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「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。


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■ジョコビッチが発作を起こしたり、体が重くて、動きが鈍くて疲れやすかった理由
・普通の人と同じ食事をしていた
・ピザ、パスタ、パンを一日数回、肉料理と一緒に食べていた
・試合中もエネルギー補給になると信じ、スナックバーやクッキーを口にしていた

■実は、体内に炎症を引き起こしていたことに気づかなかった
・体が受け付けない食べ物を口にしていると、鼻づまり、関節炎、
  内臓の痙攣といった形で体は信号を送ってくる
・ジョコビッチの場合は喘息の発作のような症状。
  試合中に体調を崩し棄権することも多かった。
・2010年の全豪オープンでは、ツォンガ戦において腹痛を起こし、
 敗北したジョコビッチ。
・それをTVで観たセルビアの栄養学者セトジェヴィッチ博士が
  「あなたの姿をテレビでみて、手助けの術がわかった」と連絡してきた。
・その翌年2011年には全豪・ウィンブルドン・全米オープンで優勝し、
  世界ランキング1位に。
・その飛躍を支えたのは食事を変えたこと。

<まず博士は私の左手を腹に当てさせ、右腕を横にまっすぐに伸ばすように指示した。
博士は私に一切れのパンを渡し、お腹の前で持つように言った。
博士は私の腕を下に押した。パンを持たない時はビクともしなかった右腕が、
パンをお腹に近づけるだけで、腕を押す博士の力に抵抗できなかったのだ。
「君の体がパンに含まれる小麦を拒絶している証だ」>

■ELISAテスト
・特定の食物に対する不耐性を正確に計測する方法。
・ジョコビッチのトレーナーはパイナップルと卵白に過敏であることがわかり、
 その2つを食事から排除しただけで数週間で4、5kg体重が落ちた。
・ジョコビッチの血液検査結果は、小麦、乳製品に不耐性があり、
 トマトにも少し敏感だった。

<「今後、君の体の機能を上げたいのであれば、パンを食べるのはやめなさい」
セトジェヴィッチ博士が言い渡した。
「チーズもダメだね。トマトも減らすことだ」
「先生、待ってくださいよ」
私は抵抗した
「うちの両親はピザ屋なんですよ!」>

<「2週間でいい」
博士は言った。
「14日間だけこういう食べ物をやめてみてくれ」>

■ジョコビッチの14日間の食事改善プログラム
・パン、ピザ、パスタなどを摂取しない。
・最初の1週間は食べたくてたまらなかった。
  だが、日が進むにつれ、気分が変わってきた。
  体が軽くなり、活力が湧いてきた。
・14年間悩まされていた夜間の鼻づまりが突如消え去った。
・1週間過ぎると、パンもクッキーも食べたくなくなっていた。
・2週間経って、パンを一片食べると、二日酔いのような状態に襲われた。

<あなたはただ、やってみるだけでいい。あなたにとって最悪の敗北とは
失敗そのものではない。やろうとしないで無理と決めてしまうことだ>

■グルテンが含まれる食物
・パン(全粒粉パンも同様)
・小麦から作られた麺(パスタ、うどん)
・スイーツ全般、・クッキー、スナック類、シリアル
・麦芽から作られたアルコール(ビールなど)
・肉の詰め物
・調味料全般
・一部の乳製品、インスタント飲料
・揚げ物

■グルテンの問題点
・小麦は現代人が摂取するカロリーの20%を占めている
・昔の小麦と今の小麦は別物。遺伝子組み替えがほぼ100%。
・グルテンは消化しにくい物質。
・グルテンは腸内でビタミンやミネラルの消化吸収を阻害する
・インシュリンを急上昇させる(お菓子やアイスより速く急上昇させる)
・穀粒脳(グレイン・ブレイン)を引き起こす…頭の中にもやがかかった状態。
  うつ病や無気力、痴呆や精神疾患にもつながる

<グルテンを14日間だけやめてみて、どういう気分になるか試してほしい。
そして15日目にパンを少しだけ食べて様子をみてほしい>

<体が発する声に耳を傾けてほしい。>

■グルテンをやめた効果(ジョコビッチの場合)
・体重が82kg→78kgに
・疲れにくくなり、活力がみなぎった
・鼻づまりが治った
・平常心を保てるようになった
・頭の中にあった霧が消え去った。頭脳明晰、思考も明瞭になった。

■砂糖について
・糖分はフルトークスという果物や蜂蜜に含まれている
  天然の糖分のみで摂取
・精製された砂糖とは別物
・食事から少しでも多くの砂糖をカットすることを勧める
・砂糖が減れば減るほど、インシュリンの分泌量が減り、
  蓄積される脂肪量も減る

■乳製品とのお別れで何が起こったか
・人の多くはラクトース不耐症(消化システムが乳製品に含まれる糖分・ラクトース
 を分解できない)を抱えているので、乳製品を取り除く効果が期待できる。
・ジョコビッチは、乳製品をやめたら体重が急激に減った。
・牛乳の半分は糖分でできている
・代わりのカルシウム源はブロッコリーやツナ、サーモンなどの魚類、
 アーモンドミルクのようなミルク代用品がお勧め

■活力を与えてくれる食品
・魚、肉、鶏卵(オーガニックのもの)
・低炭水化物野菜(芋、根菜、瓜、南瓜等はデンプンと炭水化物が多いので避ける)
・果物
・穀物類(グルテンフリーのもの)…キノア、ソバ、玄米、オート麦
・ナッツ&豆類(塩分が高い缶詰の豆は避ける)
・健康的なオイル(オリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドオイル、亜麻仁油)
・調味料(マスタード、ワサビダイコン、酢、ホットソース、わさび)
・ハーブとスパイス
・しらたき
(1gだけ摂取するだけでも血流に糖分が吸収される速度を遅くする効果がある)
 
■水について
・基本的に水は常温。冷水は消化が遅くなり、筋肉への血流が妨げられる
・水分の摂り過ぎにも注意。多すぎる水分のせいで、
 有益なビタミンやミネラルを流してしまう。
・尿が透き通っている時は水分過多。

<その3へ続く>
【一カ月で体重10kg減、体脂肪-10%、集中力10倍の成果を出した本・2冊目】

2012年、2014年、2015年と世界1位を維持し、
現在もテニス界の絶対的王者に君臨するノバク・ジョコビッチ(セルビア)。

空爆が続くセルビアのリビングルームで、ピート・サンプラスがウィンブルドンで
優勝する姿を見て、人生の目標を決めた6歳の少年が、いかにして幸運を手にし、
努力を重ねてプロになったかが本書に綴られている。

<ほとんどの人は、人生で何をしたいのかを6歳で決めることはないだろう。
でも、私は決めていた。13年前、セルビアの山岳地帯にあるコパオニクという街で
両親がやっていたピザ屋の小さなリビングルームで、私はピート・サンプラスが
ウィンブルドンで優勝する姿を見て、心に誓ったのだ。
「いつの日か、あそこで優勝するのはボクなんだ」と。
それまで、テニスなど一度もしたことはなかった。
知人の中にもテニス経験者はいなかった>

今では信じられないが、かつてジョコビッチは
「第2集団でもがくだけ」の「そこそこ」の選手だったという。

<私はネットの向こうにいるワウリンカを見た。
突如重力が私にのしかかって、仰向けに赤土のコートに押し倒し、
胸のうずきを感じていた。あおの呪い-----予告もなしに私の力を奪う謎の力
----がまた襲いかかってきたのだ。どれほど懸命に息を吸いこもうとしても
肺に空気が入ってこない>

以前のジョコビッチは試合中に倒れることが度々あったという。
アレルギー、喘息の発作、単なる調整不足などと揶揄されたが原因は不明。
もちろん、その対策のために、メンタル、フィジカルの両面を鍛え上げた。

それでも、2010年の全豪オープンのツォンガ戦で試合中に発作を起こし、
敗北してしまったのだ。

<私にとって、プロ生活で最低の瞬間が、2010年全豪オープンだった>

その最低の試合がきっかけで、今の栄光への架け橋となる出来事が起こる。

ツォンガ戦を偶然TVで観ていたセルビアの栄養学者セトジェヴィッチ博士が
倒れたジョコビッチを観て、「喘息ではない」と感じ、電話をかけてきたのだ。

「あなたの姿をテレビでみて、手助けの術がわかった」

その一本の電話から、ジョコビッチの運命が大きく変わった。

<2011年7月までに──あの全豪オープンからわずか18カ月後である
──私はまったくの別人になっていた。そして生涯の目標だった
2つのゴールに到達した。ウィンブルドン優勝と、世界ランキング1位だ。
最後に、ラファエル・ナダルのギリギリのバックハンドの行く末を確かめて、
ウィンブルドンカップに手が届いたとき、私はまだ何もなくて
不可能な夢を見ていた6歳の目でそのシーンを見ていた。
私はグラウンドに倒れ込み、思いきり腕を天に突き上げた。
そしてかがみこんだ私はウィンブルドンの芝を少し引き抜き、食べた。
そこには汗の味がしみ込んでいた。私の汗だ。
それまで味わったことがない甘い味が口に広がった>

<2012年1月、全豪オープンの決勝で私はナダルを撃破した。
試合は5時間53分にわたった。全豪オープン史上でも最長記録であり、
グランドスラムにおけるシングルス決勝の中でも最長である。
多くのコメンテーターたちがこの試合をテニス史上最高の名勝負と呼んでくれた。
ミルヤンがチョコレートバーを持ってきてくれた。私は一かけらだけ叩き割り
──本当に小さな一かけらだった──口の中に放り込み、舌の上で溶けるに任せた。
それだけが、私の贅沢だった。
それは、世界1位にたどり着くために必要な代償だった>

その代償とは「食事」。

本書は、トレーニングプログラムではなく、「食事」によって人生を激変させた
ジョコビッチが何をどう食べたのかが惜しげも無く披露されている。

<まだ体が若くて強靭な頃なら、病気になったり疲れを覚えたり
することもたいしてなく、悪い食べ物やストレスにも対抗できたかもしれない。
だが年齢を重ねるにつれ、これまでの食べ方や生き方にしがみついていると、
さまざまな問題に直面することとなる。だから、食べ方を変える必要があるのだ>

勿論、世界一のアスリートの方法なので全てが普通の人にあてはまるわけではない。

ただ、一般の人にとっても有用なことは明らか。
少なくとも自分自身は大きく変わった。

詳しくは後述するが、前回紹介した
一流の人はなぜそこまでコンディションにこだわるのか
と併せて食事法を見直した結果、
一カ月で体重10kg減、体脂肪-10%、集中力10倍(実感)
の成果を出すことができた。
*因みに自分は元々デブではない・笑

シェアしたい具体的な方法は、次回<その2>で紹介したい。


■人間の体の機能は3分割して考える
・4時~12時→排泄
・12時~20時→消化
・20時~4時→吸収

■朝は出すことに全力を(4時~12時→排泄)
・起床後、口をゆすぎ、うぎをし、常温の水500mlを
  15分かけて飲む(一気に飲んでも吸収できない)
・便意がなくても便座に座る習慣を
・朝食はお腹が空いていなければ食べなくてよい
・食べたいときはフルーツ
 (ただし、胃に食べ物が残っていると胃の中で酸化するので注意)

■ランチ
・何を摂るかでなく、何を摂らないかと考える
・食べすぎると眠くなり、午後のパフォーマンスに影響するので、
  腹五分目が理想
・食べないという選択肢を持ってもいい

■間食
・急激に血糖値を上げないために、空腹時に血糖値上昇の
 抑制効果があるものを食べる
・ドライフルーツ、ナッツ、ハチミツなど

■夕食
・寝る3時間前に済ませておく
・サラダから食べて、極力消化のよいものを中心に
・しっかり噛む
・食後にフルーツを食べない

■飲み会
・基本的に好きに食べても良い
・ただし、サラダから食べて血糖値の急上昇を抑える

■入浴
・睡眠へのウォーミングアップ時間
・入浴中に体と向き合い、体に感謝する
・バスタブに入るときは電気を消すのがおすすめ

■正しい睡眠のルール
・食べる時間を削ってでも睡眠を優先する
・成長ホルモンが活性化する夜10時~午前2時になるべく眠るように努める
・疲労回復、病気の回復にも役立つ
・「夜8時以降に重大な決断をするな」
  →大切な仕事は早く寝て早く起きて朝やる
・起床時刻を一定にする(前夜が遅くてもいつもと同じ時間に起きる)
 →寝不足は昼寝で補う
・寝るまでの3時間以内に食事しない
・寝る前に水を飲まない
・寝る前にPC、テレビ、スマホをいじらない
・近くにスマホを置かない
・お風呂は眠る1時間以内に入る

■正しい仮眠のルール
・20分以上寝ない
・12~15時の間に寝る
・横にならない

■注意すべき食べ物
【乳製品】日本人に合わない食べ物で胃腸の調子に影響する
【カフェイン】利尿作用があるので、体の水分を出しすぎで
  体が乾燥し疲れやすくなる→ノンカフェインコーヒーがお薦め
【栄養ドリンク】目が覚めた気になるのはカフェインやタウリンで
  一時的に血糖値や血圧を上げたから
【コンビニ商品】成分表示をみて、添加物が少ないものを摂ることを心がける
  →安い食品には安い理由がある。安い食品を食べていると安い体になる
【タバコ】ストレス解消はウソ。吸わない人の2倍、メタボになるリスクも高まる
【薬】症状を緩和してくれる分、体のどこかに負担がかかっている

■ハイパフォーマーであるために
・常に生涯価値を頭に入れて生活することで、今、この食品、飲み物、
 人との関係、仕事など何を選択するかが自然とわかる
・残業より、働く時間の密度を上げて、余裕を持つ→チャンスを掴みやすい
・群れることを恐れ、孤独であることに安心する→敵を作ることを恐れない
・世の中の常識を鵜呑みにしない

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現実的に、自分はフルーツデトックスはやっていない。

朝、昼は、お腹が空いたらフルーツを食べ、夜は野菜中心の食事をたらふく食べていた。
外食では、ご一緒した人に合わせて普通に食べていたが、
酒は元々強くないので、2、3杯といったところ。
家では飲酒はしていない。
ファスティングのゆるい版といったところだろうか。

カフェイン摂取はやめ、コーヒーか紅茶しかないときは紅茶を選択するなどし、
揚げ物も食べなくなった。

いちばん大きかったのは、肉を食べなくなったことだ。
「肉は死んだ動物の肉」という一節で食べる気が失せた、というのが本音だ。
もちろん、外食では出れば食べるが、積極的jに摂取することはなかった。

この本を読んで2週間後に「出会ってしまった」もう一冊の本との
相乗効果もあるが、自分の一カ月の成果をご紹介したい。

・体重は68kg→58kg
・体脂肪17%→7%

何よりも効果があったのが、頭が冴え、集中力の持続性が上がったこと。
実感として、10倍は上がったと思う。
当然仕事のスピードも段違いであがり、まさに本書の通り、
「パフォーマンスが上がった」のだ。

次回、もう一冊の禁断の書を紹介したい。



<その1からの続き>