげで退屈凌ぎが増えたが、退屈を駆逐した結果、考える時間が奪われている
・仕事が忙しくなるほど、考える時間を確保することが必要
・忙しい日常を離れ、自分だけでいられる時間を確保する

<その2へ続く>
同名映画を観たことで原作も読みたくなり早速購入。
面白くて一気に読んだ。

「いちばん長い日」を指すのは、1945年8月14日から15日の朝まで
の日本の終戦をめぐる一日のこと。
東京の宮城(きゅうじょう)を中心に起こった戦争終結への
様々な動きを時系列で追った鬼気迫るノンフィクション。

敗戦濃厚でありながら、終戦の断を下すことに様々な障壁が待ち受ける。
その最大の壁が「大和魂」「特攻精神」だったのではないだろうか。

日清日露戦争、真珠湾攻撃などの勝利の味を知る軍の幹部たちは、
どんなに劣勢であっても「勝てる」。

たとえ勝てなくても「最後の一兵まで戦う」ことを良しとする
考えが政府、特に軍部には強くあった。

もし、あと数日早く「降伏する勇気」があれば、広島・長崎の原爆投下
という悲劇を回避できたかもしれない
と思うと、悔しささえ込み上げてくる。

結果、原爆投下をきっかけに「戦争終結」を
初めて真剣に受け入れる内閣。
「これ以上、一人も犠牲者を増やしてはならない」
という昭和天皇の日本国民への思い。

それでも「ポツダム宣言」を巡っても解釈が二転三転し、
「本土決戦に持ち込むべき」とする軍部と、
青年将校たちが終戦を前にあがき続ける。

青年将校たちは、宮城(皇居)を占拠し、8月15日正午の玉音放送を
阻もうとNHK職員を拘束し、昭和天皇の声を録音した録音盤を捜し回るが、
侍従たちの機転により、難を逃れる。

もし、録音盤が将校たちの手に渡っていたら、
終戦は延び、更に被害が出ていたかもしれない。

そう思うと、結果がわかっていながらも、ドキドキが止まらなかった。

周囲の人たちに宮城事件のことを話すと、
知らない人が意外に多いのにも驚いた。

「玉音放送って録音だったの!?」なんて声も聞かれたほど。
平和といえばそれまでだが。。。

わずか70年前に多くの若者たちが国のために命を賭けていた。
それを知る意味でもお薦めしたい一冊だ。


■問題に取り組む前にすべきこと
・ポジティブな感覚を持たせることが大切
・相手が誇りに思うことを話させると必ずうまく流れに乗る

「あなたも同じ。他人にどう見られるかを気にしている。でも大丈夫。たいていの人は自分のことしか考えていない」

「子供の頃から人を観察したり心の中を読んだりすることを学習してきましたね。気兼ねなくのんびりするのが苦手だったことが、あなたに影響しているのでは」

「過去にタフになれたら再びタフになれる。一つの領域でタフになれるなら、別の領域でも同じ経験ができる」

自信の大部分は自己評価から生まれる。長所を掘りあて、毎日思い出してもらうため、自分自身に言い聞かせてもらう

自信は必ずしも功績や行動の結果ではなく、自己評価によって生まれるもの

■緊張とは
・戦いの準備。緊張することで行動を起こす準備が出来る
・緊張が神経を研ぎ澄まし、集中させる

意識をネガティブに向けるか、成長させる方に向けるかを選ぶのは自分自身

人間は自分の話をしたがる。相手の話を引き出して少々自慢させる。
すると、相手はあなたに行為を持つ。人間は話をする道筋を作ってくれる人を好む。
人は、好きな人と取引をしたがる

「話しかけて質問をしてください。話し上手な人の後ろに隠れずにあなたが話すのです」

最初は誰か安全そうな人に波長を合わせる

あなたの最大のファンはあなた自身

最後の数回のリハーサルではダメ出しをしない。もう完璧なはずだから

自分の思考と状況にどうお対処するかは大部分がコントロール可能

「いい状態」に戻すために有効なのが身体を動かすこと

小さな習慣を変えて、僅かな調整をするだけで、大きな見返りが期待できる

経験から受けるダメージの深さは変えられる。外見や仕草がそのための武器になる

■重要な本番前にハイパフォーマーがやっていること
・深呼吸して気持ちを落ち着かせる
・肩をいからせ胸を張ると安心感が高まる
・堂々ときびきび歩くと自身が出る
・笑顔になると前向きで幸せな気分になる
・ダンスをすると楽しい気分になる
・座るとき、立つ時に前に重心をかけると俊敏になる
・両足を開いて立つと、自分がタフで力強く感じる

「熊を恐れるから逃げる」のではなく「熊から逃げるから恐くなる」

成功を手に入れるには細部に目配りをする

■勝負スペース
・自分の勝負スペースを把握すれば、スイッチの入れ時、切り時もわかってくる
・勝負スペースでどんな自分になりたいかを知るために、自分にとっての効果的な感情を突き止める

最も重要なアドバイスは「正しい目標を設定すること」

私の関心は、その人の現在と、こうありたいという未来にある

人間は、自分に全力で集中してくれる人との会話から恩恵を得られる

■意識してタフになる
・タフであることは、意識をもって選択すること
・何かを決めるときはその選択肢を取る理由を常に意識する
・タフであることは、違う考え方をする勇気を持つこと
・タフであることは、つらくても進み続けること

人生はシンプルだというのは大きな誤解。人生は厳しい。
大切なのは、痛い目に遭わされたことでなく、あなたがどれくらい受けいれて、それでも進み続けられるかである

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えも言われぬ不安や恐れの正体がわかっただけでも、
この本を読んだ価値はあるだろう。

失うことを恐れながら、でも、失っても何も困らないことに
気づかせてくれた。

頑張っているのに、どうしても満足感を得られない人は、
「本当の目標」にフォーカスをあてることを忘れているのかもしれない。

自戒を込めて、お薦めしたい一冊だ。