03.13-14 兵どもが夢の跡 京都ラウンドトレイル100㎞
トレイルフェストさん主催による「京都ラウンドトレイル100㎞」に参加した。この企画は、UTMFの後半がイメージされていて昨年に続いて2回目の参加となった。
同じ目標を持つ者達が集まって、日頃のトレーニング方法や攻略法、装備等のナマの情報交換は、経験値のない自分にとって大変助かっている。
今回のテーマは2つ。
1つ目は「ちゃんと」100kmを完走できるか。
もう1つはガーミン935のバッテリー対策のテスト。
今回は、最初から23時間設定の2班にエントリー。自己紹介もソコソコに13:00スタート。
この2班Bチーム、8割がUTMF参加予定者。前回女子10位の方からは終始余裕が感じられた。
居心地のいいペースで先に進む。
京都トレイルは昨年の8月にも来ているから3回目。だけれどもなかなか道が覚えられない。
でもこのネクターの味は忘れられない。
制限時間はたっぷりある。で、せっかく京都に来たのだからと、要所要所で余裕の記念撮影。
タグゾウチャンネルでお馴染みのご本人と「それでは行ってみましょう」のサムアップ。右端の3人は3班に属していた石川県勢3名(右から嵐氏、T2R氏、AOK氏)、終始3班を引っ張ってきたって…。イヤイヤ君達ホントは1班か2班の人だから。
途中、同日に余呉湖&琵琶湖1周に挑戦中の88Ⅲ氏から、未明に退屈になってきたらしくLINEしりとりの挑戦をいただいたが、京都→トトロ→ローソンで終わらせておいた。
画像からはマラニック気分が伝わってくるのだが、その移動中には様々なテーマに講義とディスカッションスタイルで取り組んでいた。
・ここから300m上がるのに自分は何分かかるのか
・コンビニをエイドステーションと見立てての時間の配分(大エイドは20分、他は10分以内)
・走っている間に次のエイドで何をするのかを決めておく
・ドロップバッグの中身にご褒美を入れる
・胃がしんどくなったら草木に生るモノを摂取する
・胃腸がやられたらフラスクにお湯を入れて温める
・コースをエイドで区切るのではなく、距離と累積標高でプランを考える
・ロードは走る
・100kmまではアップと考える
・1日走るのを我慢してでもコース戦略を立てる時間に充てる
等々があったかな。全部覚えきれなかったけど。
自分が今まであまり意識してなかったことが多かったことには間違いない。
大きな怪我をすることなく無事ゴール。振り返ると道中では10分に1回の割合で誰ともなく「MF」っていうキーワードを会話に出していた。それだけみんなの期待が高まっていたのは間違いなかった。
2つのテーマについては、
100km走って多少の疲労感はあるもの筋肉痛はなし。あと60行けるかと聞かれれば、何とかなりそうな感覚。
そしてガーミン。モバイルバッテリーで道中に追加充電を2回、残量70%ほどをキープしていたのだが、100km越えたあたりでバッテリー残量不足表示。確認したところ残量は57%もある。おかしいと感じながらも念のため追加充電しながらザックに入れてゴールへ。しかし、充電は100%になっているものの、記録は追加されないまま終了していた。どうなっているんだろう。どうしたらいいんだろう。誰かご存じですか?
帰りの電車は石川県勢でお疲れ様。
情報や達成感、少し積み重ねた経験値、なんと収穫の多いイベントであっただろうか。このままUTMFへ向かうはずだったのに。
3.17 20:00 UTMF2021開催可否判断会見
PCの前にワクワクして待ち構えた僕の目に飛び込んできたのは鏑木さんの辛そうな顔。
おいおいどうしたんだよ。と思ったその刹那
自分勝手に開催されるものと思っていた。昨年に続き、また不甲斐なくいい歳して嗚咽してしまった。
京都で盛り上がって、MF終わったその後まで想像していた自分が滑稽にも思え、情けなくもなった。
いろんな方からLINEが入ってきたが開けたくもなかった。
グループLINEにそのままの気持ちを書いて変態な皆に心配もかけた。
冷静に考えれば、分かっていたこと。
たくさんの励ましや皆さんの挫折しそうになった時の経験談も聞かせてもらえた。自分は幸せである。
僕の周りのみんなはもう切り替えている。そのメンタルが素晴らしい。
クヨクヨしてても何もない。
今は他の大会が開催されることを祈りながら、また来年まで怪我なく練習を続けていきたい。
03.06-07 夜はお静かに。ヤリカンループ10
本当は、日曜の午前中だけヤリカン(遣水観音山)を走るつもりだったのに、その週末に嵐氏から入電。「MF出ようというモノが前夜から走らないでどうするぅ 10周だろうがぁ」という力強いお誘いをいただき、計画はあっさり前倒しに。これはちょうどいい機会でもあった。
さて、せっかく走るのなら課題を解決しておきたいところ。
ざっとあげると3つ。
1.久しぶりのオールナイトで眠たさへの対応はできるか
2.夜間走行時のコンタクトレンズの度数は適当か
3.12時間超のトレイル&ロードランで身体は痛くならないか
さらに現地で4つ目が追加となった。
4.寒風吹く気温2℃下でのウェアレイヤリングの最適解はあるか
20:00 誰もいないパーキングスタート すでに寒い。
これから長い旅が始まる。ヤリカンの構成は、トレイルとロードの割合が2:1くらいだろうか。1周は7㎞弱、いろいろな要素がギュッと凝縮されていて、トレラン初心者にもおススメしたい。
ただし、夜間時の走行では、付近に住まわれている方々に配慮して、大きな物音や会話は控えたい。
さて、様子見の1周目、
早くも課題2の回答が返ってきた。1.25の矯正では、ボヤけてよく見えない。夜明けまでヘッデンの照射範囲だけを頼りに進むしかなかった。足元を見ることも多くなりテンポがつかめず首も痛くなってくる。これは解決しておきたい。
そして課題4、これが今回一番堪えた。
下半身フライトエクスプロールタイツ、上半身スキンメッシュ+メリノスピンライト+キャプリーンT+スワローテイルフーディでスタートしたのだが、夜が深くなるに連れ気温は2℃以下まで落ち込み、冷風も強く、霜が降り、漂う空気はキラキラ輝き始めた。いくら温かいモノを口にしても体温が上がらない。幸いにも各種ウェアを持ち込んでいたので、さっそくレイヤリングの試行錯誤。
結論としてキャプリーンTの上にさらにメリノスピンジップ(厚手)を着込み、スワローテイルをバーサライトに変更したところ解消された。休憩時にはポリゴン2ULジャケット羽織ることでも寒さがしのげた。おととしの雪のUTMFの状況から考えると、これは大きな経験値だと思う。
深夜から未明にかけては、嵐氏との軽妙トークでループの惰性に心折れることなくなんとか意識を維持することができた。7周目が一番辛かっただろうか。単独走ではきっと挫折していたに違いない。課題1の有効な解決策としては、やはり付近のランナーを捕まえて話しまくるのが有効かもしれない。事実、上州武尊山スカイビュートレイル140の時も知らない者同志で、とりとめもない会話をしながら深夜道を進んだ覚えがある。
6:00過ぎ、ようやく夜が明ける。能美市内を一望できる展望台で一息つきながら、あと2周足らずになったことに安ど感がでてきた。
深夜に嵐氏が見つけていた「春」を自分もスマホに収めた。グーグルではサクラとしかでなかったが、何か品種名があるのだろうか。この間まで雪に埋もれていたトレイルに早くも春を感じることができた。
パーキングには早朝から続々と仲間や知人が集まってきていた。その内の一人、最近当ブログへの登場回数が多く
ガレージブランドに精通しているAOK氏。氏も第1回ヤリカン12耐の8ヤリランナーである。
ラスト1周はトレラン先輩に見送っていただいた。
明るいということだけで、視野角の狭い夜間と違ってストレスが軽減される。本来であれば、ここからスピードを上げなければならないのだろうが、もう限界…
それでも急登ゾーンを力強く登る嵐氏にMFにかける意気込みを見た。
10周目、最後のプラ段降下。あとは下り基調のロードのみ。
パーキングにゴールした後はお互いにガッツリ握手。まあ自然とそうなる感情が湧くっていうもの。
12時間内で10周(称号:ヤリメン)することはできなかったが、十分満足。
課題3については大きな問題は発生しなかった。視力の関係で慎重に脚を運んでいたのが良かったのか、飽きるくらいの医王山ピストン練習が役に立ったのか。
さて、このヤリカン。5/1~2にかけて大きなイベントが開催される。おそらく北陸では初となる100mileレース。「ヤリカン12耐&100mile」
かみ砕いて表現すると、君は12時間で何周できますか&君は23周走れますか。ということ。
この企画、なんとITRAにも認定され5ポイントが付与される。登録名が「ヤリカン」ってのが、らしくていい…
すでに100mileは締め切られてしまったが、12時間耐久は間に合う。この機会にチェレンジしてみてはいかがだろうか。
※ITRAポイント対象はmileのみ。
02.20 取立山スノーシュー
先週の土曜日、AOK3おススメの取立山へスノーシュー。
この取立山、石川県白山市と福井県勝山市にまたがり、天気がいいと頂上から白山の大展望が臨める大変人気の高い山だそうだ。
7:30スタート。
前日までに降り積もった雪についていた新しいトレースに従って、AOK3はグングン行く。
ようやく朝陽が輝き始めて、噂のピーク大展望に期待が膨らむわけですよ。
しばらくして、先行者さんご一行のラッセルに追いつき次の林道まで甘えさせていただいた。
ここからは違うルートからの伸びてきた細いトレースを頼りにピークを目指す。
けっこうな急登でも走るわけではないんで、なんとかなる。ところが、辿ってきた細いトレースも途中でなくなってしまった。一瞬ピークかとも思えたけれど、標高も低くまだ先へ進まなければならない。GPSもそう示している。ここはもう行くしかない。
雪庇に注意を払い、ラッセルを交代しながら先へ。
もうピークはすぐそこ。ここまでアテンドしてもらったAOK3に先に行ってもらう。
一番乗りだ。休憩ひとつもしなかったな。
白山大展望は残念ながらお預けでした。残念
下山時は、クールなAOK3もハジけちゃう
フカフカ新雪を猛ダッシュで駆け降りて顔面からすっ飛んでた。お茶目なところもあるんだな。
無事下山後、せっかくなんで勝山市内まで足をのばし、
またまた、ソースかつ丼セット。2週連続になってしまったがうまい。消費カロリーなど吹き飛ぶ勢いの高カロリー摂取完了。
あと2か月、そろそろ真剣に練習しないとヤバいんじゃないだろうか。
あ、第6回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国にエントリーしましたよ。これで確定分は4月UTMF、5月ヤリカン12と彩の国、7月ONTAKE100。
ここに6月のOSJ山中が加わるかと。山中エントリー済みの関西、中部、関東、そして地元と各地で頑張っている仲間たちとぜひ盛り上がりたい。
02.13-14 不甲斐ない先週末
先日水曜日
3月17日に科学的根拠に基づいて可否判断されると。
「科学的根拠」自分も仕事で最近よく使う言葉。冷たく聞こえるけど大事なことだと思います。
あの、PC前で悔し涙を流してからやがて1年。どのような判断でも受け入れる覚悟はできている。
そしてもう一つ。
悔し涙一滴も流れず、むしろ安堵したアイツが帰ってくる。
画像を見ただけで条件反射か太腿が悲鳴を上げる。当然だが各種地元グループLINEも静かである。しばらく目を背けていたい。
さて、先週末は天気が良かった。
土曜日は様子見に宝達志水町のこぶしの路へ。
やはり思った通り雪がない。
ゼエゼエ上がる。
ところが、中間地点くらいから、
やっぱりね。
うん、埋まってるね。
今日は標高635mくらいあるね。
立山連峰が霞んで見える。
こんなコンデションでは無理と1ピストンであっさり帰還。
翌日は、あのMJ(文殊山)へ
久しぶりだぁ。去年の今頃は「MFの練習じゃあ」って、ここをオーバーナイトで4MJしてたっけか。
あぁ懐かしや。
陽の当たりにくい一部に多少雪が残っている程度で、ほとんど走れる。
大人のたしなみとして、
胎内くぐりも
スマートに。
去年のMJ20で木材運びをちょっとだけお手伝いしたご本堂がきれいになってた。
今日は白山連峰を拝む。
落ち葉を踏みしめサクサク進んで酒清水から折り返し。
直登で息が上がる。何度も立ち止まる。
なんだかきつかった...華麗に1MJで撃沈。
せっかくなんで昼食は地元名物を無言でしっかり食べてから帰還。
なんだか調子が出ない。というかトレイルを気持ちよく走れていない。
焦ってんのかな。