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「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。

『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』
『心配事の9割は起こらない』などのベストセラー作家でもあり、

曹洞宗徳雄山建功寺住職で庭園デザイナーの
桝野俊明氏の最新著書を早速拝読させて頂いた。

テーマは「ゆるす」。

「ゆるせない人の根本は自分がゆるせないんだ」
という言葉を以前聞いた時に膝を打った。

ただ、自分のためにゆるしたほうがいいというロジックはわかるが、
どこか腑に落ちないところがあった。
これって自分が我慢するということなのではないかと。

本書では、もっとシンプルに「ゆるす」ためのメソッドを
禅の教えをベースに紹介してくれている。

シェアしたい言葉やポイントはこちら。

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一事が万事。“たかがお茶”にも心配りができる人は全てに心配りができる人であり、
どんな仕事にも主人公として臨める人

「悪口は意地の悪い人の慰めである」(J・ジューベル/フランスの哲学者)

和顔愛語(わげんあいご)…いつも和やかでやさしい表情、
慈しみのある言葉をもって人に接しなさい

人は度量の違いを感じている相手に嫉妬することはない

ムダな努力などないのです。ムダにするもしないも、ひとえに自分の心次第です

煩わしいこと、面倒くさいことほど、それを引き受けたら大きな感謝の声が寄せられる。
損な役回りほど、やりがいを感じさせてくれる可能性を秘めている

■語り合える友がいない…
・本当に心から語り合える友人は、そう簡単にできない。生涯に一人いれば十分
・一期一会の心をもって人と接することが、心の友を得るための入り口になる

■憎しみを消す方法
・どの瞬間にもやるべきことはある。過去にとらわれていたら
 大事なやるべきことが見えなくなる
・生きる上で憎しみを感じるのは仕方がない
・憎しみを感じるごとに、その憎しみをその場に置いていく、
 という感覚でいれば心は軽くなる

人づきあいにうまいもヘタもない。
その縁の中で、相手を思いやる自分、自分を思ってくれる相手を感じられるかどうか

■無功徳(見返りは求めない)
・どれほど素晴らしい行いも功徳(見返り)を求めた途端に輝きを失う
・自分が充実した思いでその行為をし、相手の感謝に繋がること以上の見返りはない
・縁を頂いたことをただありがたいと受け止れば、幸福感がもっと広がる

■腹が立ったら
・どうしようもないことはどうしようもないのだと明らかにする
・ただ、腹立たしさは抑えようとすると逆効果
・おへその7、5センチ下にある丹田を意識して深い腹式呼吸をする
・カッと頭に血が上っても丹田呼吸ですーっと鎮まる
・ポイントは吐ききる事。吐ききれば吸うことを意識しなくても自然に空気が入ってくる

■片づけられないときは…
・片づけを「次の行動への準備」と考える
・使ったものはその都度元の位置に戻すことで片づけは最小限で済む

■拗ねやすい人
・拗ねる人の気持ちの奥底には甘えがある
・拗ねやすい人は、拗ねる原因を外に見つけようとする

物欲を削ぎ落とすこと、物事への執着をなくすことは
心を解放し、清々しく生きることに直結している

■やる気がでないときは
・禅即実践…禅では実践すること、動くことを重んじている。
  まずはできることをやっていみる
・身口意の三業を整えなさい…身業(振る舞いや所作)、口業(言葉遣い)、
 意業(心の有り様)を整えることが深く関わっている
・朝お参りする時間を持つことが、やる気を持続する妙薬になる

「経験とは、みなが失敗につける名前のことだ」(オスカー・ワイルド・英国作家)

成功は時間に乗って過去に移ろうもの。成功はいい思い出くらいに
捉えておくのが、成功との望ましい付き合い方

■ライバル心むき出しの相手には
・どんなに挑発されても決して同じ土俵に上がらない
・相手が見たいのはこちらが悔しがる顔、求めているのは掻き乱された心
・どんな手練手管も誠意の前にはひとたまりもない

■挨拶してこない人には
・挨拶してこない人には率先垂範。こちらから先に挨拶してしまう
・頭でわかっていてもダメ。効果を体感して初めて、その大切さが実感される
・冷暖自知…器の中の水が冷たいのか温かいかはいくら眺めていてもわからない
・挨拶すると気持ちいい、とわかれば自然と挨拶するようになる

人ができることは仕事でも人生でも自分の流儀をまっとうすることだけ

■六つの精進(稲盛和夫)
一、誰にも負けない努力をする
二、謙虚にして驕らず
三、反省のある毎日を送る
四、生きていることに感謝する
五、善行、利他行を積む
六、感性的な悩みをしない

■利他行とは
・他を利する行い、他人のために心配りのある行動を取ること
・我欲を抑え込むのに利他行の実践ほど効果的なものはない
・こちらから優しい声をかけてみる


■煩悩を抑えるには
・つまらない感情に左右されぬように心の持ち方を変える
・例えばたくさんお金が欲しいなら、自分の欲求を満たすためでなく、
 学校を作るため、社員を楽にさせるためなどと考える。
・軸足を他者に替えると、ただの煩悩が「良い煩悩(大煩悩)」に変わっていく

■腹が立ったときは
・自分が小さいとコンチクショーと思う
・おおらかに構えて「この程度のこと」「とるに足らないこと」
 と自分に言い聞かせる
・他人のせいじゃなく、全部「自分のせい」にしてみる

■忍辱(にんにく)
・生忍(しょうにん)…恥辱、侮辱、暴力を受けても怒らない。
 おだてられても喜ばない
・法忍(ほうにん)…物事への執着心を捨て、仏様の教えに学ぶ

人生最大の敵は自分

人間は自我と執着心から生じる様々な欲望によって苦しむ

優越感を持つのは、常に何かと比較して自分の知識や能力レベルを
確認することがクセになり、比較すること自体が知識や能力だと勘違いしている

不垢不浄(ふくふじょう)…どんなものでも汚れてもいなければ清らかでもない。
汚い綺麗だとこだわる心を捨てなさい

不増不減(ふぞうふげん)…万物は増えることもなければ減ることもない。
増減に一喜一憂する心を捨てなさい

他人と比べるのをやめると人生はぐっとらくになるよ

優しさ故の同情が自分の肩の荷を重くしてしまうことがある。
優しさと同情を混同すると本当の信を示すことにならない。
同情しすぎるとかえって相手のためにならない

度一切苦厄(どいっさいくやく)…こだわりは一切の苦しみと
厄いの元になるから捨てなさい

■生きる目的とは
・「生きるための手段」と「生きる目的」を混同しては行けない
・日々、自由と楽しさを実感しながら「全ては人のために」が本当の答え
・「今日はよく頑張った」「ひとつ成長した」という実感こそ、日々の喜び。
・自分らしく、そうした毎日を積み重ねることが「自分を生きる」ことになる

縁があって恩を受ける。この世に生を受けたのも縁であり、
あの両親、あの人たちとも縁があったから、大恩を受けることができた

蜂でさえ蜜を頂いた花を傷めない。家族や周りの人から恩を頂き
生かされてきた有難さを思え。ゆめにも恩を仇でかえすようなことはするな

■人間関係の悩み
・人との比較をやめる。
・自分は自分と開き直り、今にみていろと強い気持ちを持つくらいでちょうどいい
・上司に怒られても、自分のまずさを反省し、「次は頑張らせて頂きます」と謙虚になる
  と同時に、「この程度で悩んでなるものか」と自らを鼓舞して、次の自分に期待する
・紙を広げて、思いつくまま、できるだけ多くの問題点を書き出してみると
 課題が浮かび上がってくるかもしれない

この世に非難されない人はいない(法句経)

誰でも生きていれば、誰かに愛され、誰かに嫌われている

■仕事ほど自分を成長させてくれるものはない
・難しいと思ってでも、地を這ってでもやってみせる。
 そうした気概がなければいつまでも半人前で終わってしまう
・自分を励まし、その場から逃げずに続けていればきっと仕事のやり甲斐が見出せる

自分を変えるような仕事をして、自分が変わっていくような仕事をする

商売は右手にソロバンを持ってはいけません。右手にはお客さんと従業員を持ち、
左手にソロバンを持つようにしなければ商売は間違います

いい仕事をしている人はいい顔をしています。
仕事を楽しんでいる人の顔は輝いています

■「忙しい」は楽になるための言い訳
・忙しさを招いているのは自分
・忙しさは永遠に長続きしないので、時間が解決してくれると思うこと
・忙しくない人に比べれば、忙しいのは幸せなことと自分を励ます
・「本当に忙しい人は忙しいなんて言わないもの」

■素直な人になるには
・人が生きていく上で一番大切なのは素直さ
・素直であれば、どんな艱難辛苦も乗り越えていける
・愛情をいっぱい注いで子供を育てることが素直さを育む
・幼いときは溺愛するのではなく、十分に甘やかせて可愛がる

教育の「教」は鞭で叩くの意。「育」は子供を子宮で受け止めるの意味がある。
父は厳しくしつけ、母は優しく受け止める。このバランスが大事。

■子供は自分の能力をわきまえている
・親が追い打ちをかけるのは逆効果
・子供は反発し、すきなスポーツを嫌いになったり、勉強をやめたりしかねない
・子供の能力と資質を見極め、親としてこの子のために
 何が手伝えるかを長い目で考える

■慈悲の心がある子を育てるには
・いちばん大切なのは言葉。優しくて思いやりある言葉に囲まれて育てば、
 人間性が豊かになる
・暴力的だったり下品な言葉に囲まれて育てば、貧相で下品な人になる
・誰かから聞いた言葉と受けた印象が種になり、どんどんデータファイル化される。
 これは一生忘れないし、なくならない

■こだわると、進めない
・こだわって得た満足感は本人だけのもの。他人には何の価値もない
・確かにこだわらなければいけない場面はあるし、
 誰しも過不足ないこだわりをしている。
・こだわりは一過性のもので、こだわりすぎはよくないことを殆どの人が弁えている
・「どうにもならないことを、どうにもならないと諦めるのが悟りです」

生きる価値があるから生かされているんだ。
生かされているから一日一日がありがたいんだ

■摩訶止観
・人にはあらゆる可能性があるので、「こうあらねばならない」と決めてかからない
・自在を観る…心を静かにして自分自身の状況をありのままに見極める
・自在に観る…自由自在に世界を眺め、心が求めるままに行動する
・「こだわらずに自分の内も外も自由自在に観ていないと次の扉は開かない」

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子供の頃から教えられてきたこと、道徳的に正しいとされてきたこと。
少し忘れていたことを思い出させてもらった気がする。

執着やこだわりを捨てられたらどんなに楽だろう、と思う。

当然、一生なくならないという思いもある。

それを著者が書いている様に、軸足を他者に移すことで気持ちが変わる
というのは大きなヒントになった。

一歩堪えること。
とらえ方を変えてみること。
人の立場に立つこと。

真っ先に実践してみたいメソッドだ。











天台宗ハワイ開教総長・荒了寛和尚の著作。
Amazonで総合ランキング入りしていたのをみて、
何となくオーダーしたがこれが当たりだった。

数々のベストセラーも出されていらっしゃるのもわかる。
ひと言ひと言が、染みるように入ってくる。
心が清々しく優しい気持ちになれる一冊だ。

シェアしたいポイント、言葉はこちら。

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■生きる極意
・自分で自分を縛らない
・物事にこだわらない
・人や物に依存しない

■苦労
・苦労は人をみじめな気持ちにさせるし、元気を失わせ、卑屈にもする
・本当に苦労が身についている人は苦しみがなかなか消えないことがわかっている
・自分から苦しみを人前にさらすことも、長く引きずろうともしない
・苦しみから多くを学んでいるから、人に優しく接することができる

他人の弱さをあげつらうことなく、批判することなく生きていきたい

苦しみがなくなるのではない。苦しみでなくなるのだ

人はなぜ苦しむのかというと、自分では思うようにならないことがあるから

人は誰しも心を浄化できる。でも自力で苦しみや不安から抜け出せない時は、
素直になって人に甘えればいい

苦しくて当然。悪くてあたりまえと思っていれば、どんな人生もなかなかいいものです

今の自分の方が大切だと思えば、前向きに生きることができて、
「苦あれば楽あり」のご褒美が待っている

幸せそうな顔をしていれば幸せになります

頑張ろうとするのは人に負けたくないから。努力家とみられ、
そう評価されることい人一倍意義を感じる人に多い

人は初めから「こうすれば、こうなる」と決めてかかってしまいがち。
しかし、人生には失敗や挫折はつきおのなので、勝手な思いに
とらわれているとつらいことになるから、
一度立ち止まってみる余裕がないといけない

どうしてもまっすぐに進めないときは「休むもよし」とゆとりを持つ

一流の人ほど、自分の思いを達成するための準備、
常にプレッシャーに負けない努力を重ねている

「一燈照隅 万燈照国」…一人一人が身近な一隅を照らす。
一つでは小さな灯にすぎないが、一隅を照らす人が増えて
万の灯になれば、国全体を照らすことができる

人の生き方の軽重は比較できない。
それぞれ与えられた境遇を精一杯生きればいい

傷つけたのは人であっても、それを受け止めるのも人

運命なんて自分で変えられる。環境のせいにするな

人は頑張っている人を応援してくれる、
人は応援してもらうともっと頑張れる

「本当に苦しんでいる子供に、いろんな理屈を言ってもだめ。
まずは、子供を抱きしめてやることが大切」(瀬戸内寂聴)

生まれを選ぶことはできないが、生き方は自分で選ぶもの

人間関係でもっとも尊重すべきは「信」……信頼し合うこと

いつも心穏やかでいたい、本当の幸せを得たい……
そう願うなら自分から先に信(愛)を与えるように努める

ご飯を食べるときも「ありがとう」と手を合わせる。
こういう習慣も信であるし、信があるから
人と人との信頼も信用も生まれ、人間関係の輪(和)も幸せになる

思い切って「ありがとう」と言ってみなさい。
その一言で相手も変わるし、自分も変わるから