前回紹介の【キリングフィールド】という映画。
もう一度観たいと動画配信を探したのですが、
DVDを買うかレンタルしかないようです。
その際に、Netflixで
【最初に父が殺された】
という作品を見つけました。
わけも分からないままポルポト政権に巻き込まれて行く、
5歳の少女ルオン目線で描かれた実話映画です。
全米ベストセラー自伝本が原作で、
アンジェリーナ・ジョリーが監督。
彼女が慈善活動で有名で、養子の1人は
カンボジアから迎えたことは知ってましたが
映画を撮ってるとは知りませんでした。
この映画は、
【キリングフィールド】よりも叙情的で
描写がソフトですが、それでも衝撃的です。
まだ読んでませんが、原作本はもっと衝撃的なようです。
父親が処刑されるということは、
家族全員皆殺しを意味します。
生き残った家族による【政権への復讐】防止のためです。
でも、思慮深い母親の機転によって
子どもたちは奇跡的に生き延びるのでした。
やがて、賢く根性のあるルオンは
子ども兵士に抜擢されます。
慎重に地雷を埋める作業もさせられます。
後々、自分が埋めた地雷地帯で
逃げまどう事になるとも知らずに…。
***
【不肖・宮嶋茂樹】という破天荒な報道カメラマンの
ルポやエッセイを読んでいると、
場違いなお花畑集団として【有名ボランティア法人団体】が
度々登場します(←あくまで彼目線です💦)
取材で向かう危険な国々で宮嶋氏は、
大型バスでやって来る その迷惑な(←彼目線です💦)
ボランティア団体に遭遇してしまうのです。
(詳しくは彼の本やインタビューなどで是非…)
カンボジア伝道活動のために派遣されるエホバの証人も
現地でヒンシュクを買わないよう、観光旅行の軽いノリで
場違いな存在にならないよう気をつけてほしいものです。
出発前にカンボジアの歴史をしっかり学んで、
歴史的に重要な悲劇の場所や建物前で
はしゃいで浮かれた記念撮影などしないように
お願いしたいです…。