C10,C11の製作 その117:C11フロントデッキ中央の手直し | 鉄道省半田鉄道局

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​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

C11のフロントデッキ中央部ですが、作り間違いが発見され、気になるので手直ししました。

中央部、担いばねカバーの上のデッキの中央部の空間、実車はこの程度の間隔です。模型がこれよりも広く表現したのに気が付きました。そこで9月25日清掃に先立ち、この間隔を再測定したところ600㎜÷80=7.5㎜だったことが判明。以前測った時は800㎜と誤って記録し、10㎜で作っていたのです。スルーしようかと思いましたが、正面の印象が大分変わるので、直すことにしました。

そこで、担いばねカバー左右から上方に伸びる帯板部分を剥がし、幅広のものに替えることで、中央間隔を7.5㎜まで狭くします。新しい帯板の取付足場とするのと、左右の空きを埋める一石二鳥とするため、t1板を左右に取り付けました。これで空間は8㎜まで縮まり、帯板の取付け足場も広がりました。

t0.2洋白板にリベットを打ち、幅3.25㎜程度に仕上げて、中央部左右に貼りました。これで実車の印象に沿ったものに改善されました。先に作ったC11265は間違えたままで出荷してしまった。御免なさい。

しかし、写真で見るように左の中村精密と、トビーで随分印象が異なっています。これは中村精密のボイラが前に1.5㎜長い上、ボイラ径がΦ19.5とトビーよりも太いのが要因です。ボイラ径をスケールに縮小したり、長すぎるものは詰めたりするのが当局のプラクティスです。しかし、ボイラ後部にプレスの段差があってボイラ径縮小が困難で、前端を詰めるとシリンダ部の切欠きのためボイラ下部が消失してしまうので、改善困難でした。これが主力機(C51とか)級だと、ボイラまで作り直すところですが、まあ、補助的な機関車なので、眼をつむるころにします。

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