「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ -19ページ目

「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。

■成功を捨て続ける
・成功を捨て続ければ成長につながる
・過去の成功に執着すると、同じことをやり続けるだけ
・新しい技術は次々と生まれ、ユーザーのニーズも変化
・気づいた時には時代に取り残されてしまう
・厳しくとも、常に新しい価値を生み出すことに挑戦し続ければ、
 その人の市場価値を高められる

■率直にものを言う
・実力の足りない人を持ち上げても勘違いさせるだけ
・実力が足りないとはっきり伝えた方がいい
・それが言えないのは相手を傷つけたくないから
・相手を傷つけたくないのは、自分が傷つきたくないから
・大切なのは目的
・例えば、「部下に成長してほしい」という目的のためなら、
  自分がどう思われようが率直に相手に伝える

■優秀な人ほど喧嘩をしない
・喧嘩をしている時間がもったいない。
・どちらの意見がユーザーのためになるか?  だけを判断基準にしている

■モチベーションは上げない
・ビジネスは結果が全て。例えば、社員のモチベーションに配慮する理由で
 結果が出ない仕事を続けることはできない。
・モチベーションを上げてもらおうという人が優秀な人たちの足を引っ張っている
・大企業では管理職が疲れているという話をよく耳にする
・いい結果を生み出すためには、優秀な人が余計なことに惑わされず、
  速いスピードで動ける環境が大事

■リーダーシップとは?
・リーダーは夢を語る人
・チームを動かすエンジンとなるのは夢に共感するメンバーの自発性
・権威を背景に人を動かそうとする偉い人は、リーダーの本質ではない

■意思決定は2つ
・「自分で決めること」と「決める人を決めること」
・リーダーに必要なのはスピーディーな意思決定
・スピードやクオリティを下げるくらいなら現場に権限を渡す

■ビジネスに情はいらない
・可哀相だと降格をさせることができないリーダーがいる
・情をかけることで自分を守ろうとしているだけ
・交代させて結果が出なければ自分に火の粉が舞うだけだから
・リーダーの仕事は部下に好かれることではない
・部下を成長させ、企業を成長させるのがリーダーの仕事

■ビジョンはいらない
・ビジョンがあると縛られるだけ。時代の変化に対応できない
・ビジョンを示すことで人は安心したいだけ
・むしろそれは危険。危機感が失われるだけ
・人間は不安だからこそ神経が研ぎ澄まされる

■戦略はシンプルに
・最も大切なことだけをシンプルにわかりやすく伝える
・LINE株式会社の戦略はただ一つ
 「どこよりも速く、最高のクオリティのプロダクトを出す」
・LINEにヒットの兆しが見えたときは「LINE事業では儲けなくていい。
 ユーザーの拡大だけを考える」という戦略に徹した

■事業計画はいらない
・計画を変えることに日本人は抵抗をもつ人が多い
・よって、計画を発表しない
・リーダーにベースラインを伝えたら、後は個々の判断に委ねる

■スピードを上げるには?
・余計なことをやめる。全てをシンプルにする
・無駄な会議、無駄な申請書、時間のかかる決裁、日次報告
 ……「本当に必要なのか?」という視点で検証すれば、
いくらでも余計なルールは見つかる

■会議はしない
・ダメな会社ほど会議が多い
・著者自身、会議に出ないことを基本にしている
・重要なのは「会議をした」という形式的事実でなく、議論の中身と意思決定の質。
・よほどの案件でなければメールで十分。
・会議を減らすためには、会議を増やそうとする人を排除する
・部下に権限委譲することで会議に出る必要がなくなる

■売上競争しない
・社内の部署同士で競って一時的に活性化することはあっても本質的ではない。
・本質はユーザーのニーズに応えること。
・売上競争に陥った結果、ユーザー・ファーストの意識が抜け落ち、
 売上優先主義がはびこることの方が危険
・いいサービスを出していれば、いつか結果はよくなる

■差別化は目指さない
・差別化したければ差別化は狙わない
・ベンチマークした商品の中で、ユーザーにとって最重要価値にフォーカスする。
・そして、その価値をとことん磨き上げる。
・その時、初めて真の差別化を生み出すことができる

■イノベーションは目指さない
・目指すことでかえって遠ざかるのがイノベーション
・なぜなら自分本位だから
・新しいことがやりたい、今までにないものを作りたいと突っ走り、
 ユーザーの求めていないものをやっても無意味
・LINEでバナー広告を出さないのも、ユーザーにとっては邪魔だから。
・代わりにスポンサード・スタンプを生み出した
・シンプルにユーザーにとっての価値を追求していく

■スピード×クオリティ
・この掛け算を最大化することが、あらゆるビジネスを成功させる鉄則
・ユーザーが求めていることの本質を知ること。
 自己満足を排し、その本質に応えることだけに集中する
・それが最高のクオリティを最高のスピードで実現するために最も重要なポイント

■イノベーションを起こす方法
・自分が欲しいものを追求してもジョブズのような結果を出すことはできない
・ユーザーの声を表面的に聞くのではなく、それを掘り下げて考える
・ユーザーは「本当の答え」を教えてくれない
・ユーザーが本当に求めているものは何か? を自分の頭で考え抜くこと

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ビジネスの常識とされてきたことなどお構いなし。

ユーザーにとってそれは必要か?
仕事のスピードを上げる上でそれは必要か?
仕事のクオリティを上げる上でそれは必要か?

……といった視点で仕事に取り組むと、「シンプルに考える」にいきつく。

自分も会議には出ないし、仕事に必要ないことは無視してきた。
たとえ社長であっても上司よりも読者の方を向いて仕事をしてきたつもりだ。

だが、自分のやり方は本当に甘かった。
著者の思考法に触れ、パラダイムシフトが起こったといっても過言ではない。

ユーザー・ファースト。

その言葉の意味を改めて噛みしめさせてくれる一冊だ。




今春、LINE社長を退任された森川亮氏の初の著書。
絶好調の組織をなぜ辞めたのか。
素人考えでは勿体ないと考えてしまう。

日本テレビ→ソニー→NHN Japan(LINEの前身)と
転職の度に収入が半減してきたという著者。
それでも好きな仕事を好きにやりたいという思いから、
世間の価値観に逆行した道を歩まれてきた。

そんな著者だからこそ、誰もが羨むLINE社長の椅子を手放せるのかもしれない。

<何がいちばん大切か? ヒット商品をつくり続けること。これしかありません>

<大切なのは「考えること」。人が悩むのは「表面的な価値」に惑わされているからです>

<LINE株式会社の社長に就任したときに、こう心に決めました。
「年齢、職歴、役職に関係なく、ユーザーのニーズに応える情熱と能力がある人間が
主導権をとる。そして、クオリティの高いプロダクトをどこよりも早く出す。
ルールはこれだけ」>

単なる成功物語でなく、己を成長させるためにいかに仕事と向き合うか。
その考え方がまさにシンプルに学べる一冊。

まえがきにある以下の方針をみて、軽い衝撃を受けた。

■著者の方針
・戦わない
・ビジョンはいらない
・計画ははいらない
・情報共有はしない
・偉い人はいらない
・モチベーションは上げない
・成功は捨て続ける
・差別化は狙わない
・イノベーションは目指さない
・経営は管理ではない

シェアしたいポイント、言葉はこちら。

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■ビジネスとは何か?
・求める人と与える人のエコシステム(生態系)。これがビジネスの本質。
・お腹が空いた人においしい料理を出す。冬の寒い日にあたたかい衣服を差し出す。
・人々が求めているものを与えることができる人は、
 どんな時代になっても生きていくことができる。

■イノベーションには何が必要か?
・真っ先に挙げられるのが「自由」です。

■会社は何のためにあるのか?
・世の中に価値を提供するためにある。これがすべて。

■LINE株式会社は大量採用はしない。
・数を求めると質を犠牲にせざるを得ない。
・何事も量が質を決める。間違った目的を持つ人の割合が高くなると、
 徐々に企業文化が変わり始める。
・仕事が増えても安易に採用を増やすと命取りになる。
・無駄な仕事を徹底的に排除して、採用を極力絞り込む。
・一人ひとりの人物を見極める努力をする必要がある。

■採用する人をどう見極めるか?
・「僕はその人の価値観や生き方に注意を払いました」
・成功体験があっても、あくまで謙虚にさらなる成長を求めているか?
 ここが最大のポイント
・本当に優秀な人が求めているのはお金や地位ではなく、
  業界トップのスゴい人と一緒に働くこと

<仕事は自分でとりにいく>

■お金と名誉
・これらをモチベーションに働くのは危険。
・お金や名誉を手に入れると守ろうとしてしまい、新しいチャレンジが出来ず、
  自分の成長を止めてしまう
・日テレ時代、周りからチヤホヤされていた。社会を見渡し自分の実力がわかっていた。
・自分の市場価値に比べて高すぎる給料とステータスに、
 「このままじゃダメになってしまう」と怖くなった

■幸せとは何か
・人は誰でも誰かに認められたい
・仕事を通じて世の中の人に喜んでもらったときに、
 自分の存在価値を認められたと感じることが幸せ
・そのた幸せのために身を削る努力ができるのがプロフェッショナル。

■空気は読まない
・空気を読まないことは、すごい人の共通点
・自分が違うと思えば、空気を読まずに突き進む
・職場の批判よりユーザーを恐れる。ユーザーが求めているものから
 1ミリずれただけでも、作り上げたプロダクトは相手にしてもらえないことを知っているから
・職場の空気を読むことが目的になると、上司の意向や会社の事情など
 ユーザーに関係ない私情が入りこむ
・周囲に気を使う曖昧な人はそこそこの仕事は出来るが、
「そこそこ」を超えることは絶対に出来ない

■専門家になってはいけない
・しばしば専門家は専門分野にこだわる余り、本質を見失ってしまう
・「そもそも、これは何なのか?」---この問い掛けこそが、
 物事の本質に立ち返らせてくれる

■「予算が少ないから結果を出すことが出来ない」という人
・こういう言い訳をする人で仕事が出来る人はいない
・リソースに恵まれた環境にいることは、必ずしも喜ばしいことではない
・何もない状況こそ大きく成長できる。「リソースが足りなくても成功できる」
  という確信を得ることができる。
・その確信こそが、ビジネスパーソンの自信の源になる

■「失敗してもいいから」などと考えたことはない
・絶対に成功するなどありえないのは当たり前。
 かといって失敗してもいいというのは無責任。
・成功するために安易な妥協はしない。
 成功の確信が持てるまでありとあらゆる努力をする。

■不安を楽しむ
・将来が不安だから挑戦しにない、変化が速いからついていけない
 などと考えても何も生み出さない
・未来がわからないからこそ可能性がある、変化が激しいからこそ
  チャンスがあると考え、積極的に生きる
・「僕の幸運はLINE株式会社にそういう人ばかりが集まったことです」

■全社員の給料をリセットすることに
・成果を出し、ユーザーに大きな価値を提供している人から優先的に給料を払う
・反対する社員が続出したが聞く耳を持たなかった
・反対していたのは、働きに比べて給料を貰いすぎている人だけだったから
・反対していた人の多くは退職したが人員補充は行わず
・その分の給与を結果を出している社員に配分
→「本当にできる人が報われる会社にする」


<その2へ続く>
<その2からの続き>


<食べ方に関するジョコビッチのルール>
■「食物は情報だ」
・この一文を覚えたら、あなたの食べ方は根本的に変わる。
 食物は体にどう機能するかを伝える情報なのだ
・どのように食べ物が肉体とコミュニケーションをとっているか、
 体が食べ物にどのように反応するか

■ゆっくりと意識的に食べよう
・消化は口腔から始まる。
・肉体は食べ物と一体になる必要がある。
・食事中にテレビを観たり、誰かと長く話すこともない。
・噛むときはフォークを目の前に置き、かみ砕くことに集中する。
・その間にも消化の過程は始まっている。唾液に含まれるエンザイムが
 食物と混ざり、胃に到達する頃には情報として形をなしている

■体に明確な指示を与えよう
・食物を2つの目的で使う。1つは活動エネルギー、2つ目は治癒と回復。
・「エネルギーが必要なんだ。だからとれるだけとってくれ」
 「今日作った傷を修復してほしい。君に与えるプロテインを使って
 必要なことをやってくれ」などと語りかける。

■前向きであれ
・何を食べるかだけでなく、同時に食べ物をどう扱うかによって、
  明るいエネルギーも暗いエネルギーも運ぶことがあると信じている。
・だから、食事中にテレビを観ない。ネガティブな情報を食物と一緒に
 体に運んでしまうからだ。
・暗い感情を抱えながら食事をすれば、得られるエネルギー
 も減少すると信じている。
・だからこそ、食事前に必ず祈る。食べ物の前ではいつも謙虚でありたい。
 今はかつてなく食べ物に感謝している。

■量ではなく、質を追求せよ
・アスリートたちは十分でないことを恐れている。ジョコビッチもかつては
  練習中も満腹のときもエネルギーバーを無理やり食べた。
・必要以上の食物を胃に詰め込み、処理しきれないほどの
  膨大な情報を送り込んでいた。
・食べ物の量を心配するよりも、質に気を配る方がはるかに大切。
・可能な限り、添加物、化学薬品が含まれていないオーガニックで、
  天然で、精製されていない物を選んで食べる
・化学薬品が肉体に対して出す指令の一つ――「体重を増やせ」。
・もちろん、オーがーニック食品にお金がかかるのはわかっている。
 だが、そういう食品にはそれだけの投資をする価値があるのだ

■体が発する声に耳を傾けるい
・「不健康な物を口にした時、私はどんな気分になるのだろう?」
→体は叫び声を上げてシグナルを送ってくる。「これから代償を支払ってもらうぞ」
・「体によい食べ物を食べる時、どんな気分だろう?」
→最高の気分になる
・日中に食べすぎたとか、だるさを感じたことはないか?
 こういった感覚に注意を払えば、必要な食べ物に関する「第六感」を得られる
・必要なカロリーを摂取することより、必要な燃料を注入することを重視

■朝の習慣
1、毎朝、グラス一杯の常温の水を飲む
・冷水は消化が遅くなり、筋肉への血流が妨げられる
2、スプーン2杯の蜂蜜
・抗菌作用の高いマヌカハニーを好んでいる。
・肉体が必要としている糖分、フルトークスを補給する
3、朝食時間のパワーボウル
・グルテンフリーのミューズリーかオートミール
・様々な種類のナッツ
・ひまわり、またはかぼちゃの種
・果物(あらゆる種類のベリー、バナナ)
・ココナッツオイル(小スプーン1杯)
・ライスミルク、アーモンドミイルクまたはココナッツウォーター
→以上を通常サイズのボウルに入れて混ぜて食べている

■オープンマインドで、新しい手段を求めることをやめてはならない
・社会上層部にいる人の一部が「負」をまき散らしている。
 「我々の製品を使えば気分をよくしてやる」「私たちが必要と言っている
 ものがまだあなたには足りない。恐れさせてやる」
・健康な人でさえ「今のままでいるにはサプリメントが必要だ」
・よい食べ物
・運動
・心がオープンであること
・前向きなエネルギー
・偉大な結果

■ジョコビッチのエネルギーを維持する方法→マインドフルネス
・静かに座り、呼吸、その瞬間、感じている肉体のうごめきに集中する
・色々な考えが浮かんでは消え、収集がつかなくなってもそのままにしておく
・これを5分間行う
・静寂の中で、集中して、ポジティブなエネルギーを見つけること

■最高の眠りを得るための工夫
1、いつでも可能な限り同じ習慣を守る
2、カフェインはとらない
3、有益な活動を減らしていく(就寝前は静かに過ごす)
4、世間と隔絶する(遮音やアイマスクなど)
5、予定より早く目覚めたら横たわったままでいる(この時間を瞑想に使う)
6、メラトニンサプリメントを服用する
   (時差ぼけ回復、一日のリズムを取り戻すのに必要な天然ホルモン)
7、目覚めたら日光にあたる

<あなたと一緒にいる人があなたそのものなのだ>

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「14日間だけこういう食べ物をやめてみてくれ」

自分も「2週間だけなら」と思い、実際に以下のことをやってみた。

・グルテンを極力取らない
・砂糖を極力取らない
・カフェインを極力取らない
・冷たい飲料、食物は極力取らない
・オイルは極力、オリーブオイルとココナッツオイルを使う
・食事前に食べ物に感謝する
・食事中には噛むことに集中する
・朝晩5分ずつの瞑想をする
・睡眠時間を一定にする

……最初の1週間はひどく疲れ、夕方になると睡魔が襲ってきた。
2日だけ、スタミナをつけようと鶏肉を食べたが、
体力は回復しなかったのでやめた。

だが、2週目に入ると体調もよくなり、スタミナが漲り、
本書にもあるように「頭脳明晰」になった気がした。

何より嬉しかったのが、週に1,2度起こる偏頭痛がなくなり、
20年来の悩みの種だった慢性鼻炎が治まったこと。
これも本書のとおりだった。

また、久しぶりに会う人から「髪に何か塗ってますか?」と
言われることが多くなった。
髪にハリが出て、黒々ツヤツヤしてきたというのだ。
これは予想外の産物だった。

そんなわけで、2週間を過ぎても、この習慣をやめる理由はなかった。

一流の人はなぜそこまでコンディションにこだわるのか」を読んで一カ月、
「ジョコビッチの自分を変える食事」を読んで2週間の段階、
つまり、食事改善をして1カ月の段階で、
体重は68kg→58kgへと10キロ減り、体脂肪も17%→7%へ10%下がった。

始めて2カ月近くになるが、毎日が快適で、2ヶ月前の自分とは別人のようだ。

以前ならきっと見向きもしなかったこの2冊に出会えたことに心から感謝したい。

今は、本書にあるこの言葉の意味を実感できている。

<自分を制御できる力の大きさが、あなたの人生の質を決める>