2月も終盤、まだ三寒四温どころか、三寒一温ですね。梅の木は通勤経路に1本発見しまして、開花が始まっていました。
2次形のキャブ右下には小さいエアタンクが付いています。ムサシノモデルC1164の真似して、枕木方向に付けました。
これはC53や、C51207の後部台枠にも付いていました。「蒸気機関車図典」を見ると、釣合空気溜ですね。説明では「C57形式等最近の機關車では”制動辨脚臺”を使用し、制動辨、給氣辨、釣合空氣辨等を管を用いずに連絡する如く出來ている」とあります。ニワのロストパーツのブレーキ辨脚台(釣合空気溜を内蔵)をキャブに付けた時、釣合空気溜を別に付けるとエラーになる、ということかぁ。
形式によって容積も色々あるようで、
0.186m3 500形?(550と記載) 1850形
0.260m3 230形、1000形、1070形、1150形、2120形、6250形、6760形、8550形、8620形、8800形、C10形、C11形、C12形、C50形、C51形単式、C56形、C58形
0.325m3 C51形複式
0.340m3 C55形、C57形
0.430m3 9600形、C53形、C54形、C59形、D50形、D51形
C10からC11-2次形まではブレーキ弁が古く、釣合空気溜めは付いているわけですな。しかし2次形でも直方保存のC11131ではブレーキ弁脚台が付いているので、ある年度で変わったか、後天的改造の可能性もあります。8550形、付けなかったけど大丈夫か?
キャブ床板には連通管と、ブラケットを取り付けました。トビーの台枠は幅広なので、ブラケットの中心側を切り詰める必要がありました。以前のΦ6のスペーサーは、旋盤の突っ切りを糸鋸で行たったため、端面の平面度が悪く、少し傾いていました。そこで、Φ7棒より新たに切り出し、カッターナイフ突っ切りバイトで切り落としたところ、平面度が改善し傾きは修正できました。
連通管の後端は適当なL金具で支持しました。C11-2次形までのブラケットは穴が二つです。本当は鋳鋼製っぽく、縁や穴の回りが肉厚なのですが、板を切り抜いただけです。あとは暖房管を適当に付けて、冷却管を付ければ床板は終わりです。


