6月5日からブログ更新が止まっていましたが、病気をしたわけではなく、月に一度の貨車研究会合のネタを作成していたのです。自分が担当している「ワ1形」は、比較的分かりやすかった旧日本鉄道に続き、旧鉄道作業局のワ10343形由来に移りましたが、これが難物。明治後半に日露戦争等で大量生産されたロットは作業局時代の番号も把握できるので良いとして、古い車の改造車が混じる初期は正に神話時代。邪馬台国九州説、畿内説並みの推測努力が迫られそうです。
C10,C11の内、左右復元装置装備の3輌は、当初,KD#16を装着と気楽に考えていましたが、先台車の頭に干渉するので没。そこで、カプラーポケットを作ってKD#4を嵌め込み、カプラの後方寸法を詰めることにしました。ポケットは□5㎜角パイプで、ここでも角製材依存症が発症しています。カプラーは丸い凹み部分にΦ1.5穴を明け、ポケットにM1.4ネジで支持しています。
で、解決と思ったらC11-3次形ではカプラー解放フックがレール面から下がってしまった。調べると、ランボード延長の際にうっかりしたようで、フロントデッキが前下がりに付いて仕舞った上、カプラポケットの上下のガタでお辞儀してしまったのです。そこでデッキを再度付け直し、カプラポケットもカプラの厚みギリに修正しました。改善後が写真の状況です。
解放テコも外れたので、復元しないといけません。手戻り仕事は士気が上がりませんねぇ。
そこで、版を作り直したナンバープレート、手法を一部修正して露光しました。1枚目には買収電気機関車をやってみたところ、前回で発生した中央部の露光ムラは解消されている感じです。この辺はエッチングまで行った後、「工作疑法」の記事として整理することにします。頼まれているD51や妄想古典機、区名板も一気に作ることにします。