中国ドラマ「麗王別姫~花散る永遠の愛~」 総評 | 華流ドラマみてます

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麗王別姫~花散る永遠の愛~/★★★

全82話

 

 

「楊貴妃が生きた時代を知る」

 

 

 

衰退の一途をたどる唐の時代。

のちに皇帝となる李俶へ嫁いだ、沈珍珠。

待ち受ける運命とは・・・。

 

 

 

うーん、中だるみがひどい(汗

ドラマ自体、内容は面白かったです。

が、30話くらい、いらなかったんじゃ?と思うような、だらだらした展開がありました。

ほんと、もったいないドラマです。

主人公の沈珍珠も、感情があまり見えずらいというか、この女優さんの演技力のせいなのか、シナリオ自体がそうなのか、お人形さんみたいなキャラでした。

もっと、喜怒哀楽あると見やすかったんですが・・・。

 

内容は、楊貴妃が生きた時代。

正確には、楊貴妃が仕えた玄宗の孫・代宗に嫁いだとされる、睿真皇后をモデルにした作品です。

しかし、この妃、戦乱の中で行方不明となり、消息不明のまま歴史から姿を消します。

皇后の名も生死不明の状態で与えられ、実質的には称号のみの皇后だったようです。

そんな睿真皇后を主人公としたこのドラマは、忠実で行方不明となり実際の歴史には登場しない物語の後半は、完全なるフィクションとなります。

正直、そこからが中だるみがひどいんですよね。

実際の逸話がないからなのか、話数の関係なのか。

ストーリー面白いのに残念。

だらだらせずに、話数減らしてスパッと終わればよかったのに。

 

 

物語自体は、楊貴妃で有名な安史の乱をメインに描いていきます。

つまり、ほぼ楊貴妃と玄宗が中心で、彼らの衰退を孫目線で見ていく感じ。

主人公たちは脇役感がありましたが、脇役だからこそ、なぜ国全体を巻き込む戦乱が起こったのか、非常に分かりやすかったです。

傾国と姫とされる楊貴妃が、そう称される理由も、なるほど納得しました。

 

途中早送りする場面も多々ありましたが、終わってみれば、見てよかったなぁと思います。

楊貴妃について何も知らなかった自分ですが、視聴後は彼女についてかなり詳しくなりました^^

 

ちょっと話数長いですが、楊貴妃に興味のある方、純愛が好きな方向けです。