160形の製作 その13:先輪駆動の再チャレンジ | 鉄道省半田鉄道局

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​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

9月に入りましたが、昼の名古屋市内は相変わらず茹で上がるような熱さ。幸い、半田の夜は気温も下がるので、夜寝苦しくなく眠れるのは助かります。さて、シリンダーが出来たので、課題の先輪駆動装置に再チャレンジしました。

改めてフレームを切り出しました。左右一体、2枚重ねで切り出し、穴を明けます。t0.7板。

シャフトは、まずタミヤギヤ用シャフトを半田付けしました。このシャフトは公称Φ2ですが、マイクロメータ実測でΦ1.974でした。

しかし、2個試行錯誤してみましたが、相変わらず動きが渋い。タミヤのギヤは歯数が8しかなく、歯元がえぐれた形になっています。「切り下げ」という状態なんでしょう。軸間=ピッチ円径で作ると歯が競り合うので、バックラッシを適当に設けましたが、それでも具合が悪いです。諦めるか、ポーランドに切り下げを生じない歯数のギヤを発注しようか、と思いつつパーツボックスを漁っていたら、26㎜インサイドギヤの廃品が。「あ、これは軽く回るじゃん。これ使ったら上手く回るんじゃネ?」

片方の軸は、そのまま先輪軸に組込めました。このアイドラギヤの歯数は12。モジュール0.5でピッチ円径は12×0.5=6㎜ですが、軸間距離は実測すると約6.5㎜です。ラフなもんですな。先輪と動輪のギヤ間には、アイドラ2枚も入らないので、このように斜めに立ち上げた形の配置しかないようです。この状態で引っ掛かりなく回ります。ボイラの下にギヤが見えてしまいますが、側面目隠しするようにして、この方法を採ることにします。

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