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「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。


■他人から批判されたときは
1、その批判から何か学べることがあるかもしれない。間違ったことをしたなら、気づく方が自分に一番の利益になる
2、自分の行為に対する批判は、人格批判ではない
3、たとえ人格批判であっても、相手に協力して自分を批判する必要もない

■おせっかいな人に対して
・アドバイスしたがる人は成功と縁がない人が多い。しかも、他人の人生に助言する資格があると思っている
・たとえおせっかいな人たちが幸せな成功者であっても、やはり決断は自分で下すべき
1、自分の人生をいちばんよく知っているのは自分自身
2、他人の決断を受けいれると、自分の望むことが得られなくなる可能性がある
3、他人に決断してもらうと、自分で決断する習慣が身につかなくなる

■ほめ言葉は素直に受けいれる
・人からのほめ言葉を素直に受けいれられないのは謙虚ではなく、自意識によるもの
・人から褒められてもその価値がないと信じているために戸惑ってしまう
・褒められたら寛大な気持ちでそれを受けいれ、心から御礼を言う。
・あなたには褒められただけの価値がある

■人間関係の問題には
・自分が他人を問題視することをやめれば、人間関係に関する不変の真理が把握できる
・他人を思い通りに変えようとするよりも、自分の態度を変えた方が手っとり早く現実的

■自分の考えこそ重要
・相手が同意してくれるかどうかは重要でなく、世間の常識と違っていても自分の考えの重要性が減ることはない
・相手の意見に賛成できなければ「そう思いません」とはっきり言う

■新しいひとつの技能を身につける
・必要なことを自分でする精神を養える
・新しい技術を身につければ他人に頼らずにすむので、「誰も助けてくれない」という被害者意識を持たずに済む

他人が自分より重要だということはありえない。私たちはみんな同じくらい重要な存在。
自分が必要としているものは他人が必要としているものと同じように重要

■自己矛盾に陥らない解決策
・例えばお金持ちを「偉い人」と持ち上げる一方、「人を見下している」と言うなど私たちは自己矛盾を抱えている。
・自己矛盾に陥らない解決策は他人を持ち上げない。他人を持ち上げなければ見下されたと感じることはありえない

あなたは人間としての価値を高めるために特別なことをする必要はない。この世に生まれてきたときからあなたは価値のある人間だ

理解することは許すこと

■どんな出来事もいい方に解釈する
・どんな場合も自分の信念が正しいことを裏付ける根拠が見つかる
・不快に感じている状況に対し、新鮮な解釈をすることが非常に重要

悪い感情は他の誰よりも自分に一番多くの害を与える

■問題に直面したら
・過去のどの時点で別の選択をしていれば、この問題を回避できたか? と自問する
・自分に原因があると認められるようになれば、問題に頭を悩ませることは減る

全ての人は自分の思い通りに生きる権利がある

いちばん頼りになる存在は何といっても自分だ

■自分の考えは全て正当
・周囲の環境や人生経験など様々な要素が組み合わさって生まれた考えは全て正しい。
・自分の考えで自分を責めない。
・醜い考えが浮かんだときは、自分の考えであることを認め、自分を洗い清める

■他人を批判するリスク
・他人の批判は習慣になり、その不快さゆえに敵をつくる原因になる
・それがどんどんエスカレートしていくことがいちばん危険

自分の感情に責任を取ればいいのであって、人の感情にまで責任をとる必要はない

■自分の人生を見つめなおす時間を持つ
・一カ月、毎週30分くらいかけて自分に問いかける
・今の仕事を本当に楽しんでいるか?
・心から楽しいと思えることをしているか?
・今の生き方は自分が選んだのか?

一部の人だけが重要な存在と思っているかもしれないが、それは違う。あなただって重要な存在なのだ

感謝はすぐに伝えよう。相手だけでなく自分もいい気分になれる

■人を褒めることについて大切なこと
・ほめ言葉はいつでもどこでも口にできる無限の資源
・相手に感謝すると自分が寛大な気持ちになれる
・自分が評価されていることを人から言われると、向上心をさらにかきたてられる

■○〇すれば幸せだと思ってしまう理由
・目標が達成できないとどうなるのか? その目標が達成されるまで不幸なまま
・目標が非現実的ならどうなるか? 実現せず、失望する
今、幸せを楽しむことを妨げている要因はあなた自身の心の持ち方

■非現実的な期待を持てば持つほど不幸になりやすい
・非現実的な期待→失望
・現実的な期待→望んでいた結果
・非現実的な期待はデザートに似ている。少しなら楽しめるが多すぎると気分が悪くなる

自己中心的な人が頼みごとをしてきてもNOと言う。苦痛を感じてまで他人に一方的に与える義務はない

■頼まれ事を引き受けるか否かの基準
・頼まれたことが本当に重要か?
・相手が自分だけでできないか?
・自分で問題をつくった人には自分で解決させる
・助けてくれたことがある人にはお返しする

■頼みごとをしてくる人を助けてはいけない場合
・理不尽な要求
・あなたにその気がない場合
・あなたの信条に反する
・あなたに不都合が生じる
・相手が自分でできる場合
・お返しすることができるのに相手にその気がない

■情報を鵜呑みにしない
・権威者がそう言っている
・それを新聞で読んだ、テレビで観た、ラジオで聞いた
・信頼する人がそう言っている



いつも売り上げランキングに入っていてずっと気になっていた本。
購入してからずいぶん経つのだが、なかなか読む気にならなかった。
パラパラと見た際に空白が多く、「ずいぶん中身のない本」だと感じたからだ。

「売れているのは、タイトルの勝利だな」

-----そう本書に抱いていた印象は読み始めてすぐに崩れ去った。

自尊心をいかに守り、養うか。

そのテーマに沿って実にわかりやすく書かれていたからだ。
読み進めるうちに元気になり、気持ちが前向きになっていくのがわかった。

シェアしたいポイント、言葉はこちら。
(今回はたくさんあるので、4回に分けさせて頂きます)

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■自尊心とは
・自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ち
・人生のほとんど全ての局面に大きな影響を与える

■イヤなことを押しつけられたら
・「私はそれをしたくありません」と言い切る。理由を述べる必要はない

■いやなことを言う人
・自分に余裕が持てるまでできる限り遠ざける
・何も言わず微笑むか、相槌を打って受け流し、自分のことに集中する
・相手の自尊心を高めるために、自分の自尊心を犠牲にする理由はない

■失敗
・失敗は貴重なことを学ぶいい機会。失敗するたびに間違った解決法が消え、正しい解決法に近づく
・自分には失敗をする自由があるというように考え方を変える

間違いを犯すということは人間的に劣っているということでなく、人間的だということ。
自分が犯した間違いを認められるということは、人間的に円熟している証であり、健全な自尊心の尺度である

どれくらい幸せを感じるかは練習することで増やせる。
毎日5分、幸せを意識的に感じる練習をする。とにかく幸せな気分になってみる

自分に向かって自分のことを話す時は常にプラスの言葉を使う。
自己批判はやめる。人間は完璧ではないのだから、それを問題視しても何の役にも立たない

■仕事を楽しむ効果
・周囲にいるみんなのためになる
・あなたは仕事を楽しんでいるから幸せな気分なので、一緒にいても楽しい存在
・あなたの提供するものを手に入れる人たちは、愛情のこもった製品やサービスを得ることができる

相手にどう思われているかを心配しているときは、相手もあなたにどう思われているかを心配している

■人生を好転させるには?
・自尊心を高めることに意識を集中する
・そうすれば幸せになろうという思いが強くなる
・自分はより幸せになるに値する人間だと心から確信する
・幸せを生み出すのに必要な安全で合法的な手段を取ればいい

私は常に進歩しつつある人間だ。私は現時点でのベストを尽くしている。将来、今より向上すれば今度はその時点でベストを尽くせばいい

■他人の意見を優先しない
・他人の意見を優先すると、自分が本当にしたいことをする自由が失われる
・他人の意見を優先すると、自分を他人がどう思っているかを不当に重視してしまう

これからは自分の必要性を満たすことは自分にとって大切だという意識を持ち、毎日少なくとも30分は自分のために使う

礼儀正しさや、さわやかな態度を心がけていればいいのであって、自分のしたいことを犠牲にしてまで他人を喜ばせる必要はない

■他人の評価は気にしない
・他人の評価の大部分は不正確
・生い立ち、人生経験を知らない赤の他人が評価できるわけがない

■不平不満をいうクセがある人は
・週一日、不平不満を言わない日と決める。
・頭に不平不満が浮かんだら、すぐに頭を切り換えて楽しいことを考える

■完璧主義者で幸せな人はいない
<完璧主義者に共通する傾向>
・誰よりも物事を処理できると信じているために余計な仕事を沢山背負いこむ
・物事の決定に悩み抜く
・絶えずミスを探し求め、いつもミスを発見する
・何事も完璧にこなす能力=自分の人間の価値、と思うあまり、自分を一級の人間だと思えなくなる
→何もかも完璧にこなすより、完璧を求める必要がないことを理解する

■他人と比較しない
・他人と比較する習慣は、一方で不満を生み、一方で間違った優越感を生むだけ
・常に他人との優劣を判断しているので、細かいことで一喜一憂しやすい
・そもそも人はそれぞれが個性的な存在。比較しても無意味

■価値のない人間と言われたら
・人間の価値を決定する絶対的基準はない
・精神的に不安定な人たちが独断と偏見で決めた基準があるだけ
・人間の価値とは、生まれた時にもらって死ぬまで持ち続ける尊厳のこと
・相手を貶めることによって自分を良く見せたがる人と接するときは要注意。その人の意見に同意しない限り、あなたに劣等感を持たせることは誰にもできない

■自分で自分を苦しめない
・何かが怒ったときにいやだと思うのは自分であり、自分の感情によって自分を叩きのめしてしまう
・自分の心の状態は自分に責任があると認めれば、人生を創造するすばらしいパワーが得られる

■他人に好かれていないという問題を解決するには
・他人に好いてもらうために自分を変えることではない
・誰からも好かれることは不可能だし、その必要がないと理解すること

■自分を責めない
・あなたとあなたのすることは別。悪いことをしたとしても、あなたは悪い人間ではない。
・単に賢明でない決定をたまに下す人間というだけ。
・あなたの行動はあなたの人間としての価値とは関係ない。

たとえ失敗しても絶望してはいけない。

他人から高く評価される必要はない。自分を高く評価するのは自分だけで十分だ。
このことが理解できれば、他人に評価されようとして気をつかう必要はもうなくなる

■自分の健康に自分で責任を持つ理由
1、健康を害すると医者は時間の殆どを使わなくてはならず、予防法について説明する時間がない
2、節制して得をするのは自分
3、自分の体のことをよく知り、生活習慣が健康にどう影響を与えるのかを知っているのも自分
4、健康管理をすれば、人生を管理でき、自尊心を高めることになる


■薫習(くんじゅう)とは
・衣服の隙間によい香りのお香を添えておくと、
  いつのまにかその芳香が衣服に染みているの意
・良い師匠についていると、その立ち居振る舞い、言葉遣い、
 考え方、価値観まで自分の身についていく

「自分を信じない者は必ず嘘をつく」(ニーチェ)
・「嘘つきやがって」ではなく「そこまで寂しい人」という受け止め方をする

■掃除を習慣化するキーワード「心地よさ」
・掃除が苦手な人も、掃除をする心地よさを体感したら苦手意識は吹き飛ぶ
・掃除をしない人には、心地よさに誘う働きかけを

■三心(道元禅師)
・典座(食事を司る役)が心得ておくべきもの
一、喜心…この世に生を受けて、今、自分があることをありがたいと思う心
二、老心…親が子供を思うように、自分のことより相手のために何かしたいと思う心
三、大心…大山のようにどっしりした、大海のように悠然たる構えで
     何ものにもとらわれない心

■三つの話法構造
・相手の言い分を「そうですか」で認め、「大変ですね」と
 相手の立場に立ち(禅でいう同事)、「お察しします」で共感を示す
・認知、同事、共感の三構造

■足るを知る(知足)
・これで十分という気持ちを持つと、欲が抑えられ、これだけでありがたいと
  気持ちが変わってくる
・行動の上での結果が思うようでなかったとしても「もう十分」と受け止める

自由には責任が伴う。美しい自由と美しくない自由がある

■壁の乗り越え方
・一気に壁を乗り越える方法などない。一歩進んでとにかく行動する
・石でせき止められた水の流れは、その石を取り除くことでしか流れ始めない
・「壁はできる人にしかやってこない。越えられる可能性がある人にしか
  やってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている」(イチロー)

失敗の原因を明らかにすることは、自分の弱点を知るということ

■真理に気づくと器が大きくなる
・いたるところにある真理に気づくと、ものの見方も判断のくだし方も変わっていく
・真理に沿った生き方になり、ひいては器も大きくなる

悲しみには正面から向き合い、そのまま受け止める

喫茶喫飯(きっさきっぱん)…飲むとき食べるときはそのことだけに一生懸命になりなさい。
食べるときに心を込める。行為と一つになる大切さ

一息に生きる…ひと呼吸するその瞬間を一所懸命に生きなさい

■白黒ははっきりつけない
・白黒をはっきりさせると争いごとが起きる
・中道…右にも左にも偏らず真ん中の道を行くこと。白黒をはっきりつけない
・あえてはっきりさせないでおくのは、思いやりの気持ち

■不動心の本当の意味
・何事にも動じない心ではない
・戻るべき場所がわかっていて、動いてもすばやく、
 しなやかにそこに戻ることができる心
・心が感じたまま、素直にしなる。それでいい。

■放下着(ほうげちゃく)
・捨てて捨てて捨てきりなさい、という禅の教え
・煩悩に悩まされないために重要行為が、捨てる、放つ
・禅で求めるのは簡素。余計なものが何もない簡素さの中に美を見出せる

沈黙はどんな言葉を選んでも伝えきれない思いを表現する

■疲れた心を癒すには
・疲れの原因は「はからいごと」。はからいごとなしには人間社会では生きていけない
・自然にははからいごとがない。
 自然に触れて癒されるのは、自然の営みにはからいごとがないから。
・自然との触れ合いは疲れた心の最高のリフレッシュ剤。
 心が疲れたら自然に還る

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自分のために許すとか、無理に感謝するなど、自己啓発書によくある方法ではなく、
ネガティブなことが起きたらそれをどう受け止めるかという姿勢が一貫している。

どの言葉も含蓄があり、非常にやさしく心に染みこんでくる。

「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたというのも納得。

最近、モヤモヤすることが続いていたが、
読後、とてもすっきりと爽やかな気分になれた。

「あいつ許せねー」みたいな感情を持っている方は勿論、
心を鎮めたい、穏やかになりたい方にお薦めの一冊だ。