「酔拳2」香港版 | 満堂紅のブログ

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ホーのブログ-ゴッド 「酔拳」シリーズといえば、ジャッキーチェンの作品で有名ですが~DVDも

日本版が出ていますし、テレビの映画劇場でも放送されたことがあるので超ポピュラーな映画ですよね~~。


で、今回はその「酔拳」の「2」の「香港版」について~ちょっとばかし・・・。私が持っているのはVCDなんですが~

内容的には「日本版」と殆ど変わりません。ティさま演じるウォンケイイン(ジャッキーチェン演じる主人公、ウォンフェイフォンのお父さんで「広東十虎」の一人と云われた、武術の達人です~~詠春拳をパーフェクトにマスターしているティさまにはふさわしい役どころだと思います^^)は貫禄たっぷりで、カンフーもかっこいいし^^ジャッキーさんのフェイフォンも、コミカルな中にも得意の「酔拳」を使って悪党を倒すシーンは爽快でカッコイイし。


まあ、それはさておき・・・・。日本版は映画の終盤、悪党連中と戦う「製鉄所」のシーンでフェイフォンが工業用のアルコールを呑みすぎて、ぶっ倒れるシーンで終わってますが・・・。香港版では更にもう少し続くんです・・・。

私個人的には、VCDを入手するまでに日本版のDVDを手に入れていたので~VCDはどうしよう~~と思ってたんですよ。でも、香港版独自のシーンがひょっとしてあるかもしれない・・・・と、思っていたんですが、やっぱりありました。


大陸の国宝を英国に流していた悪党どもを倒して、一件落着・・・新しい警察長官が就任して、そのお祝いのシーン。「寶芝林(ポーチーラム)」でお祝いの爆竹を鳴らしてフェイフォンパパ、フェイフォンママ(ちなみにフェイフォンママを演じていたのは、今は亡きアニタムイさんです)たちが「恭喜、恭喜(コンシー、コンシー←おめでとうの意味)」と和やかな雰囲気・・・しかしっ・・・息子フェイフォンの姿がない・・・・。フェイフォンパパは皆を庭に連れてきますと、弟子のツォウがなにやら鐘を鳴らしたり、太鼓をならしたりしていて・・・・で、フェイフォンは何故か「杖」

をつきながら、音を追っています・・・。


一体、何をしているのか??なんと、フェイフォンは工業用のメチルアルコールで眼が見えなくなり・・更に身体も

不自由になってしまったのです・・。そんな中、ふと皆の方に振り向くフェイフォン・・・・なんか、やっぱり身体障害者になっていて、不自由な足で2,3歩こちらへと歩いてきたところで・・・映像がストップし、映画は終わります。

いや~~、これ最初に見たときはなんかイミが分からなかったんですがね~~でも、確かにメチルアルコールを飲んで失明した・・・という話は聞いたことありますが~~ちょっとショッキングなシーンですね~~。


この香港版には、もうひとつ日本版にはないシーンがあります・・。フェイフォンと友達(ツァイ・・・やったかな~名前・・・間違ってたらすみません^^;)が英国の領事館に忍び込むシーン・・・衛兵に化けて忍び込んだまではよかったものの・・・すでに包囲されていて^^;掴まってしまい・・・更に牢獄みたいなところでフェイフォンとツァイは悪党たちの手下によって、ボッコボコにされます・・。日本版では、フェイフォンパパたちが駆けつけたところに釈放されたフェイフォンとツァイが血だらけで出てくるシーンだけで、このリンチシーンはカットされてました・・。(ちなみに

釈放されたのは、フェイフォンパパが英国大使に土地を売ったのでした)


同じ映画でも、日本版にはないシーンがあったりして・・・本家の映像ソフトを手に入れるのはどんなシーンが見れるのかという、楽しみがあったりします。なんか、そいういうのを見つけると得した気分になりますね~。


あっ最後にもうひとつ・・・この映画の「導演(監督)」をしていたのは「ラウカーリョン」でしたが(ちなみにラウ氏は

ウォンフェイフォン師父の洪家拳の流れをくむ、武術の達人でもあります。んでもって、「少林寺三十六房」に主演していた「リュウチャーフィ」←広東語読みではラウなんですが、私はリュウのほうが好きなので^^;の義理の兄でもあります)途中で降板したんだそうです・・。映画の中でも皇帝の宝を追う武術の達人の役で出ていたのですが

途中、悪党に殺されるんですよね~~。で、あとで「降板」した・・・というのを香港武侠映画の本で知り・・・。あ~~それで死ぬ役だったのか~~~と、納得いった次第です。^^;