男たちの挽歌2 その10與仁者無敵。 | 満堂紅のブログ

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「紅雪」が夜、秘かにある女性と会っているのですが・・会うだけじゃなく、体の関係もあるようです。


「私はあなたとあなたのお母様の為なら・・・」


なんてこと言っているのですが、彼女がこんなことをするのにはワケがありそうです。






あくる日、荒野に佇む「紅雪」の雄姿。「ティロン」は身長がありますから、ホンマに堂々とした風格がありますね。(ちなみにプロフィールでは183cmとありますが、写真なんか見ると他の人たちよりだんぜん背が高いので、この数字は本当だと思います。)





そこへやってきたのは「馬芳齢」(マー・ファンリン)。「萬馬堂」という武術一派の当主「馬空群」(マー・コンチュン)の娘です。


「萬馬堂を乱す者は皆生きては帰れない」


などと物騒な捨てゼリフを残していきますが、このシーンは「紅雪」を脅す(?)ためにわざわざ馬に乗ってやってきたワケですが、(しかも馬のムチで紅雪の横っ面をはたくんです・・。わがままなお嬢様です)


ちなみに彼女は自分の父親の命が狙われているのを知って、あれこれとなんとかそれを阻止しようと動き回るのですが、どうにも「KY」なのかなんなのか・・自分がおぜん立てしておいて、自分で台無しにしてしまうという、残念なお嬢様でもあります。







一方こちらは「相聚楼」。主人の「粛別離」と「葉開」が話しているところへ「金背駱駝」という名の男が2階

(というか、中2階??)から降りてきます。この男って、何者かよく分からないんですが(^^;)ともあれ、

「葉開」に「馬空群」を殺せと持ちかけるんですね。

(ちなみにこの時、「金背駱駝」は「葉開」のプロフィール(笑)を書いた紙を懐から出して読むシーンがあるのですが、「葉開」の名前だけじゃなくて「干支」まで記載されていました。干支は「虎」でしたが、一体どこで調べたのやら・・・。その紙を見た「葉開」は「うわっ俺より詳しいじゃないか」と驚いていました。って、

自分のことでしょうに 笑)


だけど「葉開」は「いやだ」と断るんですが、(そもそも「葉開」が「ここに何しに来た?」と問う「金背駱駝」に対して、「金を稼ぎに来た」と言ったので、それなら殺しを請け負えとなったワケです)しかしながら・・。


この「相聚楼」の主人「粛別離」は、「馬方齢」が「叔父様」と呼んでいるので、「馬空群」の身内と思われますが、何故命を狙うのか???まあ、昔(戦国時代は特に)身内であろうがお構いなしに殺しまくっていましたが・・。


よくわかんないけど、次回に続く。




「男たちの挽歌2」の続きいきましょう。


精神病院の隔離病棟に収容された「ルン」さん、拘束衣を着せられ、眼はうつろ・・病院の職員たちが

何を聞いても反応がなく、業を煮やした職員たちが取った行動は・・。





椅子に座り、ぶるぶる震える「ルン」さん・・。拘束衣を着せられる場合って、暴れて凶暴な患者だと思うのですが、この病院に運ばれてきたときは教会での出来事に強いショックを受けた為に、我を忘れて暴れたのかもしれないですが、それにしても痛々しい姿です。





「眼を離すな、危ない男だぞ」


病室に入って来た職員たち。彼らはまるで人権など無視したひどい仕打ちをします。






運んできた食事を(これって、何かな??ドロドロしているけど・・おかゆっぽいです。オートミールかな?

アメリカだから)それを無理やり「ルン」さんの口に皿を押し付け、強引に口の中に流し込もうとしますが

「ルン」さんは拒否・・。皿からこぼれたオートミールはだらだらとしたたり・・・。





一方、病院にやってきた一人の男性・・。彼は「ホー」からの電話を受けた「ケン」です。「ケン」はこのあと

「ルン」さんの面倒を見るのですが、「ホー」から「ルン」さんを頼むとお願いされたのでしょうね。





「ケン」は「ルン」さんの病室のドアの小窓から、「虐待」を受ける「ルン」さんの様子を目の当たりにし・・。





口の周りや、胸の周りがオートミールだらけで、尚も無理やり皿を押し付けられ・・叫ぶ「ルン」さん・・。


この「ルン」さんを演じている「石天(ディーンセキ)」は、「ジャッキーチェン」の映画「酔拳」でおなじみの俳優さんですね。





1950年北京に生まれ、1968年に「ショウブラザーズ養成所」に入り、翌年69年にデビュー、出演作は

「カラテ愚連隊」(73)(これは「ジョン・ウー」の記念すべき監督デビュー作品ですが、ゴールデンハーベルストに移籍してからの作品です。香港でのタイトルは「過客」)おなじく73年には「帰ってきたドラゴン」、74年には日本でもブームを巻き起こした「Mr.BOO!」のシリーズ(ギャンブル大将、翌年には天才とオバカ)に出演しています。


1980年にはプロデューサー業も始め、92年には映画界から引退し、実業家となっています。





ほとんど「拷問」のような食事(??)の後、ベッドにベルトで固定された「ルン」さんのもとに「ケン」駆け寄り





「ルンさん!!」


「ケン」の呼びかけに、「ルン」さんはがっしと「ケン」の肩を掴み・・・。



次回に続く。次回からしばらく「ケン」の「ルン」さん介護の日々が始まります。